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ごはん屋 米米 KOME-KOME 【磯子】

2005年8月取材
お店のホームページ メニュー 磯子駅から
歩いてみました
求人情報
★『ごはん屋 米米』で土鍋ごはんと創作料理を食べる幸せ★
駅でもらったチラシに「ごはん屋」と書いてあるのを見たときは、定食屋さんだと思いました。家に帰ってチラシのメニューをよく見たら、定食屋さんとは違うらしいことがわかりました。後日、ひとづてに「おいしい」という評判を聞いて、いつか行ってみたいと思っていました。
一度行ったらやみつきになりました。

横浜の有名店「あいちや」出身のシェフ根本さんが作る土鍋ごはんと創作料理の数々はどれも絶品。ごはん屋・米米、訪問記。

「シェフにじっくりインタビュー」に進む
Part1 お酒が飲める人も飲めない人も...
Part2 子どもの頃から「将来は料理の道に」
Part3 もうすぐ30歳だし...
07年 冬メニュー 〜ハーフサイズのオーダーが可能に!〜  (米米ホームページへ)
特製ドレッシング・ソース、好評販売中
ランチ・タイムに嬉しいお弁当販売開始
※このページの情報は取材時点でのものです。サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新の情報は直接お店にお問合せください。
お店情報
店名 ごはん屋 米米 KOME-KOME
ジャンル 和食ベースの創作料理
住所 横浜市磯子区森1−10−20 ライオンズステーションプラザ1F
地図はコチラ
電話 045-751-0141
アクセス JR根岸線 磯子駅より徒歩1分
営業時間 【火〜土】昼11:30〜14:30 (ラストオーダー14:00)
【火〜土】夜17:00〜23:00 (ラストオーダー22:00)
【日】12:00〜22:00 (ラストオーダー21:00)
※祝日も曜日どおり
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合もお休みです)
平均予算 昼:1,000円(ランチ・メニュー)
夜:2,500円〜3,500円(アルコールを頼まれた方のみ、お通し150円)
席数 テーブル14席、カウンタ7席、個室1室(8名まで)
※個室の追加料金不要
開店日 2005年3月25日
その他 夜の部のメニューはコチラ
クレジットカード:可
駐車場:無
テーブル予約:可
お子様連れ:OK
宴会:可(貸切でカウンタ、個室も使用した場合で最大30人前後)
ホームページ http://www.e-komekome.net/

これはある日のランチ・メニューの一部。ごはん、味噌汁、飲み物に毎日5品のおかずがついて1,000円。


夜の部のおすすめメニューの一例。ズッキーニとカンパチのバルサミコソース。クリックすると大きな写真も見られます。とても綺麗です。
お酒が飲める人も飲めない人も来られるお店に
シェフの写真1
根本 昇(ねもとのぼる)さん('75年生まれ)
出身:下永谷(港南区)
磯子区歴:小4の頃、岡村に引越し、その後は磯子区で育つ。現在は上大岡在住だが、'05年3月、磯子駅そばで米米を開店。
磯子区への要望:活気が欲しい。
おすすめスポット:壱六家(ラーメン)
---どんなお店を目指していますか?
お酒が飲める人でも飲めない人でも気軽に来てもらって、おいしい料理を食べて頂ける、そういうお店にしたいですね。
ウチは和食ベースの創作料理なんですが、創作料理を食べさせるお店って、お酒を飲むことが前提になっていることが結構多いんですよ。だから、お酒が苦手な人はちょっと入りづらいと思うんですね。
で、ウチはお酒が飲める人はもちろん、飲めない人でも気軽に入ってもらえるような店にしたかった。だから、自分の店を持つなら土鍋ごはんをメインにしたいと以前から決めていました。店名の前に「ごはん屋」というキャッチ・フレーズを入れたのも、そのせいです。

---それでは土鍋ごはんについて教えてください。
読んで字のごとく土鍋で炊くご飯なんですが、ウチの自慢の品です。詳しい炊き方は企業秘密ですが(笑)、いろいろ試行錯誤して、自分でも「これはうまい」と言える、納得のいく炊き方を見つけました。
土鍋ごはんがどんなものかっていうと、まずご飯粒がたってます。それで、つやがあって甘みがある。土鍋が水分をうまいこと逃がしてくれるのでべチャッとならない。「ごはん粒を食べてる」って実感してもらえるはずです。
土鍋ごはんは、常に何種類か用意してあるんですね。白米と旬のものを使った炊き込みごはんと。で、ごはんがお好きな方なら、白米だけでも甘みがあるのでオカズなしでも十分おいしく食べられますよ。

