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イタリア風 伊酒家 ピアチェーレ 【磯子】

2005年8月取材、2011年5月更新
私、お店に行きました! 地図 磯子駅から歩いてみました お店のホームページ
★磯子の裏通りにたたずむイタリアンの名店『ピアチェーレ』★
ピアチェーレ外観磯子駅から歩いてすぐ。でも裏通りにあるのでちょっと見つけにくい。見つかっても、外からはお店の中が見えないので何となく入りにくい。ところが・・・
勇気を出してそのトビラを開けると、家庭的な雰囲気の内装に、やさしそうなシェフと奥様。料理はもちろんとてもおいしくて、値段も良心的。ほめすぎに聞こえますか? でも本当です。
そんな隠れたイタリア料理の名店、ピアチェーレにお邪魔して、オーナー・シェフの斎藤勉さんにお話をうかがいました。

2011年4月、10周年を機に80m移転し、リニューアル・オープンしたピアチェーレ。店内も広くなりました!

「シェフにじっくりインタビュー」に進む
Part1 格式ばらない、誰でも気軽に入ってもらえる店を...
Part2 日曜の昼下がりは、店のドアを開けっぱなしに...
※このページの情報は取材時点でのものです。サービス内容や料金は変更される可能性があります。最新の情報は直接お店にお問合せください。
お店情報
店名 ピアチェーレ
ジャンル イタリア料理
住所 横浜市磯子区森1−2−1 地図はコチラ
電話 045−752−5320
アクセス JR根岸線 磯子駅より徒歩6分
営業時間 昼:午前11:30〜午後2:30(要予約・大人4名様以上・貸切ランチコース・小さいお子さん歓迎)
夜:午後5:30〜、フード・ラストオーダー=午後10:00
定休日 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合もお休みです)
他に夏期休業、年末年始休業あり。
平均予算 2,500円/1人(お通し250円)
コース料理 男性4,000円〜、女性3,500円〜 詳しくはお店のホームページ
ワインデー 毎週月曜日は赤ワインの日、木曜日は白ワインの日。20時までにご注文のお客様はそれぞれのワインがボトル700円引き、グラスワイン150円引き。
席数 貸切時、着席で最大16名程度
開店日 2001年4月25日
その他 お子様連れ:OK、クレジットカード:不可、駐車場:無
予約の電話は15時頃から受付、テーブル予約:可
ポイント・カードあり(スタンプがたまると割引、無期限)
ホームページ http://www.geocities.jp/ybfan_piacere/
ピアチェーレ 料理の写真
ある日のおすすめメニューを写真に撮らせて頂きました。メバルのアクアパッツァ。クリックでズーム・アップ!


こちらはクマをモチーフにした、お店のマスコット・キャラクター。シェフそっくりに見えるのは気のせいでしょうか。
格式ばらない、誰でも気軽に入ってもらえる店を目指しています
シェフの写真
斎藤 勉(さいとうつとむ)さん('70年生まれ)
出身:菊名(港北区)
磯子区歴:'98年、結婚して磯子区に。
磯子区のココが好き:のんびりしている。
磯子区への要望:もう少しだけ活気を。
おすすめのお店:天ぷら井筒(磯子)
--- 素敵なお店ですね。
ありがとうございます。オープンしたのは2001年の4月なんですが、その前はここはスナックだったらしいんです。外から店内が見えないのはそのせいですね。ウチは予算の都合もあって(笑)一気に模様替えはできなかったので、少しずつイタリア風に改装してこうなりました。ある程度は「イタリア」を感じてもらえるようになったと思っています。

--- 店名の「ピアチェーレ(piacere)」はイタリア語で「はじめまして」という意味だとか?
はい。それと「ようこそ」という意味もあります。ウチの店にピッタリだと思って命名しました。正式な店名は「オステリア・ピアチェーレ」というのですが、オステリア(osteria)はイタリア語で「居酒屋」という意味です。お酒でも飲みながら気楽にイタリア料理を楽しんで頂きたいという気持ちを込めています。

--- 看板には「伊酒家」と書いてあってシャレてますね。
そうですか?(笑)。「伊」はイタリア(伊太利亜)の伊、それから家庭的な店にしたかったので「屋」は「家」にしました。あまり深く考えずにパッと思いついたんですよ。

