汐見台ニュースって何ですか?
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2021年2月作成 |
「汐見台ニュース」編集長・石井智子(いしい・さちこ)さんによる連載第3回をお届けします!
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#003 汐見台ニュースのできるまで
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「編集会議の日、できあがったばかりの新聞を、お世話になった皆さんや団体に宛てて、一緒に手紙を入れて送付する準備をしているところです。この後、本格的に編集会議を始めます」(石井編集長) |
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2月になり、新型コロナウイルスの新規感染者数が徐々に減ってきたとはいえ、仕事や生活に支障をきたしている人々はまだたくさんいます。そのような中、人々はなんとか気持ちを穏やかに収めようと工夫しながら過ごしています。さて、テレビ電話は、会えない日々だから多いに大いに利用されていると思っていましたが、意外にも歓迎できないという人もいるようです。
今回は汐見台ニュースができるまでをご紹介します。
当ニュースは毎月15日に発行しています。その発行日の頃に、次号へ向けての編集会議を行います。取材でお世話になった方々や団体に、お礼の手紙を添えて発行間もない当紙の発送準備です。その作業をしながら、皆で、最近の体験やら世間の様子、地域の小・中学校や幼稚園のことなどを色々話します。
発送作業が終了すると、編集会議は加速していきます。
汐見台ニュースは全4面(4ページ)のどの面にどんな記事を載せるかは毎号ほぼ決まっています。
1面は、汐見台地域で行なわれているイベントや学校や幼稚園の行事を掲載します。我々が取材に出かけて行くこともありますが、最近は特に学校の先生や幼稚園の先生に書いていただくことも多いです。地域の先生方には温かいご協力をいただき、まるでときどき編集員!?状態です。皆さんのご協力があって、汐見台ニュースは成り立っています。
コロナの影響でイベントや行事が中止や延期になることがしばしばですが、「きっと何かある」という思いで今後も続けたいと思っています。
2面全部と3面の一部は特集です。編集会議でテーマを決めて、それにふさわしい内容を詳しく話し合い、誰が記事を書くかを考えます(編集員以外の方にも協力をお願いすることがあります)。編集員のアンテナが物を言う場面です。しかし、このテーマ決めにいつも時間がかかっています。決まらなければ翌月号は出せませんから、もちろん決まるまで帰れません。
ここの紙面には内容に合わせてイラストのお願いをする場合もあります。
3面の残った部分は、どなたかに直接会って、その方の役割やその方自身のことを紹介するコーナー「春夏秋冬」で、私の担当です。が、人選に窮することがしばしばです。決まるまで落ち着きません。
4面は、編集委員が交代で映画と本の紹介を書き、それに連載として、エッセイ風のものをお願いしています。それと絵画です。
連載は地域の方にお願いしています。現在は幸運なことに数か月先までの原稿を書いていただいており、余裕綽々です。今までに書いてくださった方々は、様々です。学校の先生だったり、3面の「春夏秋冬」でお話を聞きながら、もしかして…とお願いしたこともたびたびあります。今後もそういう方にお会いできるかと思うと、とても楽しみなことです。
絵画も、地域の方にお願いしています。ありがたいことです。地域の中で、描いてくださる方を見つけることは、我々編集委員の大きな役目となっています。
さて、原稿の締め切りですが、月末か月初めに原稿を全部集めて編集員皆で読み合わせをします。一つひとつの原稿が、読者にきちんと伝わるだろうかを考えながらすべて全員で目を通します。読者に理解してもらえなければ、徒労に終わってしまいます。汐見台ニュースは読者に伝えたい、なんとか知っていただきたいという気持ちで頑張っています。
すべての原稿の確認ができたところで、プロの編集者に渡し、レイアウトをお願いします。
レイアウトされたものは神奈川新聞社に出稿され、その2日後、我々は神奈川新聞社で校正をします。翌日、新聞社で5千部印刷され、その翌日あたりには汐見台に届きます。こうして毎月15日、発行となります。団地内への新聞の配布は、発行元の神奈川県団地住宅福祉協会により、自治会を経由して全戸に無料配布されています。
★もしも汐見台在住の方で、ご一緒に新聞作りに協力してくださる方がいらっしゃいましたらご連絡ください。お待ちしております。(編集員はみなボランティアです)
(汐見台ニュース編集長 石井智子)
汐見台ニュースの入手方法:汐見台ニュースは、汐見台団地の各戸に無料配布されていますが、ほかにフランス料理店パレ・ド・バルブ(杉田)の入口でも無料配布されています。
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汐見台2丁目は磯子区で高齢化率が最少
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磯子区役所 総務課の統計選挙係が発行している磯子区統計白書には、区内各地の人口や高齢化率が掲載されています。現時点での最新であるらしい2019年版の白書によると、汐見台の人口は1丁目〜3丁目合計で、8,604人。無理やり例えると、パシフィコ横浜国立大ホール(キャパ5,002)には入りきりませんが、横浜アリーナ(キャパ17,000)なら余裕。ちょうど良いのは千葉県の幕張メッセ
イベントホール(キャパ9,000)です。
また、特筆すべきは65歳以上の高齢化率。汐見台2丁目は11.9%で、磯子区内で一番の低さです。2番目に低いのが森四丁目17.5%で、3番目が新杉田町18.3%ですから、汐見台2丁目は断トツです。汐見台1丁目も19.2%と相当に低く、3丁目も含めた汐見台全体でも17.2%、磯子区の中では相当に若い街なんですね(磯子区の平均は27.2%、最も高いのは杉田七丁目の42.4%)。
汐見台ニュース・石井編集長の話によると、汐見台2丁目の高齢化率が低いのは「たぶん新しいマンションがたくさんできたからだと思います。東芝の社宅が何棟も売却されて、新築マンションに若い家族も増えている」んだそうです。
※磯子区統計白書は、磯子区役所公式サイトのこのページのなかほどで見ることができます。
(磯子マガジン)
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#001 はじめまして「汐見台ニュース」です
#002 汐見台団地の誕生と、その後の変化 |
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