113人が参加した「第1回 結城忍杯」
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2008年1月24日取材 |
1月24日(木)、杉田劇場ホールで「結城忍杯 第1回 カラオケ大会」が開かれました。磯子出身の演歌歌手・水木昌平さんの師匠であり、作詞家の結城忍さんの名前が冠された大会です。
出場者は「発表の部」に58人、優勝をかけて歌唱を競う「大会の部」には55人。合計なんと113人。間に新川流の舞踊もはさみながら、午前10:30から午後6:00までの長丁場です。 |
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右の方はまるでプロの演歌歌手のようですが、大会出場者です。 |
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出場者は、皆さんとても気持ち良さそうに歌っています。そして素晴らしいのが、司会の池慎弥さんによる、「名調子」という言葉がピッタリのナレーション。イントロに乗せ、ドンピシャのタイミングで情感たっぷりの曲紹介。たとえばこんな感じです。
「嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも・・・。すべて笑顔に託して、今日も街をゆきます。『街のサンドイッチマン!』」
ステージにあがり、スポット・ライトを浴び、プロの司会者にこんな紹介をされたら、それはもう最高の気分に違いありません。
池さんによると、ナレーションはすべてアドリブ。今日のようにたくさんの歌(100曲以上!)を紹介する場合、中には知らない曲もあるそうですが、そんなときも歌のタイトルからイメージを膨らませ、言葉を紡ぎ出すんだそうです。 |
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最初のゲストは水木昌平さん
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すべての出場者が歌い終わった午後5:30頃、ステージには1人目のゲストが登場。ご存知、磯子区生まれ、磯子区育ちの演歌歌手・水木昌平さんです。デビュー曲「望郷譜」など3曲を熱唱しました。
※水木さんの新曲は4月2日に徳間ジャパンから発売予定! |
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お腹に手を当て、顔を少し横に向ける、水木さんお得意のポーズ。 |
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声援に応える水木さん。こんな気さくな姿も人気の秘密。 |
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水木昌平さんからのコメント
今日の大会、皆さんに楽しんで頂けるようにと思っていたんですが、無事に終わって良かったです。審査員の先生方はじめ皆さんおっしゃってたように、今日は本当、レベルが高かったと思います。さすが、僕の地元、磯子区ですね(笑)。ありがとうございました。また、次回、7月ごろに予定してますので、よろしくお願い致します。
関連記事
◆水木昌平さんインタビュー
◆ホテルのディナーショーに行ってきました (水木さんディナーショー・レポート) |
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続いてのゲストは西川ひとみさん
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続いてのゲストは、水木昌平さんの先輩、西川ひとみさん。ファッション雑誌の着物モデルもつとめているそうで、その立ち姿はたいへん艶(あで)やか、さすがの着こなしです。
西川さんは、オリコン16位のヒットとなった『ゆうずけ雨情』など3曲を披露しました。 |
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西川ひとみさんからのコメント
カラオケ大会で私もいろんなところ行きますけど、今日は新鮮でした。すごくあったかい雰囲気だったんです。カラオケ大会って緊張感っていうか威圧感があることが多いんですよね。でも今日はすごくアットホームな大会だったなと思います。
◆西川ひとみオフィシャル・サイト
◆ちどり・ひとみの歌謡一本道のページ =西川さんがパーソナリティをつとめるテレビ番組。
テレビ埼玉のほか、ケーブルテレビやスカパーなどでも見られます(歌謡ポップスチャンネル)。 |
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いよいよ初代優勝者の発表!
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さて、ゲストの歌の間に「大会の部」の審査集計が行われ、いよいよ結果の発表です。審査員の先生による講評の後、敢闘賞、最優秀歌唱賞、審査員特別賞と次々に発表されていきます。
そしていよいよ第三位、準優勝、優勝の発表・・・
○第三位:菅沢 征夫さん
○準優勝:福原 一江さん
○優勝:見目 正栄さん
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徳間ジャパンの梶田さんが、「プロデューサーから見たカラオケの秘訣」を解説。その一部をこの記事の最後でご紹介します。 |
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優勝した見目正栄(けんもく・まさえ)さんにインタビュー
--- お住まいは?
金沢区です。
--- 優勝の自信はありましたか?
自信はなかったんです。本当にもう、嘘みたい。信じられない。ほかの方の歌を聞いてても「皆さん、じょうずー」と思っていたし。
--- 『平舘哀歌』を選んだのは?
今までずっと練習してきた歌なんですね。それで、私の歌をどういう風に評価してくださるかなーと思って。
--- 優勝でお名前が呼ばれたときの気持ちは?
もうホント、信じられないっていうかね。思いも寄らなかったです。
--- 今日の出来はバッチリでしたか?
いや、バッチリではないです。まだまだ勉強しないといけないと思います、これからも。
--- 第二回結城忍杯にはゲストとして招待されるそうですね。
なおまたいっそう練習していかないといけないと思ってます。
--- 今日は、おめでとうございました。
結城忍さんのお話
第1回ということで、不手際があったりするんじゃないかと心配してたんですけど、スムーズに行って良かったです。第1回にしたら合格じゃないかと思います。参加者の皆さん、本当にレベルが高かったですね。
この大会をキッカケに親睦の輪ができればいいんじゃないかなと思います。知らない人同士がお友達になったり。そうすれば世の中、平和になりますよ。すごく楽しくなりますよね。そういうことを目的にしてね、これからもやってこうと思ってます。 |
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徳間ジャパン 梶田プロデューサーによるカラオケの秘訣
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徳間ジャパンのプロデューサーの梶田さんは、講評で、オケを作っているプロデューサーならではの視点から、カラオケを上手に歌う秘訣を解説されました。その一部をご紹介します。梶田さんはもともとロック畑のプロデューサーだったそうなので、演歌に限らず、ロックやポップスを歌うときにも共通の秘訣だと思います。
(1)まず、よく歌詞を読む。その歌の世界を知る。「この詞はどんなことを言いたいのかな?」「この故郷って遠いのかな、近いのかな?」そんなことをイメージする。
(2)次にカラオケを聞く。まだ歌わない。最後まで歌わずに聞く。何度も聞く。プロデューサーは曲のイメージにあわせて楽器を選んだり、メロディーを選んだり、リズムを選んだりしてカラオケを作っている。その意図を汲み取るつもりでカラオケを何回も聞いていくうちに、その歌の攻め方、表現の仕方が自然とわかってくる。
(3)いよいよ歌うが、出だしから強く歌いすぎないよう注意。どうしても張り切ってしまい、歌が強くなりすぎる人が多い。しんしんと降る雪の歌が、まるでヒョウが降っているように聞こえたり。サビなど盛り上がりの部分でも、ほとほどの強さで充分。オケは、ちゃんと歌を応援し、肝心な部分では盛り上がるようにできている。
このアドバイスを参考に、結城忍杯・第二回では磯子マガジン読者から優勝が出てくれると嬉しいです!
関連リンク
◆徳間ジャパン・コミュニケーションズ公式サイト |
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