不動産の「グローバル」 【磯子】 |
2007年4月作成 |
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★スタッフは皆、磯子在住。地域密着で安心の不動産屋さん★ |
磯子駅前の赤いビル「磯子あいらんど」の1階にあるのが(有)グローバル。「信頼・信用・誠実」をモットーとする地域密着の不動産屋さんです。
社長の野木さんをはじめ、スタッフは皆さん、磯子近辺在住。たとえば営業の渡辺さんは屏風浦小、森中の出身。高校時代は磯子あいらんど2階の居酒屋さん「Sei」でアルバイトしていたこともあるそうです。
そんな地域密着のグローバルだから、まちの情報にも詳しいし、磯子区の物件は実に豊富。売買も賃貸も扱っています。
そして、マイホーム購入をお考えの方には、「購入仲介手数料50%オフ」というなんとも嬉しいキャンペーン中。ホームページに力を入れているのも特長です。いまや、不動産の物件情報もネットで検索できる時代になったんですね。自宅にいながら、間取りなども調べられて、とても便利ですし、なにより眺めているだけで楽しくなってしまいます。
ところで、野木社長、なぜかフジTV「笑っていいとも」に出演経験があるんです。もちろん、素人出演者ではありませんよ。詳しくはインタビューをご覧ください。本牧のロックン・ローラーCHIBOさんのお話も飛び出します。
グローバルは、磯子あいらんど1階にあります。 |
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※このページの情報は取材時点でのものです。サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新の情報は直接お店にお問合せください。 |
会社情報 |
社名 |
有限会社 グローバル |
ジャンル |
不動産 (暮らし・すまい) |
住所 |
横浜市磯子区磯子3−6−3(磯子あいらんど1階) |
電話 |
045−751−8656 |
FAX |
045−751−8657 |
アクセス |
JR根岸線・磯子駅より徒歩約2分 地図はコチラ |
営業時間 |
午前10:00〜午後8:00 |
定休日 |
毎週水曜日 (その他、お盆・年末年始はお休み)
※水曜が祝日の場合は営業。前後がお休みとなります。 |
キャンペーン |
ただいま創立11周年を記念してキャンペーン中。
・購入仲介手数料 50%オフ
・売却仲介手数料 20%オフ
・賃貸仲介手数料 10〜20%オフ
○管理物件、募集中。 |
読者サービス |
2007年9月末まで
「磯子マガジンを見た」の一言で
・売却仲介手数料 30%オフ
・賃貸仲介手数料 30%オフ |
免許証番号 |
宅地建物取引業者票:神奈川県知事(3)第22021号 |
加盟団体 |
(社)全国宅地建物取引業保証協会会員ほか |
開店日 |
1996年(平成8年)10月 |
ホームページ |
http://www.the-global.co.jp/ |
その他 |
駐車場:あり |
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磯子あいらんどは、バス・ロータリーの
お隣にあります。
あいらんどの入口で、グローバルの
物件情報を入手可能
打ち合わせ用のテーブルには、
磯子区の住宅地図が
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Part1 不動産のしくみ |
インタビューは、社長の野木三平さんと、若き営業マン渡辺一徹さんのお二人にお願いしました。お二人とも約20年前から磯子区にお住まい。不動産業というお仕事柄もあって、磯子区を知り尽くしている方たちです。
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野木 三平(のぎ・さんぺい)さん
1955年生まれ、51歳
出身:中区本牧
磯子区歴:約20年
磯子区のいいところ:交通の便、買い物が便利
磯子区に欲しいもの:本屋、駐車場、都市銀行、吉野家
おすすめのお店:味遊(磯子)、スローモーション(磯子)、Sei(磯子)、ブギー・カフェ(本牧間門) |
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---まず、扱われている不動産の種類を教えてください。
野木:住宅の売買と賃貸の仲介、賃貸の管理、それと土地の有効活用です。あとウチは自ら売り主にもなります。自社で建てた住宅や、リフォームしたマンションの販売ですね。
---不動産って、公開物件と、自社物件の2種類がありますよね。
野木:はい。賃貸の物件は、公開したくなければ、ずっと自社物件にしておいてもいいんですが、売買の場合は、売り主さんに委託されてから7営業日、休みを入れるとだいたい10日くらいですね、それを過ぎたら業界のネットワークに公開しなければいけないっていうルールがあります。
ですから、賃貸の場合はいい物件だったら未公開で持ってるっていう不動屋さんもありますね。ウチももちろんそうです。
それから、ウチが売り主の物件については、ウチに直接来てくだされば、仲介手数料はもちろんゼロになります。
渡辺:当社のホームページで「仲介手数料ゼロ」って書いてある物件が自社物件です。
---公開されている物件っていうのは、買う側にしてみたら同じものなわけですね。どこの会社で買っても同じですか?
