ヘアサロン「シャンテ・レール」 【磯子】 |
2010年5月更新、2006年12月作成 |
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★髪のダメージでお悩みの方におすすめのヘアサロン★ |
パサつきやツヤのない髪でお悩みの方、髪の傷みや枝毛、抜け毛が気になる方、いちど「シャンテ・レール」を訪れてみてはいかがでしょうか。オーナーの相沢実江さんが気さくに相談に乗ってくれるはずです。
お店の場所は、JR磯子駅と根岸駅の中間、国道16号線沿い。どちらの駅からも徒歩15分程度で行かれます。バスなら「浜」バス停のすぐそばです。
目印は、真っ赤なテントと、オーナーの相沢さんが趣味で集めた、たくさんの綺麗なガーデニング。季節ごとにさまざまな花を咲かせて、心をなごませてくれます。
お仕事中の相沢オーナー |
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※このページの情報は取材時点でのものです。サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新の情報は直接お店にお問合せください。 |
お店情報 |
店名 |
シャンテ・レール <Chanterelle> |
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ジャンル |
美容室 |
読者サービス |
初めてご来店の方は、ご予約時に「磯子マガジンを見ました」のひとことで、20%割引(全サービス) |
所在地 |
横浜市磯子区磯子2−4−28 |
電話 |
045−751−2209 |
アクセス |
○JR磯子駅、根岸駅より、ともに徒歩約15分
○「浜」バス停よりすぐ (9、58、99、110、113系統)
地図はコチラ |
営業時間 |
午前10:00〜午後6:30 予約制 |
定休日 |
毎週火曜日、毎月第2・第4水曜日 |
人気メニュー |
カット |
子ども・学生カット |
5,250円〜(税込み) |
カット |
7,350円〜(税込み) |
プログレス(トリートメント) |
エクセレントスカルプ&ヘアープログレス |
8,930円〜(税込み) |
スペシャル |
最高級カット |
12,600円〜(税込み) |
最高級パーマ |
15,750円〜(税込み) |
その他 |
カラー |
7,880円〜(税込み) |
パーマ |
12,600円〜(税込み) |
エステ |
5,250円(税込み) |
※髪の長さによって料金は異なります。 |
開店日 |
・1970年10月、オープン(当時の店名は「美容室トップ」)
・1989年、店名を「シャンテ・レール」に変更
・2003年3月、リニューアル・オープン |
その他 |
駐車場:あり
お子様連れ:OK
クレジットカード:可 |
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Part1 すべての女性を綺麗にしたい |
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相沢 実江(あいざわ・みえ)さん
出身:大分県大分市
磯子区歴:38年
おすすめのお店:メルクール(磯子のプリンス・ハイツ1階。紅茶、洋服、雑貨のお店) |
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---お仕事で心がけていらっしゃることを教えてください。
すべての女性を綺麗にしてさしあげたいっていうことですね。
美容師になったばかりの頃の話なんですが、勤めていた店にいらっしゃるほとんどのお客様は、髪が伸びたから切るという感じで、オシャレが目的では来店されていなかったんですね。それがすごく残念で。そんなことがあって「女性を綺麗にしたい」っていう強い思いが生まれました。
---小さい頃から美容師を目指していたんですか?
うーん。そうでもなかったかな。ただ、美的なものには興味ありましたね。デザイン関係に興味があって、そちらの道に進もうと思っていた時期もあります。
---横浜にいらっしゃったのはいつですか?
1968年(昭和43年)頃ですね。翌々年、この店を開きました。
---当時は「シャンテ・レール」という店名ではなかったんですよね。
「美容室トップ」という名前でした。当時は理髪店もやってたんですよ。1階が理髪店で2階が美容室。
---その頃、お仕事はどんな風にされていたんですか?
自分はまだ経験が足りないと思ったので、お店は人に任せて、当時有名だったいろんなサロンに住み込みで働かせてもらって、3年間くらい勉強を重ねました。本当にいろんなところに行きましたね。ロレアル・サロンにとても有名な先生がいらしてね、そこに行ったりだとか。
---後にフランスに行かれたのは?
1978年ね。ロレアル・サロンの関係で行ってきました。1ヶ月くらいかな。フランスに限らず、毎年、世界のどこかに行って勉強したり、仕事したりしてたんです。だから10カ国くらいは行ってるかなぁ。ヨーロッパの次はアメリカ、その次はシンガポール、そんな調子です。あるときは、マレーシアで王様のご家族のヘアーメイクと着付けをしたんですよ。花嫁さんが和服を着たいっていうことで。だからカツラから打掛けから全部飛行機で向こうに送って。ホテルだったんですけど、学校の講堂ぐらいある大きな式場でね。あれは豪華でしたねぇ。
---その頃、髪を傷めない独自のレザーカットを編み出したそうですね。
そう。線で切るんじゃなくて点で切るんです。言葉で説明するのは難しいのよねぇ・・・(笑)。(と相沢さん、ここで紙を取り出し、イラストで説明してくださいます。)
直線的な動きでバサっと線のように切るんじゃなくて、円を描くようにレザーを動かして、その円が髪の毛と接するほんの少しの部分(点)だけを切るんですね。その点の部分を少しずつずらしながら根気良く切っていくと、手間はかかるんだけど、より繊細に髪の毛をカットできるんです。だからヘアーが毛筆の穂のような綺麗な形になるんです。
そのカットがおかげさまで大変好評で、同業の方たちに「相沢先生ってどんな人だろう、会ってみたかった」って、よく言われましたね。
---どうやってそういう技術を生み出すんでしょうか?
