八幡橋の下を流れるのが堀割川です！

２００６年８月２７日取材

堀割川は知らなくても、国道１６号沿いの八幡橋はご存知ですよね。ヤマダ電機のすぐそばの橋です。その下を流れるのが堀割川。明治時代に作られた運河です。

８月２７日（日）、イベント「堀割川の日」が開催されました。このイベントは、「堀割川を市民の手に取り戻そう」という趣旨で去年から開催されているものです。９月の台風に泣かされ、部分開催となった去年の反省をいかし、今年は少し早い８月に開催。おかげで、無事、全面的にイベントが行われました。
※主催：堀割川魅力づくり実行委員会、後援：横浜市磯子区役所

イベント「堀割川の日」開催趣旨（当日配布されたパンフレットより）
堀割川は、明治時代初期にみなとと根岸湾を結ぶ人口運河として造られました。市民にとっては沿岸の桜見物の名所として愛されてきました。しかし、車社会の波は、この貴重な水辺を市民から遠ざけてしまいました。そこで、この水辺を市民に取り戻すために、さらなる魅力づくりのため、よりよい身近な水辺とするための各種イベントを開催することにしました。
「堀割川の日」を、磯子区の年中行事として、市民に楽しめる水辺づくりを推進してゆきたいものです。より多くの皆さんが堀割川の魅力を発見し、大切にするきっかけとなれば幸いです。

ボートで川をゆっくり進む

このイベントでおなじみになったのがボートの体験乗船。去年はカヌーは中止になりましたが、今年はＥボートもカヌーも体験可能。ゆっくり川を上下するボートを見ていると、なんだかのんびりした気分になってきます。

メイン会場は堀割川をはさんで、ヤマダ電機の向かい側、動物検疫所の中です。

動物検疫所の紹介展示もありました。

Ｅボートで川をいく。めったにできない経験です。

「川の駅」と命名されたボートの発着所。八幡橋のたもとです。

こちらはカヌーです。

乗船前に講習を受けます。

でも、見るのと乗るのとは多少違いがあるようです。Ｅボートを体験した横尾さんご一家にお話を伺ったところ・・・
お父さん「コツを掴むまで、思った以上にたいへんでした。でも気持ちいいですね。」
お子さん「楽しかった！！」
ということで、やはり自分の手で漕ぐのは、難しいところもあるようですが、お子さんが楽しんでいたのは何よりですね。

水族館、クイズ大会、模擬店にバンド演奏

ボートのほかにもイベントはいろいろありました。

去年に続いて八幡橋幼稚園で開催された一日水族館では、スライドショーでいろいろな水中の生物を紹介。磯子マガジンも初めて見るものが多く、身近にこんなものがいたのかとビックリです。Ｇ３０応援隊は、身のまわりのゴミを分別するクイズ大会を。磯子マガジンは牛乳パックとハンガーを出題されて見事に正解！洗剤不要、水だけできれいになるスポンジ・タワシ（メラミンスポンジ）を頂きました。そして模擬店ではビール１５０円、焼きそば２００円など激安価格！取材に忙しく、食べることができなかったのがたいへん心残りです。さらに、一番奥のコーナーではバンド演奏が行われていました。川辺のロックもなかなかオツです。

八幡橋幼稚園では一日水族館。多くの親子連れでにぎわっていました。

スタッフの皆さん、お疲れ様でした。手前左が佐藤会長、右が山口さん、後列右端が矢島さん。

ゴミの分別クイズでは賞品がもらえます。磯子マガジンはスポンジ・タワシをゲット！

G30応援隊の皆さんで記念撮影！

お買い得値段の模擬店。安いです。ビールが１５０円！磯子マガジンは買いそびれました。残念！

焼きそばは２００円でした！

さて、今回のイベント開催にいろいろとご努力をされたスタッフの方たちにお話を伺いました。

○佐藤会長（根岸地区連合町内会会長、堀割川魅力づくり実行委員会委員長）
昨年はあいにくの天候で多くの皆さんにご迷惑をおかけし、また、役員も難渋しました。今年は好天に恵まれ、多くの方に楽しんで頂けたのではないかと思います。今回から、イベントは３回に分けて実施します。根岸に保土ヶ谷道という街道があることの記憶が、皆さんの中で年々薄れてきていることから、ウォークラリーを１０月に実施します。かつての信仰や生活に少しでも想いを馳せて頂けたらと思います。１１月には区役所で写真展を開きます。実のある写真展にしたいと思っていますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

○山口さん（堀割川魅力づくり実行委員会副委員長）
８月にずらして良かったです。来場者の方に堀割川の良さを実感して頂けたと思います。区内には、堀割川の存在自体を知らない方もいるかもしれませんから、これからも頑張りたいです。それと今回、動物検疫所の方たちには、場所をお借りしたのはもちろん、車庫やトイレを開放して頂くなど、多大なご協力を頂き、たいへん感謝しております。

○矢島さん（磯子区役所区政推進課）
去年は天候に泣かされましたが、今年は暑すぎず、ちょうどいいお天気になって良かったです。今回は去年より区役所が関わる部分が減り、堀割川魅力づくり実行委員会の方たちが多くの部分を準備してくださいました。ありがとうございました。これから１０月、１１月にもイベントがありますが、それは、年に１回やって終わりではなくて、イベントの数を増やして堀割川の魅力を皆さんに知って頂く機会を増やしたいという趣旨です。多くの方のご参加、ご来場をお待ちしています。

佐藤会長のお話にもあるように、今年はあと２回、堀割川関連のイベントが開かれます。
・１０月１５日（日）　根岸むかしめぐり・ウォークラリー
・１１月２０日（月）～２５日（土）　磯子区のまち・ひと・堀割川のパネル展（区役所にて開催予定）

Shot Gun Marriageとは・・・

イベント会場の一番奥に設けられたステージで演奏していたのが地元の高校生によるロック・バンド「Shoto Gun Marriage」。演奏の合間に、少しお話を伺いました。

地元高校生で結成されたShot Gun Marriageは、レミオロメン、アジカンなどを演奏。リハ中なので後ろ向きの写真でごめんなさい。

こちらの写真はいい表情をしてるので、拡大できるようにしました。クリックしてください。

○バンド名：Shot Gun Marriage
○メンバー：津田（ボーカル）、鞍掛（ギター）、大下（ベース）、佐藤（ドラムス）の４人組
○結成：約１ヶ月前、このイベントのために結成。夏休み中、練習に明け暮れていたとか。
○レパートリー：レミオロメン、Bump of Chicken、アジアン・カンフー・ジェネレーションなど

メンバー全員が高校生で、津田君が氷取沢高校、ほかの３人は横浜立野高校に在学中。人前で演奏するのは今回が初めてだったそうです。ただし、ボーカルの津田君は今回だけの特別参加で、今後は別のボーカリストが参加して高校の文化祭などで演奏するとのこと。どこかで見かけたら、熱い声援を送ってください！

おまけ：海の見える公園、絶賛（？）建設中！

取材途中に通りかかった海の見える公園の建設現場をパチリ。屋上の公園に向かう、なだらかなスロープが作られていました。来年の完成が楽しみです。

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