---お米にもこだわりが?
はい、特にこだわってます。今は福島県産の、普通の米屋さんでは手に入らない特別なお米を使ってます。去年は福島のお米のデキがよかったんですよ。
ただ、もう間もなく新米が出てくるので、そこでまた味見をして、銘柄を選び直します。その時期その時期に、一番おいしいと思えるお米を使うようにしています。

---和食ベースの創作料理とはどういうものですか?
例えばお刺身なんかの和食の素材をソースやドレッシングで食べて頂くものが多いかな。ただ、別にジャンルは問わないですね。和食でも洋食でも中華でも、全部が合体してるみたいな感じですよ。料理のジャンルを横断するのが創作料理だと思ってるんで。

店内の写真 ---おもしろいですね。
ええ。創作料理が好きなのは、料理の世界に限らずいろんなワクにとらわれたくない、自由な生き方をしたいという自分の性格からですね。特に和食の世界は「こうじゃなきゃいけない」っていう決まりごとが多いんです。でも僕はそういうガチガチなのがイヤだったんで。お客さんが喜んでおいしければいいんじゃないのっていう。
例えば、スペアリブのねぎ焼きっていうメニューがあるんですけど、これはスペアリブをねぎソースで食べて頂くんです。ちょっとワイルドで、だけどサッパリしていて、お客様にも人気があります。

---ところで、週末は満員で入れないなんてこともあるんですか?
そうですね、特に土日の夜は席が埋まってしまうことも多いので、お手数ですが、できれば事前にご予約ください。平日の夜が比較的来てもらいやすいですかね。でも心配な方は念のためご予約を(笑)。それからお子さんがいらっしゃるご家族連れの方は、個室を予約して頂ければ、気兼ねなくお食事を楽しんで頂けると思います。
『米米』夜の部を攻略しよう!
土鍋ごはんの写真
これがウワサの土鍋ごはん(この日のおすすめのマツタケ炊き込み土鍋ごはん)。この写真もクリックすると大きく見られます。
11:30〜の昼の部はランチ・メニュー(\1,000)なのでサッと頼めるのですが、夜の部はたくさんのメニューがあって迷ってしまいます。そこで『米米』を堪能するオーダー例をご紹介しましょう。

◆Step1 とりあえず飲み物と土鍋ごはんをオーダー。土鍋ごはんは注文してから30〜40分ほどかかるので最初に頼んでしまいましょう。
◆Step2 飲み物が来るまでの間に、前菜を選びましょう。お刺身がいいか、それともサラダか、お好みでどうぞ。
◆Step3 前菜をおいしく頂いたらさぁ主菜。肉にするか魚にするか。スタッフが教えてくれる「今日のおすすめ」もねらい目です。
◆Step4 そんなこんなで、そろそろ土鍋ごはんがやってきます。あぁ、満腹。あぁ、しあわせ。
◆Step5 最後はデザートでしめましょう。大人気なのは「あんにん葛豆腐」。もちもちしていてサッパリつるっ。新食感で、特に女性のお客さまにはたいへん喜ばれているそうです。

※ここで紹介したのはあくまでオーダーの一例。これにとらわれず自由に注文して頂いても、もちろん構いません。
子どもの頃から「将来は料理の道に」
シェフの写真2---それではシェフのこれまでのあゆみも伺います。小さい頃はどんな子どもでした?
とりあえず貧乏でした(笑)。まぁ、それはともかく、外でよく遊ぶタイプでしたね。小学校の途中まで住んでた下永谷(港南区)は、今と違って田舎だったので虫とかよく採りに行ってました。それからレインボーハイツができたばかりの頃の岡村(磯子区)に引っ越して来たんですけど、岡村は都会っ子が多くて、遊びが全然違いましたね。