渡辺:ウチの場合は、仲介手数料50%オフですから、そこがまず、他社さんと大きな違いですね。
野木:物件そのものはどこで買っても一緒ですからね、ウチの場合は仲介手数料の半分をお客様に還元させて頂いてます。
渡辺:ホームページを活用したりして広告宣伝費を削減していますので、その部分をお客様に還元するっていうことですね。
---お店にとっては出血サービスになってませんか?
野木:やっぱりお客様に喜んで頂けるのが一番ですから。それによって、大勢のお客様に来て頂ければ、ウチの方も活気が出ますので。
---ほかに他社との違いはありますか?
渡辺:大手の会社さん並みに、各種サービス面の充実を図っています。例えば、ローンの代行はもちろんですし、必要なら、リフォーム業者も紹介もします。当社が自社物件などで普段からお仕事を頼んでいる業者さんですから、信頼できますし、金額的にもかなりリーズナブルだと思います。
野木:アフターケアも、万全を期してます。「売ったらそれで終わり」っていうのとは違いますね。スタッフは全員、この周辺に住んでますからね、まちでお会いすることもありますし、お客様の信頼を裏切ることなんかできないですよ。
---それでは、会社のモットーを教えてください。
野木:「信頼・信用・誠実」ですね。不動産ていうのは金額が大きいですから、お客様との信頼関係がなければつとまりません。お客様に信用して頂いて、信頼関係を構築して、最後には駆け引きなしで誠実に物事を進めるしかないんですよね。ウソも無く正直に。
---では逆に、どういうことをするとお客様からの信頼を失いますか?
野木:基本的なことで言うと、約束をたがえることですよね。「明日の何時に電話します」っていう約束を守らないとか、言ったことが違ったりとか。そんなとこから始まります。ですから、ウチではそういったミスを起こさないように、お客様とのお取引に全力で集中できる環境を整えることを第一に考えてます。
渡辺:そういうミスがあると、いくら仲介料50%オフをうたってても、取り返しのつかないことになりますから。
野木:仕事の環境づくりのことで言うと、ウチは昔の言葉で言えばマンツーマンていうのかな。案内から契約、ローン付け、決済、アフターケアまで全てひとりの担当者が一貫してお付き合いさせて頂く制度をとってます。
---途中で担当者が変わったりっていうのが無いんですね。
渡辺:そうです。例えば、案内してもらったのはAさん、契約したのはBさん、ローンの手続きはCさん、決済のときはDさん、そんな風になってると食い違いが出てきたりするんですよね。担当者が変わったら言うことまで変わるっていうのは、この業界では残念なことに少なくないんですよ。
野木:その点、ウチは全てひとりの人間が最後まで担当しますので、ご安心いただけると思います。 |
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Part2 物件探しのポイント |
---ところで、ホームページに物件の情報が掲載されていますが、お店に貼り出されている情報とどちらが新しいですか?
渡辺:ほぼ同時ですね。ちなみに、ホームページの物件情報で「New」とうマークが付いてるものは、すべて1ヶ月以内の新しい物件です。それから、情報の数は店頭の方が少し多いですね。
---物件探しのポイントは?
