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今回は、現役サッカー選手のインストラクター渡邉三城(わたなべ・みつき)さんの2度目の紹介記事となります。なぜって、渡邉さんが所属するサッカーチームYSCC(昨季まではJFL)が、今年創設され、3月9日(土)開幕の新リーグJ3に参入するからです。
>> 渡邉三城さん最初の紹介記事はコチラ
渡邉三城さんプロフィール
1987年生まれの26歳。長崎県国見町出身、国見高校卒。現在、ロコスポーツ杉田でインストラクターとして働きながら、J3・YSCCに所属する現役サッカー選手。ポジションはサイドバック。
ちなみに、三城さんの二人のお兄さんはともにJ1でバリバリ活躍している現役プロ選手。上のお兄さん・渡邉大剛(だいごう)さんが大宮アルディージャ所属。下のお兄さん・渡邉千真(かずま)さんは、横浜F・マリノス時代の2009年にJリーグ新人王を獲得、現在はFC東京所属です。
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今回は、1月21日に行ったインタビューを2回に分けてお届けします。また、YSCCご協力のもと、1月29日のチーム練習にもお邪魔して、練習風景を撮影させて頂きましたので、あわせてご覧ください。
--- 今季からチームがJ3に参入することになりました。前回の取材で「目標はJリーガー」と伺いましたが、目標が達成された感じは?
いやぁ、Jリーガーというくくりになるかもしれないですけど、お金をもらえるような立場(プロの選手)じゃないので。
--- じゃあ、まだまだ?
まだまだ、全然。JFLのときと変わらないです、はい。
--- でもJ3は新たなリーグということで、テレビや新聞で話題になってますね。
そうですね、注目されてるのは感じます。
--- チームメイトとJ3のことについて話したりしますか?
楽しみだねっていう話はしますね。
--- J3には、JFLで戦っていたチームが多いですね。
でも、JFLのときより厳しくなると思います。他のチームには元J2の選手がけっこう加入してますけど、うちのチームはいないんで。うちは、新加入選手も大卒ばかりですし。
--- でも厳しくなるけど、楽しみでもある?
そうですね、やりがいを感じますよね。
--- YSCCがJ3に入りそうだっていう話を聞いたのはいつごろですか?
いつだったかなぁ・・・
--- 半年ぐらい前とか?
いや、そんな前じゃないですね。(※このインタビューは2014年1月下旬に行われました)
--- J3っていうリーグができることはもっと前から聞いてましたよね。
それは聞いてました。でも、うちが(参入を)申請するとは思ってなかったですね。
--- 選手としてはJ3のほうがいい?
もちろんそうですね。
--- J3で優勝しても、J2のライセンスがないチームはJ2に昇格できないそうですね。YSCCはまだJ2ライセンスがありませんが、これから取るんでしょうか。
取るとしても、まだまだ先の話だと思います。
--- 一年後に優勝してるかもしれないじゃないですか。
でも、ライセンスを取るにはいろいろ条件があるんです。ウチは観客が多い方ではないので、簡単ではないですね。あとスポンサーがしっかりしてるとか。
--- なるほど。そうしたら渡邉さんにとっては、「チームがJ2ライセンスを取るより先に、自分が行くぜ」っていう感じですか?
そっちの方がいいと思います! はい。
--- J3になって注目度が上がって、J2のチームから(スカウトの)声がかかりやすくはなるんでしょうか。
なると思いますね。J2とかJ1のスカウトの人も、J3の試合を観に来てくれたりすると思うんですよね。
--- 今まではあんまり?
JFLにはあんまり。来てることは来てますけど、そんな多くはなかったですね。
--- そのほかに、J3参入で環境の変化はありますか。
練習の環境が良くなりました。以前は中学校とか海の公園とかそういうところでの練習が多かったのが、練習場所がひとつに固定されましたし、時間帯も今までは夜7時からの練習だったのが午前中になりました。
(※後にチーム・スタッフの方にも話を伺いましたが、やはり練習が午前中になってチーム全体のコンディションが上がっているそうです。YSCCファンの方、今シーズンは期待できそうですよ)
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--- 去年のケガは試合中に?
そうですね。開始5分ぐらいですかね、肉離れです。もともとちょっと張ってたんですけど、ロングボールが来て足を伸ばしたときに。めちゃくちゃ痛かったですね。それから5分ぐらいプレーしてみたんですけど、それ以上は無理でした。
--- 大きなケガは初めて?