---その頃の将来の夢は?
それはもうずっと料理の道なんで。小学生の頃から。
おふくろが働きに出てたんで、昼ごはんを自分で作ったりしてたんですよ。簡単なものですけど、チャーハンとか。そのときに料理を作る楽しさを知りました。

---和食の道に進むきっかけは何だったんでしょう?
高校生の頃、トンカツ屋でアルバイトしてたことがあって、そこの料理人が和食の板前さんだったんですね。その板前さんに「和食ができれば他のジャンルも全部できるようになるよ」って言われたんで、「じゃあ和食やろう」と。

『米米』オーナー・シェフ 根本さん、料理人としての歩み
横浜の懐石料理『あいちやジョイナス店(分、あいちや)』にて料理の道を歩み始める。創作料理とは何かを知る。
有楽町の懐石料理『胡蝶』にて懐石料理の基本を厳しく叩き込まれる。胡蝶はTVドラマ「味いちもんめ」('95、中居正広ほか)の料理監修もつとめた有名店。
「例えば大根を切るにしても全部同じ厚さ、全部同じ大きさじゃないとダメ。一寸(いっすん)間違えても怒られました。精神的なことも含めてすごく厳しかったけど、胡蝶で学んだことは今でも大切な財産です。」(根本さん談)
平塚グランドホテル:和食の道をさらに突き進む。また、ふぐの調理師免許を取得。(ふぐ料理を出すには免許だけではなくお店としての申請もいるそうで、残念ながらまだ『米米』でふぐは食べられません。)
その後、さまざまな店で料理長を歴任。また、将来の独立に備え、ホールなどの仕事にもチャレンジ。接客や経営を学ぶ。
もうすぐ30歳だし、じゃあそろそろやるか!」
---自分のお店を開くキッカケは?
30歳までには独立っていうのが前からアタマにありました。本当は25歳くらいのときからすぐにでも自分の店を出したくて仕方なかった。ただやっぱり経験が不足しているのは自覚していたんでちょっと我慢して。
調理場にしかいたことなくて料理のことしかわからなかったので、経営とか接客を勉強するために、ホールで店長やったりしたこともあります。
そういう経験を積んでいくうちにいよいよ30歳が近付いてきて、それで「ヨシ、じゃあ、そろそろやるか!」と。店がうまくいくかどうかはやってみなきゃわからないところもあるんで、勇気を出して独立しました。

---店名はどなたが?
奥サン(※シェフは奥様のことをこう呼びます)と二人で考えました。僕がアイディアをいくつか紙にバーッと書いてたんですけど、米をふたつ重ねて「マイマイ」はどうだろうって言ったら、「コメコメ」のがいいよって奥サンに言われて。覚えやすいしごはん屋というコンセプトにもあってる。「それ採用!」と。米米クラブとは関係ないです(笑)。

個室の写真
個室は大人8人まで入れます。追加料金不要です。グループやお子様連れのご家族に最適。
---お店の場所を磯子にした理由は?
自分が育った地元というのは大きいですね。それと横浜駅の周辺とか、みなとみらい地区とか、そういう場所ではお店を出したくなかった。都会的な場所からはちょっと離れてる、でもおいしい、そういうお店を出したかったんです。
東京には意外な場所の隠れた名店というのが結構あるんですが、横浜にはあんまりないように思うんですよ。それで、そういうお店を目指したいというのも磯子を選んだ理由のひとつです。

---内装にも気をつかわれていますね
店のデザインは全部自分たちで考えて、知り合いの内装業者に工事をお願いしました。とても気に入っています。それと奥サンがむかし花屋につとめててフラワー・アレンジメントも得意なんで、知り合いの花屋さんに頼んで取り寄せた花をいろいろ店に飾ったりもしています。

---それでは最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
味には自信があります。食べにきてもらえればわかるんで、とにかくぜひ一度食べにきてください。よろしくお願いします。

お店の前で記念撮影
お店の前で記念撮影。
取材を終えて
オーナーシェフ、パッと見はちょっと怖いです。とくに調理場にいるときは。ところが料理の腕を止めて話し始めると笑顔がとてもかわいいんですね。それがとても印象的でした。それからご夫婦が二人三脚でしっかり協力し合っている、それも強く感じました。取材へのご協力、ありがとうございました。
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