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中学生発案の「日中友好・餃子料理教室」

2008年4月5日取材
冷凍餃子事件から始まって、チベット問題に、四川で起きた大地震。最近、中国関連のニュースは、明るい話題があまりありません。

ですが、磯子区では4月に素敵なイベントがありました。

区内の中学生3人が考えた、日中友好のための「餃子料理教室」。別名・餃子パーティー。冷凍餃子事件がきっかけで日中関係が悪化していることに心を痛め、中学生の自分たちにできることがないか、と考えたのがキッカケで始まったイベントです。

そんな中学生の考えに感動した日中友好協会と杉田劇場の協力のもと、子どもからお年寄りまで、日本人も中国人も、たくさんの参加者が集まって(実際、こんなに幅広い参加者が集まった料理教室は磯子マガジンの取材では初めてです)、料理教室はプララ杉田4階の杉田地区センターで賑やかに開催されました。
餃子料理教室 餃子料理教室
受付も中学生自ら。
司会も自分たちで。
餃子料理教室 餃子料理教室
遼寧省瀋陽出身の何君さんに教わりながらの、本場中国風手作り餃子。
料理の先生をつとめたのは中国遼寧省瀋陽出身の何君さん。漢字を日本風に読むと「かくん」さんですが、中国語では(無理やりカタカナにすると)「ファーチン」または「フォージュン」と発音するそうです。

「こういう交流の場はなかなか無いので、今日はとても嬉しいんです。普段の土曜日はただプラプラしてるだけですけどね(笑)、今日は有意義に過ごせます」と話す何君さん。現在は伊勢原で中国語の教室を開いているそうですが、とても明るく楽しい方で、おかげで料理教室もとても和やかな、いい雰囲気になりました。

中国の餃子は、家庭によって少しずつ味が違うそうで、今回は何君さん故郷のおうちの味を直伝です。なお、中国の餃子は焼餃子ではなく、水餃子が主流とのことで、今回の料理教室も本場式の水餃子でした。

遼寧省の場所
遼寧省の場所を調べて、かなり大雑把ではありますが、地図を作ってみました。遼寧省は首都・北京の東側にあり、北朝鮮と国境を接しています。

緯度は日本の東北地方とほぼ同じで、横浜に比べるとかなり寒いそうです。

何君さんの故郷・瀋陽は、遼寧省の省都です。遼寧省には他に大連など全部で14の市があります。

ではでは、餃子パーティーの模様をじっくりとご覧ください。
餃子料理教室 餃子料理教室
大人も子どもも、楽しく野菜を刻み、餃子の皮をこねています。
餃子料理教室 餃子料理教室
しかし、皮をこねるのはかなり力のいる作業らしく、小さい子は大変そう。
餃子料理教室 餃子料理教室
こちらがイベントを企画した中学生トリオ。左から永津君、根本君、山田君。
ニコニコしながらキャベツを刻んでます。
餃子料理教室 餃子料理教室
守屋区長と交流を深めたり・・・
テレビ局の取材を受けたり。
餃子料理教室 餃子料理教室
と、守屋区長も上着を脱いで餃子作りに挑戦。
お手本を示しているのは杉田劇場の中村館長。
餃子料理教室 餃子料理教室
パレ・ド・バルブの宮内オーナーもコック・コート姿で登場。
遅れて到着の画家・空井美和さんは試食で参加。
餃子料理教室 餃子料理教室
料理教室が早く終わったので、何君さんと上海出身の朱君(中央)が講師になって、ミニ中国語講座も行われました。
最後はみんなで記念撮影。
企画者のひとり、永津君の話
皆さんのご協力のおかげで、予想以上の大成功になりました。どうもありがとうございました。人が来てくれるか心配だったけど、大勢の方が参加してくれて良かったです。やったかいがありました。今後も機会があればまたやりたいです。
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