野木:自分が欲しい家、探している家はどういうものか、それを判断の基準にすることですね。世間一般の意見に流されるのではなく。
渡辺:その方にどんな家が適しているかっていうのは、本当に人それぞれ、皆さん違うと思うんですね。例えば僕個人で言うと、自分が住むなら「南向き」にこだわりは無いんですね。ですから、南向きの家を買うのは、僕にとっては高い買い物になってしまうわけです。
ほかの例で言うと、家の門が通りから奥まったところにある家って、ありますよね。「専用通路」付きの家って言うんですけど。普通、専用通路って金額が下がるんですよ、需要が少ないんで。でも今日のお客様は、専用通路の家を探しに来られたんですね。お子さんが家から飛び出したときに、通りに面してるとクルマが走っていて危ないっていうことで。そういうお客様にとっては、専用通路のほうが「いい物件」になるわけです。
---そうすると、グローバルとしては、お客様のニーズを的確に把握しないと仕事はうまく進まないということですね?
野木:当然そうですね。だからお客様からできるだけヒアリングします。お客様ご自身も、自分にどんな家がいいのか、ハッキリわかって無い場合もあるんです。そこのところを、ご家族構成とか、普段の生活のペースとか、いろいろなお話しを伺って、ニーズを具体化し、ビジュアル化していくのが僕たちの仕事になります。「そのお客様に最適の家」を見つけるお手伝いをさせて頂くっていうことですね。
それで僕が、最初に営業の人間に言うのは、「お客様は何が気に入るかわからない、それを頭に入れとけ」っていう言葉なんですよ。「自分がこうだから」って押し付けちゃいけないんです。
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渡辺 一徹(わたなべ・いってつ)さん
出身:磯子区
磯子区歴:約21年
磯子区のいいところ:交通の便、騒がしくない
磯子区に欲しいもの:駅ビル、チェーン店の居酒屋
おすすめのお店:濱太郎(杉田)、栄太郎(屏風浦)、新杉田ボウル(ボウリング場) |
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---お買い得の物件を見つけるコツってありますか?
渡辺:よくお客様にも「安い物件、無いですか?」って聞かれるんですけど、「無いです」って答えます(笑)。必ず、不動産業者がプロの目で見て査定をして、それに基づいてそれ相応の値段を付けます。
野木:いいものはやっぱり高いよね。それはしょうがないんですよ。
---そうすると逆に、安い物件には何か理由があるっていうことなんですね。
野木:そう考えたほうがいいでしょうね。
渡辺:例えば、目の前がお墓があると相当安くなりますね。通常より数百万円とか1,000万円近く安くなったりします。
野木:ただ、お客様によっては、それがいい物件になることもあるんですけどね。「お墓なんか気にしない」とか、「仏様がいるんだから、縁起いいじゃない」っていう風に考えるお客様にとっては、それこそ目玉物件になるんです。それがさっきの話に戻りますけど、自分にあった家を探すのが大事っていうことですね。
---ほかに何か気をつけたらいいことはありますか?
渡辺:ただ、将来の資産価値を重視するんでしたら、利便性が一番大切かとは思います。
野木:そうだね。
渡辺:たとえば駅前の築35年のマンションと、徒歩圏外の築15年のマンションを比べて、築35年でも駅に近い方が500万円高いっていうような例もあります。やっぱり利便性が高いと価格も下がりにくいんですね。
野木:戸建てでもそれは同じですね。
渡辺:あ、そうだ、マンションの場合は管理費・修繕積立金に気を付けてください。物件の価格に含まれないので見落としがちですけど、例えば物件の価格が何百万円か安くても、毎月の管理費が数千円高ければ、トータルの支払い金額は変わらないっていうことがありますから。
野木:ただ、管理費や修繕積立金が安いっていうだけで選ぶのもマズイですね。いざ修繕っていうときに、追加でお金が必要になったりしますから。だから、やっぱり非常識に管理費・修繕積立金が安い物件は避けたほうがいいでしょうね。
「中古マンションは管理で選べ」って言う言葉もあるぐらいですから。その点、磯子の駅前のマンションは管理のいいところが多いですよ。
---ローンについてはどうでしょう?
野木:このところ、金利が上がってきましたね。
渡辺:今後も長期的に見ると上昇傾向でしょうね。そんな中で今がチャンスなのが「35年固定」です。それは、ほとんど上がってないんですよ。
---35年固定っていうのは、どういうものですか?
