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電車、電車、バス! Part2

2007年10月22日作成
電車とバス・シリーズ第二弾は、「いそご文化資源発掘隊の後編」+「市電の歴史パネル設置」+「ミニバス開通」の話題です。それではどうぞ!

駅長さんと新杉田駅を探検

市電保存館の見学を終えた隊員一行は、JR根岸線に乗り、新杉田駅に向かいます。ホームに降り立つと、制服姿でにこやかに迎えてくださったのが、30代の若き駅長・原さん。

そして降り立ったその場で、新杉田駅の探検がいきなりスタート。ホームにある「いろんなもの」が何のためにあって、どんな風に使われるのかが、軽妙な語り口調で次々と解説されていきます。言われてみて初めて気が付くものがたくさんあって驚きました。

「線路に敷いてある石は、線路を固定する役割もあるので、カドのある、とがった石が使われています」なんて言われて、良く見ると確かに丸い石はありません。

ここでは、そんな駅のヒミツ(?)のほんの一部ですが、写真でご紹介します。
新杉田駅ホームを見学 新杉田駅ホームを見学
磯子寄りの端にある雨量計。一定以上の雨が降ると、電車がとまります。でも磯子区あたりの雨が原因でとまることは滅多にないそうです。
電車の扉の開閉時、車掌さんが安全確認のために使用するモニター。
新杉田駅ホームを見学 新杉田駅ホームを見学
線路の拡大写真。下の部分には継ぎ目があるのに、上の部分は継ぎ目が無いのです。知りませんでした。
ホームの端にある標識。10両編成はここで停まる、という目印だそうです。
新杉田駅ホームを見学 新杉田駅ホームを見学
エスカレータを設置したときのエピソードを披露する原駅長。
線路に落ちた物を拾うマジックハンドの体験中。でも本当に落とし物をしたときは駅員さんに頼みましょう。自分でやると大変危険です。
いろいろなお話の中で特に面白かったのが、エスカレータを設置したときのエピソード。新杉田駅の構造上、トラックで駅の外から運びこむことができなかったので、特別な貨車を使って、列車でエスカレータの材料を運んだのだそうです。原駅長が持っているのが、その貨車の写真。滅多に見られない珍しい貨車で、この写真は鉄道ファンにはお宝なのだとか。
※ネットで調べたところ、この貨車は「エスカレータ部品輸送用コンテナ」と呼ばれるものらしいです。エスカレータ専用なんですね。すごい。

あ、それから施設や設備のことではありませんが、新杉田駅長の知られざる事実をひとつ。原駅長は新杉田駅だけの駅長さんではありません。洋光台駅、港南台駅、本郷台駅の駅長さんも兼務されているそうです。全部で4駅です。たいへんです。時間的には本郷台駅にいる時間が最も長いそうですが、毎日必ず一度はすべての駅に顔を出すとのこと。
ちなみに、いくつかの駅の駅長を兼務しているケースはそう多くはなく、磯子区内の他の2つの駅(磯子駅、根岸駅)にはそれぞれ専任の駅長さんがいます。
さて、新杉田駅ホームの探検が終わると、こんどは杉田劇場に移動し、原駅長への質問コーナー。
原駅長を中村館長のピアノでお出迎え 原駅長に質問タイム
杉田劇場に到着すると、中村館長がピアノ演奏でお出迎え。
原駅長を囲んでの質問タイム。
ここでは、質問はもちろん、「利用客として、JRへの要望」的なご意見も多く、回答する側は大変だったと思いますが、とても真摯に丁寧にすべての意見に答えている原駅長の姿が印象的でした。

記念撮影磯子マガジンも「磯子止まり、桜木町止まり、蒲田止まりはガッカリするので全部大船まで走れませんか?」などと無茶な質問をしてみました。駅長ご自身も本郷台駅に向かうときに不便を感じることがあるそうですが、乗客数と採算のバランスからなかなか難しいそうです。

そんなこんなで時計を見ると、既に午後4時。本日の文化資源発掘隊は終了の時間です。
最後は杉田劇場の入口で、駅長さんと記念撮影。今日は楽しいお話をありがとうございました。

滝頭バス停そばに、市電保存館の足跡を記録した歴史パネル設置

前回10月16日、滝頭バス停のすぐそばに、横浜市電の歩みを振り返る歴史パネルが設置され、除幕式が行われました。

あ、歴史パネルというのは磯子マガジンが勝手に名付けた通称です。正式な名前は「史跡標示板」。自治会町内会、磯子ライオンズクラブ、磯子区郷土研究ネットワークが共同で設置しているもので、これまで岡村天神参道、根岸飛行場跡、旧杉田劇場跡、かねさわ道(みち)など、磯子区内の歴史的・文化的な場所に建てられてきました。

今回の史跡標示板のタイトルは「ちんちん電車の走った道」。磯子区内を市電が走っている姿を捉えた貴重な写真や、全盛期の路線図などが掲載されています。

設置された場所は、国道16号の「滝頭バス停」のすぐ近く。市バスの滝頭車庫の入口脇です。どうしてこの場所が選ばれたかというと、以前はここが市電の車庫だったからです。それも工場が併設された横浜市電最大の車庫にして、廃線まで最後まで残った車庫でもありました。
まもなく除幕式 除幕の瞬間
ひっきりなしにバスが出入りする滝頭バス停そばで、まもなく除幕式が始まります。
除幕の瞬間!
これが史跡標示板 史跡標示板は滝頭バス停のすぐそば
お披露目された史跡標示板「ちんちん電車の走った道
赤丸が史跡標示板です。
お近くの方は、バス停のそばにできた史跡標示板をいちどご覧になってください。昔を知っている人はもちろん、市電の姿を知らない人でも、『三丁目の夕日』のような昭和の懐かしい風景が思い浮かぶに違いありません。

泉谷にミニバス開通

JR、市電と来て最後はバスのニュースです。京急バスに「上7」系統のミニバスが新設され、10月15日(月)から運行されています。上大岡駅の2番のりば発、笹堀を経由し、泉谷公園近辺をぐるっと循環して上大岡駅に戻る路線です。

以下は運行開始の前日14日に、泉谷公園で行われた開通式の様子です。
まもなく除幕式 除幕の瞬間
テープカット 真新しい泉谷公園バス停
テープカット!
泉谷公園のすぐそばにできた真新しい「泉谷公園バス停」
ちなみに、上7系統の笹堀から先のバス停は次のようになっています。

上大岡駅 >> (略) >> 笹堀 >> 岡村富士見坂 >> 岡村梅林入口 >> 泉谷中央 >> 泉谷公園
 >> 千代田 >> 山王台小学校 >> 広町 >> 笹堀 >> (略) >> 上大岡駅

岡村富士見坂から山王台小学校までの6つのバス停は、すべて今回のミニバス開通に伴い、新しく設置されたバス停です。

●関連リンク
上7系統の詳細(京浜急行バス公式サイト)
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