杉田駅から徒歩1分、プララ杉田4階のスポーツ・クラブ「ロコスポーツ杉田」の紹介コーナー!
今回は、ロコスポーツでインストラクターとして働きながら、重量挙げの現役選手として活動している笹野亨(ささの・あきら)さんに、ウエイト・リフティングの奥深い世界と、その動きを取り入れた一般向けのトレーニング法を紹介して頂きます。
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重量挙げ。またの名をウエイト・リフティング。多くの人にとって、競技の様子を目にするのは、オリンピックのときだけ。ものすごい体つきの人が、ものすごい表情で、むちゃくちゃ重たそうなバーベルを頭上に持ち上げる、アレです。
数あるスポーツの中でも、「初心者には難しそうな種目」のトップ5には入るであろう重量挙げ。
でもでも、正しい指導を受ければ、安全で、基礎的な体力づくりにとても有効で、ケガしにくい体になるという、日ごろ運動不足を感じている人にこそ、チャレンジして欲しいスポーツなんだそうです。
というわけで、ウエイト・リフティングの選手に教わる、バーベルを使ったトレーニングのいくつかをご紹介します。
なお、ロコスポーツにあるのは、あくまでスポーツ・クラブとしてのトレーニング用器具と施設であり、重量挙げの競技用ではありません(競技のウエイト・リフティングに興味のある方は、笹野さんにご相談を!)
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バーベルの芯棒(ストレート・バー)だけで20kg! |
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さて、手始めのトレーニングは、バーベルの芯棒を肩に背負ってバック・スクワット(ひざの曲げ伸ばし)。「え? 芯棒? 楽勝でしょ」なんて思ったら・・・、なんと芯棒だけで20kgもあるんです。普段、あまり運動をしていない人にとっては、これだけでもかなりのハード・ワークです。
このトレーニングは、特に太ももの前の部分が鍛えられるそうです。足腰の具合がよくない人にも“弱点を鍛える”という意味でオススメとのこと。
ちなみに、重さに慣れてきたら、自分の体重と同じ重さにして10回やるのが基本だそう。
笹野さんの話
「ウエイト・リフティングは、競技人口が少ないですし、とっつきづらいスポーツっていうイメージがありますよね。でも、リフティングで使う筋肉は、どのスポーツにも直結する筋肉。基本の運動として最適なんです。
僕も、ウエイト・リフティングを始めてから、アスリートとしてのパフォーマンスが上がりましたし、体調もいいです。」
次に教わったのは、バーベルを首の前に持ってフロント・スクワット。磯子マガジンの知り合いで、ロコスポーツの施設を見学していたKさんに、無茶ぶりでチャレンジして頂きました。
フロント・スクワットは、最初のスクワットに比べるとコントロールするのが難しい、つまりちょっと難易度が高いのですが、肩の柔軟性が良くなるそうです。
笹野さんの話
「ウエイト・リフティングは、ふだん運動をしていない人にこそオススメしたいです。健康増進の目的にも、シェイプアップにも。
重いものを持ち上げるせいか、『ケガしそう』ってよく言われるんですけど、きちんとした指導の下で行えば、むしろケガをしにくい身体になります。筋肉を付けることで関節が守れるし、節々の痛みが軽減することもありますよ。
それに、老化などで筋肉の量が低下する“サルコペニア症候群”を、スクワットは予防する効果があるという研究もあるそうです。」
今回最後にご紹介するのは、デッド・リフト。なんだか怖そうな名前ですが、代謝が上がり、ひきしめ効果もあるので、 女性にオススメのトレーニングなんだそうです。
ひざと腰を少し曲げた状態で足元のバーベルを持ち、足の前側に沿わせながら腰のあたりまで引き上げます。背中と下半身を中心に鍛えられるそうです。
なお、ちょっとぐらいのトレーニングでは笹野さんのような筋肉ムキムキの身体にはなりませんので、そのあたりは女性の方もご安心を。
女性におすすめということで、こんどはKさんの奥様にチャレンジしていただきました。写真に写っているように、芯棒だけでのトレーニングですが、前述のようにこれだけで20kg。かなりいい運動になったようです。
笹野さんの話
「僕にとってのウエイト・リフティングの魅力は『xxxkgを持ち上げた』という風に、数字がハッキリ出てくるところですね。数字が上がっていくのは楽しいですよ。
僕は負けず嫌いで、2番はイヤなんです。大会でも今はまだ横浜市で1位になれたレベルですが、どんどん上を目指したい。
いつかはバック・スクワットで300kgを立ちたいと思ってます。90kg級未満では日本でまだ数人しか達成していない記録です。
でも、ウエイト・リフティングをやっているのは、僕みたいな人間ばかりではありません。大会には興味ないという人もいます。それぞれの楽しみ方でいいと思うんです。
ロコスポーツのインストラクターは去年の9月頃から始めました。現在は週3回、火曜の夜と、木・金曜の昼です。重量挙げに興味のある方もない方も、僕と一緒にトレーニングを楽しみましょう!」
さてさて、最後に重量挙げ選手としての笹野さんのプロフィールをもう少し紹介しておきます。1990年生まれ、横須賀出身の笹野さんがウエイト・リフティングを本格的に始めたのは去年の7月か8月頃から。まだ1年ほどですが、すっかりその世界にハマってしまい、今ではウエイト・リフティング中心の生活を送っているそうです。
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重りをつけてスクワットのデモンストレーション。なんと160kg! 力士ひとり分ぐらいですね。でもまだ全力ではないそうです。 |
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意外にもそれまでは、小2のときから大学を卒業するまでバスケット・ボールを14年やっていたという笹野さん。バスケット・ボールに役立つトレーニングとして、ウエイト・リフティングを取り入れ、自己流で200kgのバーベルをバック・スクワットで持ち上げられるようになりました。
その後、ウエイト・リフティング94kg級の日本チャンピオン平岡勇輝さん(※)のセミナーに参加。去年の夏から本格的に平岡さんの指導を受け始め、現在はチーム平岡の一員として、重量挙げ選手として競技生活を送っています。
2020年の東京オリンピック開催時、笹野さんは29歳です。年齢的にも脂の乗り切った時期ですから、日本代表として大活躍するかもしれません。ご注目を!
※平岡さんは、日本選手権優勝7回(!)、94kg級「クリーン&ジャーク」と「トータル」の現日本記録保持者(!!)。
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