渡辺:最近どこの銀行でも始めた、35年間ずーっと金利が変わらないっていうローンなんです。一時期金利が年7%とかありましたよね。いまその35年組んでも、3%前後なんです。
野木:いまローンを組むんだったら35年固定がお得ですね。
---住宅ローン控除はどうですか?
渡辺:控除額が、毎年少なくなってきてるんですよ。
野木:だから早めに買っといた方がいいですよね。控除額が減る可能性もありますから、早く買えば買うほど住宅ローン控除の恩恵を受けるんじゃないかと思います。 |
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土地の有効利用をお考えの大家さんに!
例えば駅からちょっと遠いなど、マンションを建設するには不利な条件の土地でも、最近ではおすすめの土地活用方法があるそうです。
野木社長:利便性にちょっと問題があるところだと、マンションを建てても入居率がなかなか上がらないですからね、安定した家賃収入を得るために、グループホームや有料老人ホームをおすすめしています。
大家さんには土地を提供して頂くだけで、あとのケアは全部こちらでやります。私が役員をやってる白寿会や、医療法人社団の平平會と提携していますので、企画・調査から建設、運営まであらゆる面でお手伝いさせて頂きますよ。
6月には南区の天神橋に「グループホームふぁいと天神橋」をオープンします。ここは、関係グループの施設として、6つめになるんです。そういう意味で実績・経験も豊富ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
●関連リンク:土地の有効活用については、グローバルHPの下記のページをご覧ください。
土地の有効活用 |
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Part3 昔に比べて、今はいい物件が多いです |
---最近の物件の特徴、流行はありますか?
野木:戸建ての場合、むかし買った方には申し訳ないんですけど、10年前の物件と今の物件では全くグレードが違いますね。今は安くていいものが多いです、建て売りは。
渡辺:お風呂にテレビが付いてて、玄関は二重ロックで、窓は全部ペア・サッシ、セキュリティ・システムもついてる、そんな物件が多いですね。
野木:それでいて安いですしね。基礎も、ベタ基礎っていう新しいやり方が普及してきましたし。技術も高まって、建材も良くなったし、10年保障も義務付けられてるし、いま新築の建て売りを買う人は最高だと思います。
---マンションはどうですか?
野木:業界だとリノベーションって言うんですけどね、一般にはフル・リフォームって呼ばれてるマンションがいいですね。新築同様っていうのかな、すごく綺麗になるんですよ。「玄関開けたら新築マンション」っていう感じですかね。新築ももちろんいいですけどね、リフォームもいい。キッチンとかお風呂とか価格が下がってて、いいものが入ってますから。
---土地の値段はどうでしょう。
野木:もうあまり下がらないでしょう。この辺でも値上がりしてるところがありますし。
渡辺:磯子はありますね、2年前に比べて値上がりしてるところが。
野木:もっと安くなると思ってるうちに、買えなくなっちゃうかもしれません。このフレーズが4、5年前までは言えなかったんですよ、お客様は「まだ下がるだろ、まだ下がるだろ」っておっしゃる。でも今は自信持って言えますね。「いや、これ以上待ってたって無理ですよ」って。
---磯子駅周辺の不動産の特徴は?
野木:利便性がいいですね。
渡辺:病院も近いですし、スーパーも駅前にありますし。コンビニもあります。JRの磯子駅が一番近いですけど、京急の屏風浦駅まででも歩いて15分くらいで行けますし。
野木:それと、磯子駅は始発の電車があるっていうのが人気ですよね。朝、一本待てば座って行けますもんね。私も昔はサラリーマンで、磯子から新橋まで通ってましたけど、乗り換えも無く、座って寝て行けましたら通勤はラクでしたね。
---扱っている物件は磯子区が多いですか?
野木:そうですね。磯子区中心で、横浜市内でも、神奈川県内でもやりますよ。
渡辺:言われれば埼玉でもやりますよね。去年は栃木もやりましたし。
野木:そうだね。だから磯子区中心で横浜市内全域が重点地域ですけど、お話があれば日本全国どこでも。
---ところで磯子駅周辺は駐車場が少ない気がしますが。
野木:もう絶対的に不足してますね。磯子の駅前が繁栄しないのは駐車場不足だと考えてます。駐車場が無いから、大きい企業が駅前に進出しないんです。
---住んでる人用の駐車場も少ないですか?
