入管って何をするところ?
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2009年6月1日取材 |
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横浜交通開発バス61系統に乗り、「終点の入管まで行ってみる取材」第2弾! 今回は、入管についてご紹介します。
(※取材第一弾「新杉田からバスで新しい入管まで行ってみる」はコチラ)
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空港のイミグレーション、あれも入管
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通称・入管(にゅうかん)。正式には入国管理局。英語だとイミグレーション(immigration)。法務省内の組織です。
入管には主に次の3つの業務があります。
A) 出入国審査
海外からの人の出入りがある港、空港で日本人や外国人の出入国を審査します。海外旅行に行くときや、帰ってきたときに成田空港などで通る「イミグレーション」、あれはまさに入国管理局の業務です。また、船でも海外と行き来できるので、横浜港にも同じようなイミグレーションがあるそうです。
B) 在留関係審査
日本に滞在する外国人の滞在許可に関して審査します。日本にいる外国人は、永住権を持っていない限り、最長で3年に一度、自分が住んでいる地域の入国管理局に行って、在留資格の更新をしなければいけません。
C) 摘発などの退去強制手続き
日本に不法滞在している外国人を摘発し、収容し、強制退去させます。テレビのニュースやドキュメンタリーで不法滞在の外国人を摘発する場面を見ることがありませんか。あれは入管の業務だそうです(場合によっては警察に同行してもらうこともあるそうです)。
B)とC)は、普段、日本で生活している日本人には関わりが少ない業務だと思いますが、6月1日に、中区から金沢区鳥浜町に移転した「東京入国管理局
横浜支局」は、まさにこの2つの業務が行われる場所です。ちなみに、横浜支局の管轄地域は神奈川県全域です。
今回の取材では、横浜支局・総務課の福原課長にお話を伺い、また、館内を案内して頂きました。 |
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在留関係の審査手続きをする窓口。受付終了間際の時間だったので、人影はまばらでした。 |
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こちらは手続き等に関する相談ができる「外国人在留総合インフォメーション」。運営は、民間に委託されているそうです。 |
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親子連れの利用者の便宜を図るため、子どもたちが遊べるスペースもあります。 |
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建物の入り口脇にあるMINI STOP。近くにお店はほとんど無いため、職員にとっても貴重なコンビニです。 |
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入管のコンビニならでは。手続きに必要な収入印紙も売ってます。(クリックで拡大) |
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昔から国際的な港だった横浜港には、 1951年(昭和26)に「入国管理局 横浜出張所」が設置され、1982年(昭和57)には「東京入国管理局
横浜支局」となりました。現在は、川崎市麻生区の出張所と、大さん橋そばにある分室を含め、約150人の法務省の職員が横浜支局で働いています。
横浜支局が金沢区鳥浜町に移転することになったのは、県内に住む外国人の数(正規滞在者数)が増え続けており(ここ5年でも10%以上増加)、旧支局が手狭になったから。以前は、山下公園のそばの「横浜地方合同庁舎」の中にありましたが、最近では在留資格の手続きのための待合室が常に人であふれているような状態だったそうです。
鳥浜町の新しい支局は、建物の総床面積が5倍になり、待合室の広さも倍くらいになりました。また、不法滞在者の収容キャパシティが4倍になり、センサーなどに最新技術を導入して保安強化が図られています。
一方で、所在地が横浜の中心地から少し離れた場所になったため、「手続きに訪れる人が減ってしまうのを心配していたのですが、初日(6月1日)から多くの方に来ていただけました。チラシを作るなどして広報につとめた効果が一定程度はあったのではないかと安心しています」(福島課長)。
というわけで、もしあなたが、神奈川県に住んでいる外国人の方から、「手続きに行きたいんだけど、入管ってどこにあるの?」と聞かれたら、「新杉田駅から61系統のバスに乗ったら終点が入管よ」と教えてあげてください!
オープン時間は平日の午前9時〜午後4時。所在地は金沢区鳥浜町10−7です。
関連リンク
○入国管理局 公式サイト |
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