--- お店のコンセプトは?
このところ本格的なイタリア料理の専門店が増えてきたとはいえ、「スパゲッティ(パスタ)とピザ」=「イタリア料理」だと思っている人はまだ多いと思うんです。もちろんウチでも各種のパスタやピザをお出ししていますが、イタリア料理の楽しみはそれだけではないんですよ。肉料理や魚料理、野菜料理・・・実にさまざまなものがあります。そんなイタリア料理の奥深さを知ってもらいたいと思っています。

--- 一方でアットホームな雰囲気も感じられますね。
ええ、気軽に気取らずに来てもらえるお店にしたいというのもウチの以前からのコンセプトです。年に1回というような格式ばったお店じゃなくて、月に1回気軽に来てもらえるようなお店を目指しています。

店内の写真--- テーブルの上にはフォーク、スプーンではなく、おハシが並んでいます。
それも肩肘張らずに食べて頂きたいからですね。うちではパスタもおハシで構いませんよ(笑)。もちろんご希望があればフォークやスプーンもお出しします。

--- パスタの多くが840円(※消費税込み)とリーズナブル。この値段で本格的なイタリア料理を出せる理由は?
それは磯子の地価のおかげですかね(笑)。横浜駅の周辺やみなとみらい地区で同じ料理を出そうとしたら1.5倍くらいの値段になるんじゃないですか(笑)。
もちろん場所柄だけが理由ではなくて、気軽に食べられる値段にしたいので、いろいろな面で努力をしています。味に関係ない部分での節約とか。値段設定は10円、20円で毎日のように悩んでますよ。

--- このお店のこだわり、自慢のメニューなどあったら教えてください。
通常メニューのほかに「今日のおすすめメニュー」をご用意しています。今そのときの旬を常に意識したメニューで、パスタ、ピザ、魚料理、肉料理、野菜料理、デザートなどそれぞれ常に1、2品ずつ用意するよう心がけています(ある日のおすすめメニュー例はコチラ)。おすすめメニューには特に力を入れてますので、ぜひ食べてみてください。味ももちろん、お値段的にもお得なものが多いです。

お二人の写真
左は九州ご出身の奥様、麻衣子さん。人との距離感がある東京に比べて、磯子はやさしい人が多いと感じているそうです。そしてご主人評をうかがったところ「優しくて仕事熱心」というこれ以上ないお答えが返ってきました。うらやましい。
--- 鎌倉から仕入れている食材もあるとか?
食材の中でもこだわりがあるのが野菜です。シチリア・ナスやクロキャベツ、ビーツなど、新鮮でイタリア料理に合う旬の野菜を、鎌倉や那須高原の生産者から直接買い付けているんですよ。
また、イタリア料理通の方にもご満足いただけるように「こんな料理が食べたい」など、その日の食材にもよりますが、メニューにはないご要望に応じた料理をご提供することもできますよ。

--- ところで、イタリア・ワインというのはどんなワインなんですか?
イタリア産のワインはクセがなくて飲みやすいものが多いし、値段も手ごろです。うちではイタリア・ワインを中心に、常時20種類以上のワインをご用意しています。注文した料理にどんな料理が合うかわからないときは気軽に相談していただければ、ベストなワインをお出ししますよ。
また、イタリア料理によく合うワインとビール以外にも、イタリア料理店としては珍しいのですが焼酎も置いています。その辺はこだわりなく、お客様がお好みのスタイルで食事を楽しんで頂きたいので。

--- 「ワインデー」というものがあるそうですが・・・
ええ、ボトルですと700円引き(銘柄問わず)、グラスだと150円引きになる、「ワインデー」というサービスを毎週月曜日と木曜日にやっています(20時まで)。月曜日は赤ワインが対象、木曜日は白ワインが対象です。ボトルでご注文の場合は、飲み切れなければお持ち帰り頂いても結構ですよ。

『ピアチェーレ』を堪能するには
「イタリアンはスパゲッティとピザだけではない」とおっしゃる斎藤シェフ。とはいえこちらはイタリアン素人。そういうわけで、ピアチェーレ流のイタリア料理注文術(!)を教えていただきました。

◆Step1 まずは飲み物と前菜(サラダ、カルパッチョなどなど)をオーダー。月、木なら飲み物はやはりワインがおすすめです。乾杯しながら、次の注文を検討しましょう。
◆Step2 前菜を食べ終えたら、一品料理をどうぞ。魚料理、肉料理、チーズなどいろいろ揃っています。次に来るときにはもう食べられないかもしれない「今日のおすすめ」も要チェック。
◆Step3 そろそろ主菜を頂きましょう。なんだかんだ言っても、パスタやピザだって食べておきたい。それとも今日はリゾットにしようかな。ちなみに「パルミジャーノとゴルゴンゾーラのリゾット」はシェフが前のお店につとめていたときからの名物料理で、自慢の品だそうです。
◆Step4 お腹が落ち着いたらデザートを頂きましょう。ここでデザートの替わりにチーズを頼むと「おっ、通だな」と思われるかも。