野木:少ないです。磯子駅周辺のマンション群ね、ここの平地(ひらち)は絶対的に少ないです。場所がいいと月4万円なんてところもありますよ。
---家賃みたいですね。
ほんとほんと(笑)。 |
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お仕事の現場にお邪魔しました |
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Part4 自分の住むまちだから、自信を持ってすすめられる |
---それでは、会社のあゆみについても教えてください。
野木:開業したのは11年前、1996年(平成8年)の10月です。
---磯子で開業されたのは?
野木:磯子駅前は、磯子区で人口密度が一番高いんです。それが大きい理由のひとつですけど、自分が以前から住んでた場所だっていうこともあります。
---開業の前から磯子に住んでいたんですか?
野木:そうです。20年前から磯子に住んでます。
---ちなみに、お住まいを磯子にした理由は?
野木:やっぱり始発駅だから(笑)。東京に通ってたんで。
---自分が住んでる地域の不動産だと、自信持っておすすめできますよね?
野木:そうなんです。お客様とお話しするとき一番最初に「いいですよ、磯子は。電車で寝て行けますよ」って。自分自身が経験してますからね。
だから、私も渡辺もこの辺が地元ですから、それがヨソに負けないマン・パワーですよね。地域密着でやってますから。それがウチの本当に大きなウリですね。
---すすめてくれる場所に、実際にその方が住んでるっていうのは安心しますね。
野木:そうそう、そうそう。
---社長が最初に不動産業に関わられたのはいつ頃ですか?
野木:今から20年前、30歳くらいのときかな。東京のデベロッパーで修行しました。その後、バブルが崩壊して商業地とかリゾートとか、そういう分野は難しくなっちゃったんですよ。そんなとき、今まで培った調査能力とかを何に生かそうかと考えてたら、平成4年頃ですかねぇ、横浜で住宅が飛ぶように売れてたんですよ。それじゃあ、今までの知識と経験を生かせる同じ不動産業だしっていうことで、住宅にシフトしたんです。
---仕事のやりがいを教えてください。
渡辺:お客さんに喜んで頂けたときですね。
野木:それは一緒だね。
渡辺:それはこの先も絶対変わらないと思います。
野木:お客様が「買って良かった」って言ってくださるのが一番ですよ。
渡辺:あとは僕も磯子に住んでるんで、まちでバッタリ会ってお話しするときとか。「どこかいい店ないですか?」なんて言われて、「あそこいいですよ」なんて千とか米米とかおすすめしたりして。
野木:休みの日に近所のスーパーで買い物してたら、お客様から「アラ、久しぶり」なんて声かけられちゃったりして(笑)。 |
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お客さまの声 |
本井様(40歳)
以前は会社の寮に住んでいたのですが、年齢制限で追い出されることになりまして。部屋が細かく分かれていない、広い1LDKを探していたんです。そんなとき、グローバルさんで、磯子の駅前のマンションにそういう物件があるって紹介して頂きました。希望通りの部屋が見つかってとても満足しています。
グローバル野木社長よりコメント:
本井さんにご紹介したのは、部屋の壁を取り払ってる物件で、まさに本井さんのご希望通り。売り主さんから売却の委任は出ていなかったんですけど、「いいお客さんがいたら紹介して」と言われてたんです。うちには、そういう隠し球がありますので、ぜひお声をおかけください。
ところで本井さんとはお取引がキッカケで飲み友達になったんですよ。あいらんどの2階の「Sei」なんかでよく一緒に飲んでます(笑)。
※ちなみに、本井様にお話しを伺った取材の場が、まさにその「Sei」でした。 |
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Part5 森中にはレスリング部は無かった |
---ここからは、磯子マガジン恒例、お二人のプライベートに迫ります。野木社長は本牧のご出身なんですね。
野木:はい。そうです。本牧で生まれ育ちました。大鳥小、大鳥中で、高校は間門の横浜立野高校。大学は立正大学。ちゃんと卒業しましたよ(笑)。
渡辺:僕は生まれは江戸川区で、3歳から磯子区です。屏風浦小、森中。横須賀の方の高校を出て、専門学校が横浜の岩崎学園。情報処理を勉強してました。
野木:だからね、彼がパソコンできるから、仕事がはかどって僕も助かってます。以前のスタッフは、パソコンの前に座ると自分がフリーズしちゃってたから(笑)。パソコンがフリーズじゃないからね(笑)
---渡辺さんはグローバルに入るまでは?