いろんな先生の切り方を一生懸命見ているとヒントが見つかるんですよ。だから毎日が勉強ですよね。
---そういうのを研究するのってたいへんではないですか?
好きなんでしょうねぇ(笑)。
---もちろん、カット以外の研究もされているんだと思いますが。
すべての面で技術的な自信はありますよ。結婚式場に10年いましたから、自分で言うのもなんだけど、メイクもピカイチだし(笑)、着付けもピカイチよ(笑)。
---メイクや着付けもお店でやって頂けるんですか。
やりますよ。女性自身とかの週刊誌の表紙とかグラビアの撮影用に、モデルさんのヘアメイクや着付けもやってましたから。浜松町にあるスタジオに通ってたんですよ。 |
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髪質が劇的に変わる |
トリートメントをしないのに・・・
◎傷んだ髪が蘇ります
◎ツヤ髪になります
◎傷んでいないロングヘアーが実現します
◎膨らむ髪が落ち着いてきます
◎クセ毛が落ち着いてきます
◎ハリが出てきます
◎髪がしなやかになります
◎白髪が出づらくなります
◎若々しい髪を保てます
◎パーマをかけても傷みづらくなります
◎カラーをしても退色しづらくなります
◎ヘアースタイルがまとまりやすくなります
◎綺麗な髪と言われることが多くなります
誰もが皆、まだまだ沢山の綺麗になる力が体の中に眠っている事に気付かないでいる事が多いのです。・・・が、技術でそれを引き出す事が出来るのです。
1:29の法則
1ヶ月のうち1日だけ体にいいものを食べても、残りの29日のケアを怠っては体質改善はできませんよね。髪についてもそれは同じ。当店で施術を行った1日だけでなく、ご家庭での、残りの29日のホームプログレスがとても大事なんです。 |
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相沢さんの経歴(主要なもののみ抜粋)
1970年 |
10月9日、現在の場所に「美容室トップ」を開店。(後に、「サロン・ド・トップ」→現「シャンテ・レール」に改名) |
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1973年 |
第2回 全日本美容技術選手権 神奈川大会 入賞 |
1975年 |
ポール富川先生を師と仰ぎ、レザーカットを学ぶ。
その後、独自のレザーカットを生み出し、髪を傷めないレザーカットとして各所で講師をつとめる。 |
1978年 |
フランスにて、ケネス・ヒスミのカット教室に入学し、シザースカットを学ぶ。 |
1980年 |
ヒデ竹内のカットショーに出場 |
1981年 |
大手美容メーカー「シュワルツコフ・シルエタ」のインストラクターを10年間つとめる。カラーリングを得意とした。 |
1983年 |
水曜会のヘアーショー、ブライダルショー等に数多く出場。 |
1988年 |
ダラスで開かれた世界のヘアーショーに日本代表として出場し、日本の花嫁さんの着付けを披露。(現地では、長い帯をどうやって結ぶのか大きな興味と関心を呼び、フラッシュの雨。翌日、現地のテレビニュースでも取り上げられたそうです) |
1989年 |
店名を「シャンテ・レール」に変更。渋谷に支店を出店。 |
水曜会にて。ヘア&メイク、着付けを担当 |
2003年 |
12月、お店をイメージ・チェンジし、リニューアル・オープン。 |
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お客さまの声 |
取材時に姉妹で来店していた松永さんにお話しを伺いました。
お姉さん(30代)
髪質が確かに変わりました。手触り、ツヤが良くなったし、手ぐしが通るようになりました。私は髪の量が多いんですが、シャンテ・レールさんに来るようになってから広がらなくなりましたし。それにパーマをかけても逆に髪質が良くなるんですよ。父も含めて家族全員、それに会社の従業員もシャンテ・レールさんのお世話になっています。
妹さん(30代)
姉は髪がパサついてたので、以前は傷んでいなくても傷んでるように見えたんですが、最近は「髪が綺麗になったね」ってみんなに言われるようになったんですよ。
私も、朝起きたての髪が違いますし、雨のときのまとまりが違うんです。夏場にベタつく感じも無くなりました。新陳代謝が良くなったのか、地肌の感じもかなり変わりましたね。
プライスが普通より少し高いかなとはじめは思ったんですが、しばらく通っているうちに髪質が良くなってきて、普通よりお店に来る回数が減ってくるんです。あ、それってお店にとっては嬉しくないことかもしれないですけど(笑)。でもだから、長い目で見たら決して高くないですね。余分なトリートメント剤も買わなくなりましたし。
※松永さんご家族は、南区の日本橋で建設会社「ウィーズ」を営まれているそうです。
シャンテ・レールを利用しているお客さまの声 (お手紙、アンケートからの抜粋)
平山さん(女性・自営業) 私も六十の峠を越えました。でも「シャンテ・レール」さんのおかげで、畑に輝いていた「とうもろこし」の「ひげ」さんの毛が弾力を増し、心豊かに季節を堪能している昨今です。友達はもちろん、知らない方からも素敵ねという言葉を頂き、ちょっと自慢と自信を道連れに街を歩かせて頂いております。 |
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Part2 休日はガーデニング、カトレアが大好き |
---ここからはお仕事を離れたお話も聞かせてください。ご出身はどちらですか?
