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杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援

2011年7月作成
まず、お知らせです。

<支援第一弾> 2011年7月8日(金)〜10日(日)午前11時〜午後7時
京急杉田駅そば
プララ杉田1階広場義援コーナーで・・・
東日本大震災で被災した気仙沼市南町商店街の方のための、
夏服の寄付を受け付けます。
この商店街の方たちがいる避難所では、夏服が不足しているそうです。
※大人用、子供用、男性用、女性用、なんでもOK。なるべく、新品または新品に近いものを。

2011年9月1日追記:夏服は段ボールで40箱以上集まったそうです。ご協力ありがとうございました!

なお、この期間中に持参するのが無理な方は、7日(木)まで、プララ杉田2階のジーパンのトップで、寄付を受け付けているそうです(営業時間中)。

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さて、津波で大きな被害を受けた気仙沼市にある商店街を、なぜ杉田の商店街が応援することになったのでしょうか。キッカケは、ぷらむろーど杉田商店街に所属するパレ・ド・バルブの宮内オーナーが、たまたまネットで見かけた新聞記事。気仙沼の商店街の人たちが復興に向けて動き出しているという内容だったそうで、「同じ商売をしている人間として、何かお手伝いができたら」との気持ちで、気仙沼市役所にコンタクト。

そして市役所から紹介されたのが、気仙沼の老舗寿司店「あさひ鮨」を営む村上力男さんでした。村上さんと電話で話した結果、なにはともあれ一度、気仙沼に赴いて村上さんに会うことに。その際に、杉田の商店街はどんな支援ができるのか、現在の気仙沼市はどういう状況なのか、直接話をすることになりました。

訪問メンバーは、宮内さんに加え、プララ杉田専門店会・会長の佐藤さん(フローリスト花だより)と、同青年部リーダーの高岡さん(ジーパンのトップ)、それにバルブの東戸塚店ビストロ・バルブのスタッフ横山さんの4人(※)。訪問日は6月13日に決まりました。

プララ杉田専門店会は商店街全体で、また、ぷらむろーど杉田商店街は有志数店舗が、気仙沼市南町商店街を応援することになったそうです。

註)この記事の写真は高岡さん、宮内さんよりご提供いただきました。
杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援 杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援
6月12日夜に深夜バスで出発し、翌13日の早朝、一行は仙台駅に到着。ここから新幹線で一ノ関へ向かいます。写っているのは佐藤さん。
一ノ関駅の構内に設置されていた寄せ書き応援ボードの写真を撮る宮内さん。
杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援 杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援
本来なら、仙台から気仙沼まで一本で行かれる快速列車もあるのですが、津波の被害でJR気仙沼線が不通になっているため、一度新幹線で一ノ関へ行き、そこから写真のJR大船渡線で気仙沼へ行く、という順路になったそうです。
ここで、気仙沼市と南町商店街について簡単に紹介します。

気仙沼市は宮城県の海沿いの、一番北の部分にあり、宮城県から飛び出すような形になっています。人口は7万人あまりで、磯子区の約半分。面積は約333kuで、磯子区の約18倍です。

気仙沼と同様に今回の地震・津波で大きな被害を受けた岩手県の陸前高田や大船渡は、気仙沼のすぐそばにあります。もともと、気仙沼・陸前高田・大船渡は気仙郡という一つのエリアだったのが、後に宮城県と岩手県に分かれることになったんだそうです。
○参考サイト>> Wikipediaの気仙沼市の解説ページ


気仙沼市 南町商店街の地図気仙沼市の南町商店街。震災の前まではそういう名前の商店街はありませんでした。

右の地図は、プララ発行の応援チラシを撮影したものですが(撮影に失敗して右下が見づらくなりました、すいません)、この地図の近辺が気仙沼市の南町。震災前に「南町夢通り」など4つの商店街がありました。

被災後、この4つの商店街の商店主有志が、ひとつの仮設商店街「南町商店街」として復興を目指して活動しているというのが、現在の状況です。万一、再びの津波に襲われても避難しやすいように、高台の近く(地図の赤いエリア)にプレハブの建物をいくつか建て、旧4つの商店街の中から希望する商店が入居し、新しく約40店舗の「南町商店街」として営業する、という計画になっているそうです。

この南町商店街を、プララ杉田専門店会と、有志のぷらむろーど杉田商店街が、これから「末永くコツコツと応援」していくという宣言をしたのです。プララ杉田では第一弾として、この記事の冒頭に掲載した「夏服集め」を行います。一方、ぷらむろーど杉田商店街の支援第一弾は、杉田劇場でのチャリティー・コンサートになります。

<支援第二弾> 7月24日(日)午後5:30開場、午後6:00開演 会場=杉田劇場ホール
チケット1,500円(全席自由)
チケット及び当日販売する支援Tシャツの収益金の一部が義援金として寄付されます。
出演:PLUM'S(ぷらむろーど杉田商店街の店主によるバンド)、C'dars(メンバーのひとり、ギターの前田さんが気仙沼市商店街出身)、JOINT&POLA
>>詳細はコチラ

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記事後半は、高岡さん、宮内さんが撮影してきた気仙沼市被災地の写真をご覧ください。撮影日は、震災から約3ヶ月たった6月13日ですが、まだまだひどい状況が残っているのがわかります。
○参考リンク:グーグルマップ、気仙沼市役所を中心に
杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援 杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援
左の写真は気仙沼駅
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右から2番目があさひ鮨の村上力男さん。左隣は奥様。
南町商店街の人たちが自主避難している紫会館。河北新報の「特集・避難所いま」に紫会館の記事があります。
杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援 杉田の商店街が気仙沼の商店街を応援
左から2番目が紫神社の総代で、紫会館について詳しく話を聞かせてくれた千葉さん。
寝る場所はこのテントなんだそうです。紫会館は食事をしたり、話をしたりする場所とのこと。
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村上さんのお店「あさひ鮨」。あさひ鮨 公式サイトは震災後も更新されています。
海から500mほどもあるような場所に打ち上げられていた船
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右の建物は、酒造メーカー(株)男山本店の本社社屋。元は3階建てで、国の有形文化財でした。ご覧のような厳しい状況ですが、蔵は奇跡的に被災を免れたそうです。伏見男山 公式ホームページは震災後も更新されています。
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右の写真は、野菜を販売していたお店。
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気仙沼市役所の商工課の熊谷さん。宮内さんの最初の電話に対応してくれた人だそうです。
気仙沼市役所に飾られていた、あさひ鮨の村上力男さんが描いた絵。タイトルは『出船』
今後も、支援・応援の活動情報が入り次第、お伝えします。
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