渡辺:いろいろやってました。横浜のコーヒー・ショップをプロデュースしたりとか。
---そういうお仕事だと、不動産にも少し関係する部分もあったんですか?
渡辺:いや、無いです(笑)。店舗の場所選びは上の人がやってたんで。
野木:彼はね、企画力があって、人を集めてイベントしたりするのが好きなんだよね。
---お互いの第一印象は?
渡辺:初めて会ったのは、実はすごい昔なんですよね、僕が16歳ぐらいかな。
野木:彼は高校生のときにね、ここの上(アイランド・ビル2階)の「Sei」っていう居酒屋でアルバイトしてて。
渡辺:で、社長がお客さんでいらして。
野木:そのときから僕は、彼がすごく営業に向いてるなぁと思ってたんです。
渡辺:その後、久しぶりに再会したときに「グローバルに来ないか」って誘われたんですよ。はじめは冗談だと思ったんですけど、なんかちょっとマジっぽくって。その夜、すごく悩んだんですけど、次の日に会社行って、「辞めます」って言いました(笑)。
(※ここでお客様がいらして、野木社長はいったん退席。)
---学生時代になにか部活動はやってましたか?
渡辺:柔道やってました。中学の2年間だけだったんですけど、一応主将をやってました。黒帯持ってます。3年生のときに怪我しちゃったんで2年間しかできなかったんですけど、県大会に行ったりとか。本当はプロレスラーになりたかったんでレスリング部に入りたかったんですよ。でも、当時、汐見台中にはレスリング部があったんですけど、森中には無かったんです。
---高校は、磯子から通ってたんですか?
渡辺:そうです。京急で片道1時間ぐらい。そこからまたバスに乗って。
---じゃぁ、横須賀の方は詳しいですか?
渡辺:詳しいですよ。定期だったから、毎日途中下車して遊んでました。横須賀中央行ったり汐入行ったり。こないだも行きましたけど、高校のときと変わらないですね。
---特技は?
渡辺:手相占いですかね。知り合いに教えてもらったんです。
---好きな映画は?
渡辺:『チャンプ』と『ライフ・イズ・ビューティフル』ですね。どちらも親子愛を描いた映画です。あとは『ショーシャンクの空に』。『ブレイブ・ハート』はメル・ギブソン主演・監督の。アイルランドとどこだかの戦争の話ですね。
(ここで野木社長が戻って来られました)
野木:なんだよ!一徹ばっかり喋っちゃってよぉ(笑)。
---(笑)。それでは野木社長にお聞きします。印象に残っているアルバイトは?
野木:「アート引越センター」ですね。22、3歳くらいのときかな、ライブ・バンドやりながら。不動産業に通ずるところがあったんですよ。それがいまの肥やしになってるんですよね。
というのはね、いろんな家に行くじゃないですか。綺麗な家もあれば、そうじゃない家もある。で、そこには物語がいっぱいあって。小さい家から新築に引っ越す家族もいれば、逆に大きな家から一家離散とか。あと離婚して奥さんだけ出るとかね。もう、人間のドラマをいっぱい見ましたから。
---渡辺さんは?