大分県です。村山元総理と同じ町内なの(笑)。中島五条っていうんです。京都と一緒で、道が縦横になってて、一条、二条・・・っていう風に数えるんですよ。十条まであるんかな。
---歴史のある街なんですね。
そうですね。城下町なんです。それと、大分県の竹田(たけた)市に滝廉太郎の「荒城の月」で有名な豊後竹田城(別名:岡城)っていうのがあるでしょ。そこが父の出身だから良く行きました。この前ね、磯子駅に旅行のポスターが貼ってあって。「あれ?
竹田城じゃないかな」って思ったらやっぱりそうだったの。
---見てすぐわかったんですか?
そう(笑)。
---大分県は九州だから、こちらよりは随分あったかいですか?
それが横浜とほとんどおんなじ。よく似てるんですよ、この辺と。
---初めてこちらにいらしたとき、磯子区はどんな場所でしたか?
それはもう、大分の私が住んでたところより田舎でしたよ(笑)。ただ、人の多さはすごかったですよね。店をオープンした日は整理券配りましたから。汐見台のあたりからもいらしてくださって。
---この辺(「浜」の近辺)は昔から栄えてたわけですよね。
そう、芸者まちだったから。置屋さんもあったし。それで、ヘアだけじゃなくて着物の着付けなんかも昔はよくやりましたね。
---あ、開店当時は置屋がまだあったんですか?
ありましたよ。無くなったのはいつだったかなぁ。ちょっとよく覚えてないですけど。
---近所のお店の方にもお知り合いが多いですか?
もう、この辺の人たちはみんな知ってますよ(笑)。私が磯子マガジンを知ったのも、洗濯船のチーフにお話を伺ったからだし。この前、はまやさんが磯子マガジンに出てたから、高木店長に「こんど私も載る予定なのよ」なんて話をして。旭屋さんの中里店長も知ってるわよ。
磯子区のおすすめスポットを教えてください。
根岸の旧柳下邸がいいですね。お雛様の飾りを見に行ったり、梅の季節に行ったりね。日本家屋が好きなんです。
---お店でおすすめはありますか?
米米はよく行きます。おいしいですよね。それと、お買い物はメルクールさん(磯子のプリンス・ハイツ1階)に良く行くわね。
---休日は何をして過ごしていますか。
半分講習会で、あとの半分はガーデニングかな。ガーデニングを本格的に始めたのは20年前くらい。金沢文庫のグリーンファームとかよく行きますよ。今はなくなっちゃっいましたけど、プリンスホテルのところにあったお店とかね。
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お店の前に咲き乱れていたたくさんのお花のうちの、ごく一部です。 |
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---どんなお花がお好きなんですか?
カトレアが一番好きです。私がカトレアが好きっていうことはお友達も知ってるから、卒業式とかなんかのお祝いの時にはみんなカトレアを一輪持ってきてくれます。やっぱり、蘭系が好きなんですね。その中でも特にカトレアが好き。
---好きな本、作家は?
時代物が好きなのね。山本周五郎の本を結構、読みあさりましたね。『五瓣の椿(ごべんのつばき)』とか、『樅(もみ)の木は残った』とかね。山本周五郎は、そこの間門(まかど・磯マガ注:中区本牧の地名です)の上の旅館(間門園)で遺作を書いたんですよね。それと、最近は宇江佐真理が好きですね。
---音楽は聴かれますか?
毎月、横浜交響楽団の演奏会に行ってます。桜木町のもみじ坂の県立音楽堂ね。あとジャズも好きでよく聞くの。
---好きな言葉、大事にしている言葉を教えてください。
「一期一会」。お客様ぜんぶ出会いですもんね。あなたともこうやって出会えたのもそう。人と人とのつながりですね。人から紹介して頂いたり、またそれを人に伝えていったり。あとは「平和」ですね。平和にならなきゃみんな幸せにならないし。
---本日は長い時間、ありがとうございました。 |
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取材を終えて |
相沢オーナーの声はとても聞きやすい綺麗な声をされています。お芝居とか歌なんかをやられるといいのではないかと思ってしまうほど。おかげで、インタビューテープから文字を起こす作業がとてもスムーズに進みました。そして、ふるさとの大分のお話になると、かすかにアクセントが大分弁になるんです。優しさのある、素敵な言葉でした。 |
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