杉田の精神障がい者地域活動支援センター「スペース杉田」の映画サークルが制作した映画第2弾が、3月27日(金)、黄金町(中区)の映画館「シネマ・ジャック&ベティ」のシネマ・ジャックで上映されます。
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映画「スギタの帝王2」撮影風景 |
タイトルは『スギタの帝王2』。杉田を舞台にした自主制作映画です。中田市長がテレビ番組の取材で制作現場を訪れ、照明を手伝ったりした模様をお伝えしましたが、あの作品がようやく完成したのです。
当初は2007年夏・完成予定でしたが、監督をつとめた小山さん(スペース杉田施設長)のコダワリとお仕事の忙しさもろもろの理由により、1年半ほどの遅れが出たもののいよいよお披露目です。(とはいえ、実はつい最近お会いしたときも最後の追い込み編集中で、まだ完成はしていませんでした。)
映画の宣伝風に言うと、「構想期間なし(笑)、制作3年、制作費10万円」だそうです。
(クリックで拡大) |
このチラシを見ると、ギャング映画のような、怖そうな感じですが、実際は「ギャグ映画です」と笑う小山さん。
記念すべき完成披露の試写会が「シネマ・ジャック」で行えることになったのは、小山さんの努力とジャック&ベティーの協力のおかげ。小山さんが精神科のドキュメンタリー映画をジャック&ベティーに見に行ったときに、ふと思いついて『スギタの帝王2』の上映を副支配人に相談し、今回の試写会が実現したんだそうです。
精神障がいを持つ人が、人前に出て、演技をして映画に出る、ということ自体が非常に珍しい、勇気あるチャレンジです。ハマこい出場にしてもそうですが、積極的に地域と関わっていく姿勢のスペース杉田。地元の皆さん、ぜひご声援を!
イベント名 |
スペース杉田 自主制作映画 完成披露試写会
杉田の帝王2 裏切りの街角 |
日時 |
2009年3月27日(金) 午後6時開場 |
料金 |
無料 (約110席・全席自由)
※満員の場合は入場をお断りすることがあります。 |
会場 |
黄金町シネマ・ジャック
※京急「黄金町駅」徒歩5分、JR「関内駅」徒歩15分、市営地下鉄「阪東橋駅」徒歩7分 |
上映時間 |
約90分 (キャスト・スタッフ挨拶あり) |
問合せ |
地域活動支援センター スペース杉田 045(772)5641 |
まめ情報
3月27日、シネマ・ジャックでは試写会の前に「沢田研二特集」を上映中。磯子マガジンおすすめの『太陽を盗んだ男』ほか、貴重な作品が3本も上映されます。この特集もかなりの評判を呼んでいるようですので、お時間のある方は『スギタの帝王2』の前にぜひご覧ください。
ちなみに、シネマ・ジャック&ベティは、すぐそばにあった横浜日劇(2005年閉館、2008年取り壊し)と並んで、昭和のかおりを残す、趣のある映画館です。 |