渡辺:やっぱり、社長との出会いの場でもあった「Sei」でのアルバイトですね。16歳から20歳まで4年間、働いてました。社長の引越センターの話じゃないですけど、そのときの経験がけっこう今の肥やしになってる気がします。カウンターにいたんで、いろんなお客様とお話しさせて頂いたんですよ。年齢的にも20代から40代、50代の方まで。16、7歳でいろんな人の話を聞くと、だいぶ自分の考え方が変わるんですね。それがいろいろプラスになって本当に今の肥やしになってると思います。
※誌面の都合でここに掲載できなかった一問一答は、コチラにまとめました。 |
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Part6 「笑っていいとも」ではタモリさんに突っ込まれました |
さてさて、ここからは特別インタビュー。実は、事前の打合せで磯子マガジンにとって衝撃の事実が明らかに。というのも、野木社長は元プロのドラマー。しかも、本牧の2大バンドとしてゴールデン・カップスと並び称されたパワー・ハウスのCHIBOさんとも非常に親交が深い、ということがわかってしまったんです。磯子マガジンは、クレイジー・ケン・バンドに連なる本牧のロック・シーンにとても大きな憧れを持っております。というわけで、「野木社長インタビュー音楽篇」スタートです。
---それでは社長、音楽のお話しを聞かせてください。
野木:はい(笑)。中学のときからずっとドラムやっててね。バンドはそれこそ数々やって。プロ・デビューはね、3回くらいしてんの(笑)。3つのバンドでレコード・デビューしてるんだけど。
結構良かったのはあれか、CHIBOちゃんとベイサイド・ストリート・バンドで、ポリドールからアルバムをリリースして。でも売れなくて(笑)。それでもう30歳近くなってたんだね。
最後のバンドはね、『ビー・バップ・ハイスクール』っていう映画に主演した俳優の清水宏次朗のバックバンドを任されて。バンド・リーダーとして2年間ぐらいツアー回ったかな。「夜のヒット・スタジオ」とかね、「ミュージック・ステーション」とか「ベスト・テン」、あの辺は出ましたね。
※当時のお話はコチラ
渡辺:社長、「笑っていいとも」も出たんですよね。
野木:うん。それで結構有名になりましたね、私ね(笑)。宏次朗と一緒に出演して、タモリさんにつっこまれたんだよね。何か聞かれたときに「ハイ、そうです!」とか答えてたんだけど、当時、髪の毛を立てたりとかしてたからさぁ、「君はロックンローラーなのに行儀いいねぇ」って(笑)。
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清水宏次朗さんと野木社長 |
鹿児島でツアー中にさ、秘境の温泉に行ったら、BOOWYの氷室京介が釣りしてて、でウチのマネージャが声かけて、清水宏次朗を紹介して、みんなでプールバー行ったこともあったね。その後、東京でも2回ぐらい会ったかな。
渡辺:僕、クルマ屋に修理出しに行ったら、「野木三平さんて音楽やってませんでした?」って聞かれて、修理費タダにしてくれました(笑)。
---子どもの頃はどんな音楽を聞かれてたんですか?
野木:最初から兄貴の影響ですけど、R&Bとロック系ですよね。日本の曲は全然馬鹿にしてたというか。
---R&Bというと、どんなアーティストですか?
野木:サム・クックだね。それとオーティス・レディング。
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李世福コネクション |
---横浜ではその辺のアーティストが人気ありましたか?
野木:そうそうそう。横浜ってね、どうしてもR&Bだからねぇ。で、兄貴がそういうバンドに入ってたから、ガキの頃からそういうテープとかあったから。歌謡曲なんか一切聴かなかったもんね。歌番組も見ないし。洋楽かぶれの。
(※磯マガ注:野木社長の実兄は野木信一さん。野木社長同様、プロのドラマーで、CHIBOさん率いるパワー・ハウスのオリジナル・メンバー。パワー・ハウスには、柳ジョージさんも在籍していました)
---昔、コピーした曲は?
野木:そうだな、わかりやすいとこで言うと、オールマン・ブラザーズ・バンドの「Don't
want you no more」かな。あ、ヴェンチャーズのWipe outのほうがみんな知ってるかな。ドラムから入る曲ね。
---アマチュアからプロデビューするまでは?
野木:ずーっとライブ・バンドだよね。横浜で活動してる李世福コネクションにも16歳くらいのときに参加してたんですよ。今の横浜スタジアムの横に野外音楽堂があってね、10円コンサートって言いうのに良く出てた。
---横浜スタジアムが平和球場だった頃ですか?
