 この３月にワウディー杉田は、ロコスポーツ杉田に生まれ変わりました。これはつまり、経営母体が変わったわけです。
ロコスポーツは神奈川県で生まれた、茅ヶ崎に本拠地を置くスポーツクラブ。姉妹施設として、３６年の歴史を持つ湘南スイミングスクールのほか、複数のテニススクラブ、フットサルクラブ、ゴルフスクールなどが、湘南を中心に、都内でも営業しています。総合スポーツクラブとしては杉田が２箇所目だそうです。
そんなロコスポーツグループで、湘南から異動してきた、ロコスポーツ杉田の新支配人・宮本高志さんにお話を伺いました。
--- いきなり変な質問ですが、ロコスポーツ杉田の公式サイトを拝見していて気になったことがあります。リンクのページに湘南酒造という会社が掲載されているのはナゼですか？ 湘南ビールを造っている会社のようですが。
会社として直接は関係ないんですが、熊澤酒造の元社長の息子が、当社の社長なんです。テニスをやっていたスポーツマンで、酒造を継がずに、テニスクラブを創ったわけです。それがショコー産業という会社で、スイミングスクールやスポーツクラブ（ロコスポーツ）も始めたんです。
--- へぇ〜！ そういうことなんですね。
はい。で、当社の社長の息子が、熊澤酒造の今の社長なんです。１代空いて、孫が酒造を継いだことになりますね。
こぼれ話
熊澤酒造は、磯子区とちょっと関係があります。以前、磯子区役所のそば、１６号沿いに、湘南ビールの販売代理店らしきお店（詳細は不明）がありました。また、熊澤酒造は、県内でも有数の老舗酒造で、かつて、杉田のフランス料理店パレ･ド･バルブとも料理イベントでコラボレーションしたことがあるそうです。そして今回、社長が親子関係にあるロコスポーツ杉田がオープンしたことになります。 >>
熊澤酒造の公式サイト |
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 --- さて、ロコスポーツについて、いろいろ教えください。まず、スポーツクラブとして目指すところ、運営方針は？
ロコっていうのは、「ローカル、地元」という意味もある、ハワイで使われてる言葉ですが、それをスポーツクラブの名前にしているっていうのは、「地元の皆さんのためのスポーツクラブです」、っていうことなんです。地域密着型ですね。
たとえば茅ヶ崎のロコスポーツ湘南では、近隣のお店と提携してます。提携先のお店でロコスポーツの会員証を見せると、割引などのサービスが受けられるんです。いま、２０ぐらいのお店と提携してます。杉田でも、こういうことを今後進めていきたいと思っています。
もうひとつ大きなコンセプトが、「あらゆる世代に優しいスポーツクラブ」です。スポーツクラブっていうと若い人が利用する場所っていうイメージがあると思うんですね。実際、ワウディーさんから引継いだ杉田は、３０代・２０代の若い会員の方が多いです。でもこれからは、団塊世代やそれより上の方たちにもとんどんスポーツクラブに来て頂きたいと思っています。普段から無理なく体を動かせるようにしておけば、自分のことが自分でできる。いわゆる介護予防にもつながります。
その取組みのひとつが、ロコスポーツ湘南で実施している「サポート・システム」です。
--- サポート・システムですか？
はい。スポーツクラブって、いつ行ってもいい。曜日や時間を決めずに自由に通うのが一般的ですよね。でも、サポート・システムは、習い事やカルチャースクールのように、あえて曜日と時間を決めているプログラムなんです。内容は軽めの運動、例えばストレッチやウォーキング・マシン、軽い筋力トレーニングなどですね。
それで、曜日と時間が決まっていると、通っているうちに「×曜日の×時はここに来るものだ」という習慣になるんですね。お年を召してくると「外に出るのが億劫で」っていう方も少なくないと思うんですけど、サポート･システムが定期的な外出のためのキッカケになります。
それと曜日と時間が決まっていると、参加している方の顔ぶれが割と決まってくるので、お友達ができたりだとか、仲間づくりにもなります。ロコスポーツ湘南では、サポート･システムに参加されてる方の平均年齢７０歳が超えてて、最高齢は８５歳です。恐らく平均年齢が７０歳を超えるプログラムは、ほかのスポーツクラブにはないと思いますね。
年を重ねると健康の個人差が大きくなります。７０代以上はもちろん、６０歳でも大きな違いが出てきます。ロコスポーツは、皆さんがいつまでも健康でいるためのお手伝いをしたいと考えているんです。サポート・システムは、湘南では私が担当していたので、今後、杉田でも取り入れていきたいと思っています。
インタビューはまだまだ続きます。後編公開をお楽しみに〜！
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