そうですね。はい。結局、2ヶ月近くは休みました。
--- ケガから復帰したシーズン終盤も、先発で出場できませんでした。
僕がケガして、代わりにほかの選手が入って、そのときから徐々にチームの状態が良くなってきて結果が出始めたから、なかなかスタメンには戻れなかったですね。
--- それは悔しいですね。
そうですね、でもケガは自分の責任なんで。
--- 焦りは?
ありましたね。
--- ケガから復帰するときにはロコスポーツの他のスタッフの人にアドバイスしてもらったり?
そうですね、いろいろ教えてもらいました。もちろん、チームのトレーナーに話を聞いたうえで。
--- どっちの足だったんですか?
あれ?(迷う素振り) 右・・・ですね。
--- どっちだったかわからないってことは完治してるんですね。
今はもう全然問題ないです。
--- ファンの方にメッセージを頂きたいんですけど。今シーズンに向けて。
そうですね。お友達と一緒にスタジアムに足を運んでください!
--- J3になって注目度も上がりますしね。
注目はされると思うんですけど、もちろん結果を出さないとお客様も増えないですからね。要は結果ですよ。
--- ロコスポーツでの仕事の話を。もう2年ぐらいですか?
3年ぐらいたちますかね。
--- だいぶ慣れてきましたか?
そうですね、だいぶ。
--- いまロコスポーツの仕事は週に何回ですか?
週3回ですね。
--- 前回の取材では、苦手なことのひとつとして「人と話をすること」と言われてましたけど。
少しは改善されたと思います(笑)。
--- 会員の方とはどんな話をします?
いろいろ話しますよ。ロコスポーツでの目標やしたいこと伺ったり、以前どんなスポーツをされていたかお聞きしたり。すごい筋肉の方に、逆にトレーニング方法を教えて頂くこともあったり。
--- 仕事でお客様やスタッフと話す、コミュニケーションがサッカーのチームプレーに役に立ったりすると思いますか。
そうですね、情報の共有は大事だと思います。スタッフとの会話で「こちらの会員さんはこういう感じなんでこういう風に接してください」とか。口頭で話すだけじゃなくて、場合によっては紙に書いて残したり。
--- それがサッカーに生かせることはありそうですか?
ありますよ。あります、あります。相手の選手の情報共有ですね。「ドリブルがうまい」とか「足が速い」とか。相手の選手と高校・大学時代一緒にやってた人が自分のチームにいたら、情報を聞いたりして。
--- ところで、ロコスポーツの会員の方が、試合を観に来てくださったりしますか?
あ、します、します! ほんと、ありがたいですよね。僕のチームは(試合が)終わったあとに(サポーターを)お見送りするんで、そのときにお会いできることもあります。グッズを身に着けててくださったり、すんごい嬉しいですね。
--- ロコスポーツで仕事していたおかげで、ファンの数が増えているっていうことですね。
はい、そうですよね。そういうキッカケで少しでもチームを知ってもらえれば嬉しいです。
--- YSCCっていうチームは地域密着のポリシーを掲げていて、J3というリーグも地域を大事にする理念があると聞いているんです。渡邉さんは地域密着についてどう思いますか。
よくサッカー教室とかで地域の方たちと交流する機会があるんですが、すごくいいと思いますね。子どもたちもすごい試合観に来てくれますし。少しでもサッカーを好きになってもらえたら。夢を与えられたらいいですね。
--- 個人的には大人も参加できる教室があるとうれしいですけど。
ウチのサッカー教室は大人の方も全然参加されてますよ。ありがたいですよね、一緒にサッカーを支えてくださって。
--- ファンはどういう方が多いんですか? 本牧の人が多いですか?
そうですね、多いと思います。
--- 磯子の人はあんまりいないですか?
いないと思いますね。
--- じゃあ、磯子マガジンで宣伝して、磯子区でもYSCCファンが増えるように頑張ります。
よろしくお願いします!
--- 今年は三ツ沢に観に行きたいと思ってますので、勝ってくださいね。
試合に出ないといけないですね(笑)
--- そうですよ! ほかに磯子の選手っているんですか。
いないと思いますね。 (※後で確認したところ、選手ではありませんがチーム・スタッフで、洋光台に住んでる人や磯子高校出身の人がいるそうです)
--- 磯子はスポーツで有名な人があんまりいないんでぜひ活躍してください。ミュージシャンは多いんですけどね。
あぁ、ゆずとか。
--- EXILEのHiroさんも。
え、そうなんですか。へー。本牧だと、クレイジーケンバンドですよね。試合会場でもクレイジーケンバンドの曲が流れてますよ。
インタビュー前編はここまで。後編は近日公開です。お楽しみに! |