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ベイサイド・ストリート・バンド |
野木:そうそうそう。で、李世福コネクションでは、僕がいたときはレコーディングするとこまでいかなかったんだよね。それで東京行って、今度はブルー・ベリー・ジャムっていうコーラスグループに入って。メンバー全員がボーカルをとるんで、僕はドラム叩きがら歌をうたって。ビーチ・ボーイズみたいなバンド。それがキティ・レコードでデビューしてたところに入って。
そのバンドも鳴かず飛ばずで横浜に戻ってきたら、CHIBOちゃんが「やろうよ」って。それがさっき言ったベイサイド・ストリート・バンドね。で、レコードも出したんだけど、やっぱり鳴かず飛ばずで。
あのー、今のブギー・カフェがあるとこに昔、ゴールド・ラッシュっていうハンバーガー屋があったんですよ。OKストアの向かい側ですけど。そこで2年半ぐらい働いてたんだよね、CHIBOちゃんのバンドやりながら。やっぱりほら収入無いじゃん。それでハンバーガー焼いて、ミルク・シェーク作って。
その後、東京にまた戻ったら、昔からの知り合いだった音楽プロデューサーから、「竹宏次(たけこうじ)っていう、竹の子族の沖田浩之みたいに人気あるやつがいる。そいつに横浜の匂いのロック調をつけて売りたい」という話をもらって、僕がメンバーを集めて、サポートバンドを結成したんだよね。最初は音楽のほうじゃあんまり売れなかったんだけど、清水宏次朗って改名して俳優として出演した『ビー・バップ・ハイスクール』で火がついた。でも宏次朗は、「俳優よりロック・シンガーとしてやっていきたい」って言って。それまで1年間ぐらい、リハもいろんなライブもやってるじゃない。それで、そこそこ売れて、ベスト10入ったりしたんだよね。
---ドラムはもう叩いてないんですか。
野木:いやいやいや、もう全然ダメですね。最後ね、ツアー中に、鹿児島で腰を疲労骨折しちゃってね。ツアー潰して、それでドラム辞めたの。そのときのプロダクションの会社が不動産部を持ってた。それで社長にお願いしたら、「今まで宏次朗売るために頑張ってくれたから、とりあえず入れや」と言ってくれたのよ。
その頃は本当はね、将来的には海外行って、セッション・ミュージシャンで食べて行こうと思ってたんです。そのステップの最中の事故(疲労骨折)だから。「なんでこれだけ一生懸命練習してやってきたのに」って。まぁ、練習がたたったっていうのもあるんですけど。
それがトラウマになって、今でもドラムのイスとか見ると、腰が痛くなる。おかしなもんだよね。だからショックだったんだろうね、自分でね。それで断腸の思いで不動産業に転向して。
そこからは一切振り返ってないんですよ。振り返ってたら今の自分は無いよね、ズルズル音楽やってたら。だからね、音楽を通じて「ひとつのことをやる」っていうプロの厳しさを学んだから、不動産業界で割合早く独立できたんじゃないかな。不動産に対してもちゃんとやんなきゃいけないと思った。基礎作りから。それが良かった感じしますよね、自分でね。まぁ、無駄じゃなかったなと。
それとやっぱりCHIBOのところを辞めてからは、グループでいつも大体、リーダーでやってたのね。ミュージシャンなんか、みんな、自分が世界一だと思ってる。そういう連中をまとめていったときのこととか、やっぱり、すごくいい経験になりましたね。
でもまぁ、考えてみると、売れない時期のが長かったね。確かに清水宏次朗のときには稼げたんだけど、その前の10年近くは・・・。1回計算したことあるんだよ(笑)。そしたら、平均すると年収120万円ぐらいだもん(笑)。
---本日は長い時間、ありがとうございました。 |
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取材を終えて |
野木社長と渡辺さん、見事な名コンビです。実は、お名前をお聞きするまで、お二人は親子なのかなと思ってました。それくらい息がピッタリです。
野木社長は、わかりやすく楽しい巧みな話術とともに、細かな気遣いをしてくださる方。渡辺さんはまだ若いのに、落ち着きと経験を感じさせます。そして何より、仕事に対する真摯な姿勢・取り組みがお二人のお話しぶりから伝わってくる取材でした。 |
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