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八幡橋を船でくぐる
2005年9月25日取材
9月25日の日曜日、根岸と磯子のあいだを流れる堀割川で「堀割川の日」というイベントが行われました。あいにくの台風接近で縮小開催となったのは残念でしたが、八幡橋のたもとに設置された「川の駅」と、根岸橋近くの根岸地区センターを中心に、さまざまな催しが開かれました。
ボート体験の出発 パネル展示
八幡橋のたもとに設置された「川の駅」から、Eボート乗船体験。
根岸橋近くの根岸地区センターで行われた「堀割川魅力発見パネル展」。
関内方面への「船の抜け道」として造られたのが堀割川
堀割川は明治時代に造られた運河なんだそうです。建造の目的は、横須賀や千葉の方から横浜に向かう船が、遠浅になっている現本牧ふとうのあたりを遠回りすることなく、横浜港に短時間で行かれるように近道をつくることだったとか。つまり、今の関内のあたりに向かって、内陸側からショートカットできる「船の抜け道」だったわけです。

その後、時を経て川の両側は交通量の多い道路になり、市民にとっては気軽に川に親しむ機会が減っていきました。そこで企画されたのが今回のイベント「堀割川の日」。磯子区の中でも最も川らしい川ともいえる堀割川を市民に取り戻すことを目標に、そしてできるだけたくさんの人に堀割川に関心をもってもらおうという主旨で、企画されました。
※主催:「堀割川魅力づくり実行委員会」「磯子区役所区政推進課」
Eボート乗船体験で堀割川をのぼりくだり
手こぎのボート ビデオ上映
モーターの付いていない、手こぎボートの乗船体験もありました。
八幡橋幼稚園では、横浜の水中の生き物を映したビデオの上映会を、詳しい解説つきで。
今回のイベントの目玉となったのが、船に乗って堀割川を実際にのぼりくだする「Eボート体験」。磯子マガジンも体験させて頂きました。八幡橋を出発してちょっとだけ海側にくだった後、船は180度方向転換して根岸橋へ向かいます。

普段クルマで堀割川沿いの道路を走るときは、数多い信号にイライラして「早く家に帰りたーい」なんてココロの中で叫んでしまいますよね。でも、船に乗っていると気分は全然違います。もっともっとゆっくり進んで欲しい、もっともっとのんびりしたい、そんな気持ちになりました。しかし、そんな願いも届かず(?)、根岸橋でUターンした船は八幡橋へ戻っていきます。本当にあっという間の乗船体験でした。うーん。また乗りたい。

そのほかにもこの日は、八幡橋と根岸地区センターのあいだで行われたスタンプラリー、八幡橋幼稚園内での水中生物のビデオ上映会、根岸地区センターでは「堀割川魅力発見パネル展」にフリーマーケットと模擬店。縮小開催にも関わらず、実は結構いろいろ楽しめました。

最後に、磯子区役所区政推進課の鈴木課長にお話しを伺うことができました。
「規模は少し小さくなってしまったけれど、何とか開催できてよかったです。継続を望む声が高ければ来年以降の開催も考えたいですね。」

ぜひ、お願いします! 来年こそは全面開催で!
フォト・ギャラリー
パネル展示室のスタッフ 模擬店のスタッフ
パネル展示室にいらしたスタッフの方たち。中央の田中さんには、堀割川の歴史について教えていただきました。どうもありがとうございました。
ヨーヨー、やきそば、クッキー、化粧水などなど、さまざまなものが売られていた模擬店。区政推進課の矢島さん(中央)も一緒に記念撮影。
チーム焼きそば フリーマーケット
こちらは舞台裏で焼きそば作りに奮闘していた皆さん。人呼んで「チーム焼きそば」。左端は夢コミネットの代表もつとめる時任さん
フリーマーケットも開催されました。真剣な表情の子どもたちは値切り交渉中? 磯子マガジンはセロハン・テープを30円(!)で購入。
花飾り
こちらのフリーマーケットではきれいな花飾りが。女の子もうれしそうに見つめていました。
これがEボートからの眺め。普段はなかなか見られません。僕は鴨下丸(八幡橋そばの釣り船)で見たことありますけど。
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