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#001 はじめまして「汐見台ニュース」です

2020年9月作成
1965年(昭和40年)10月発行の汐見台ニュース第4号の一面です。(※汐見台ニュース提供)
私は汐見台ニュース4代目編集長の石井智子です。と、いきなりこう言ってもご存知ない方には何がなんだか分かりませんね。
汐見台ニュースは、汐見台団地内の約3,000所帯の方々や行政などに、毎月15日発行4ページのタブロイド版を5,000部印刷し、無料で配布している新聞です。8月で660号になりました。発行元は神奈川県住宅福祉協会。

この度、磯子マガジンさんとお話しする機会がありまして、汐見台ニュースのことを書いてとご依頼をいただき、どんなものか心配ですが、しばし書かせていただくことになりました。
汐見台ニュースの歴史や、今までに新聞作りをしながら、感じたことなどを書かせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

さて、私はなぜ、編集長をするようになったのでしょう。この機会に思い出してみます。
昭和55年に汐見台に転居、しばらくしてだと思うのですが初めて汐見台ニュースを見たときに、汐見台少年少女合唱団員募集というお知らせが目にとまりました。かねてより自分の子どもを合唱団に入れたいという希望があったので、早速入会。これが汐見台ニュースとの出会いかも知れないと今、思っています。その後、2,3年してから汐見台ニュース主催の座談会に誘われました。しばらくして読者モニター募集というものに参加し、楽しそうだったのでモニターの役目を終えたのちも、汐見台ニュース編集員の仲間にしてもらいました。そんなこんなで現在まで続いています。

当時の編集長は、建築家の故・小宮和一さん。人よりも一歩先をゆくような考えを持ったお洒落な感じの編集長でした。毎月特集のテーマを決める時には、今、人々が何に興味を持っているだろうか、そんなことを編集員にイメージさせて、あとは任せるという感じでやっていました。そんなことを続けていましたが、この編集長、建築界では人気があって、超多忙な毎日のようでした。時々、tvk(テレビ神奈川)に出演したり、そのセンスは門外漢の私には分かりませんが、なかなかだったという証です。それで汐見台ニュースになかなか時間が割けられなくなって、お鉢が私に回ってきたというか・・・偶然ですが、私が編集長になってしまったのです。何の経歴もない、自信もない。でも、新聞作りは楽しいと感じていました。
(汐見台ニュース編集長 石井智子)

汐見台ニュースの入手方法:汐見台ニュースは、汐見台団地の各戸に無料配布されていますが、ほかにフランス料理店パレ・ド・バルブ(杉田)の入口でも無料配布されています。

汐見台には電柱がない!

コラムの最後は、毎回、磯子マガジンが調べた汐見台についての豆知識をご紹介しようと思います。初回は電柱の話。お住まいの方はよくご存知だと思いますが、汐見台には電柱がないんです。たまたまではなく、計画的に、電柱のない街として開発されました。今でこそ「電柱のない美しい街を」というのは声高に叫ばれるようになりましたが、1960年代(昭和30年代)にそれを実現した汐見台は、とても先進的ですね。
(磯子マガジン)
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