※オーダー例はコチラをご覧ください。そしてピアチェーレの公式詳細メニューはコチラ(お店のホームページ)。

もちろん、この順番どおりでなくてもOKですし、品数がもっと多くても少なくても構いません。「それぞれのお好みに応じてオーダーして頂くのも、気取らないピアチェーレのいいところ」(シェフ談)です。


「それでもどうにも迷ってしまう・・・」
そんなときはシェフに頼ってしまいましょう。「今日は何だかサッパリしたものが食べたい」、「辛いものには目がないんですけど」、そんな好みを言うだけで、シェフが料理をセレクトしてくださるそうです。「どうぞ、気軽に相談してください」とのことですよ。
日曜の昼下がりは、店のドアを開けっぱなしにして仕事しています。
ワインの写真--- それでは少し、シェフの個人的なことについて教えてください。ご出身は?
生まれは横浜市の菊名ですが、すぐに大船(鎌倉市)に引っ越しました。育ったのは大船です。

--- 子どもの頃の夢は何でした?
物心ついたときから食べものやです。ただ、最初は寿司職人になりたいと思ってたんですけど(笑)。小学校の卒業アルバムには「将来の夢は寿司屋」って書いてあるはずです(笑)。

--- 料理のジャンルは違えど、その夢が実現したわけですね。
とにかく飲食店への夢をずっと持っていたので、学校を出てすぐ、箱根富士屋ホテルの洋食部に就職したんです。そして西洋料理の基礎と上下関係の厳しさを学びました(笑)。鍋やフライパンを洗い、野菜を刻む毎日はまさに「修行」でしたね。その後、知り合いの方の紹介で藤沢ローマ亭に勤め、イタリア料理の基本を叩き込まれました。

--- その後はさまざまなお店の料理長を歴任されていますね。(シェフの詳しい経歴はコチラをご覧ください。)
はい。山下公園のニューグランドホテルの近くにあった「レストランバー天使」での料理長が独立前の最後のお店になりました。
その店を辞めた後、将来についていろいろ悩んだ時期がありました。ラーメンも大好きなので、一時はラーメン屋に転職しようと本気で考え、面接に行ったこともあります。でもそのときだけは妻の大反対にあったんです。12年間培ってきたイタリア料理の経験と腕前を捨てるのかって。
結局は、以前から考えてはいたんですが自分でイタリア料理店を開くことにしました。

--- 独立について、奥様からの反対は?
なかったですね。なぜか(笑)。

--- 磯子にしたのはどうしてでしょう。
その前に結婚して磯子区に引っ越してきてたんですが、店が家から近いのもいいかなという気持ちがありました。それと場所の意外性っていうのもありますね。「あ、こんなところに、こんなお店があるんだ」って思ってもらえたらイイなと。横浜とかの都市部には無い雰囲気、それが自分が考えていたお店づくりの方向に合っていると思ったんです。

お店の前の通りの写真--- お店は裏通りにありますね。
正直、お店の場所について開店当時は悩んだこともありますが、今はそれも店の個性だと気に入っています。自分の目指している「イタリアの居酒屋」って、本当にこういうちょっとさみしい場所にあるんですよ。
日曜日は目の前の小学校(森東小学校)も休みだから、昼間でも人通りが少なくてシーンとしていて。そんなときは店のドアを開けっぱなしにして音楽をかけながら、料理の下ごしらえをしています。

--- ところで僕は昼過ぎにときどきお店の前を通るのですが、シェフが開店準備をされている姿を良くお見かけします。開店は夕方なのに、どうしてそんなに早くから?
仕入れに仕込みに、やることがいろいろあるんですよ。実際にはたいてい午前中からお店に来て準備をしています。ですから予約の電話も昼過ぎから受け付けていますよ。ただ、ときどき仕入れなどでちょっと店を空けることもあるんで、つながらないときは悪いんですがしばらくしてからかけ直してください。

取材を終えて
予定時間を大幅にオーバーしたインタビューの最後にオーナーシェフが一言、「料理の話、まだ足りないような気がするけど大丈夫ですか」。ご自分の腕への自信と料理へのこだわりが感じられた瞬間でした。
取材へのご協力、ありがとうございました。
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