トップ イベント
カレンダー
お出かけ
アドバイザー
根岸
タウンマップ
磯子
タウンマップ
杉田
タウンマップ
洋光台
タウンマップ
地元で働く!
求人情報

六本木のアート展にも磯子があります!

2010年2月2日取材
国立新美術館(東京都港区)で開かれている「第13回文化庁メディア芸術祭」に、磯子区在住のイラストレーターうだひろえさんの作品が展示されています。展示されているのは先日もご紹介したケータイ・コミック『ラス☆チル』。磯子マガジンは、メディア芸術祭が一般公開される前日のプレス向け内覧会を取材して来ました。

ちなみに、一般公開はバレンタイン・デーの2月14日(日)までで、入場は無料(!)。並行してルノワール展も開催されている会場の国立新美術館があるのは六本木です。磯子区からだと、こんな経路が一番わかりやすいのではないでしょうか。

横浜駅 --東横線-->> 中目黒駅 --日比谷線-->> 六本木駅

磯子マガジンもこの経路を使いました。うまく東横線の特急に乗れれば、横浜から約30分。意外に近い六本木です。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
日比谷線六本木駅に降り立つと、メディア芸術祭の大きな看板が。
会場へ向かう前にちょっと寄り道。ここSTB139には、2月4日(木)に磯子区在住のジャンベ奏者・池田“ア〜スケ”正博さんが出演します。後ろに見えるは六本木ヒルズ。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
さて、引き返して会場に向かいましょう。東京ミッドタウンはカメラのフレームに入りきらないほどの大きさでした。
路地の入り口で、六本木らしからぬ(?)二宮金次郎像を発見!
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
路地を抜けると見えてきました。美術館として日本最大の延床面積を誇る「国立新美術館」。
中も広々。メディア芸術祭は2階で開催。他に現在はルノワール展も開催されています。
さて、メディア芸術とは何かというと、配布された資料によれば・・・

メディア芸術とは、デジタル表現や先端テクノロジーを用いたメディアアートだけでなく、エンターテインメント性のあるアニメーション、マンガ、ゲームなどを含んだ日本発の柔軟な概念です。既存の文化ジャンルの分け方にとらわれることなく、時代に呼応した新たな枠組みとして提示しています。

そんなメディア芸術の総合的なフェスティバルが「文化庁メディア芸術祭」(※1)です。いわゆるアート作品に混じって、アニメやマンガ、ゲームなど普段あまり美術館では目にすることのない作品が並んでいるのが、やはり大きな特徴ではないでしょうか。
※1主催=文化庁、国立新美術館、CG-ARTS協会

「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門に、全部で2,592作品の応募があり、そのうちの673作品は海外の53の国と地域からの応募だそうです。

今回は応募作品の中から優秀な約180点が展示されています。審査委員会推薦作品に選ばれた、うださんの「ラス☆チル」ももちろん、そのひとつです。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
記者発表に来場した、たくさんの報道陣。
マンガ部門の作品リスト(クリックで拡大)。池田理代子、いがらしみきお、安彦良和、業田良家、村上もとかなど錚々たる面々の中に、うだひろえさんの名前も!
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
パソコンやディスプレイ、モニターがたくさん並んでいるのが、21世紀のアート展ならでは。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
マンガ部門の一角に展示されている『ラス☆チル』(※2)・・・というか、『ラス☆チル』が見られる携帯電話。一般公開時にはイラスト入りのパネルが追加される可能性もあるそうですが、携帯電話が1台だけひっそりと置かれているのも、なんだか興味をそそります。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
しばらくして、うだひろえさんも会場に到着。ご主人のウダノリユキさんや、友人で絵本作家のはまのゆかさん、『ラス☆チル』の掲載サイト「アニ読メ」を運営しているトムス・エンタテインメントのスタッフの方達と記念撮影。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
はまのゆかさんは、作家・村上龍さんのベストセラー『13歳のハローワーク』のイラストを描いているあの方です。今回のメディア芸術祭で『Thank you!!ポスター』(写真左、※3)という作品が、うださんと同じ審査委員会推薦作品に選ばれました。右の写真は、uda2cafe(屏風浦)で販売されているはまのさんの作品。磯子区で買えるのは、たぶんココだけです。
※2:『ラス☆チル』/うだ ひろえ/(c)うだ ひろえ
※3:『Thank you!! ポスター』/はまの ゆか/(c)はまの ゆか

この後、トムス・エンタテインメントで『ラス☆チル』を担当している松里さんに、うだひろえさんについてアレコレお話を伺いましたが、その詳細は後ほどアップします!

あったかい作品を見つけました

会場に展示されていたたくさんの作品の中で、磯子マガジンが特に目を奪われたものをご紹介します。アニメーション部門で優秀賞を受賞した『電信柱エレミの恋』(※4)です。
※4:『電信柱エレミの恋』/中田秀人(ソバットシアター)/(c)ソバットシアター
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
人間と電信柱(!)の恋を描くストップモーション・アニメーション。人形をちょっとずつ動かして1コマずつ撮影するという手間のかかる手法で、完成までなんと8年を費やしたそうです。ちなみに素材の大部分がパテでできていて、意外なことに粘土はほんの一部しか使われていないとのこと。
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
リアルで表情豊かなこの人形を見ているだけで、心があったまります。作品の舞台は、まだ携帯電話など無かった時代の京都をイメージしているそうです。磯子マガジンは会場で流れていたダイジェスト版だけ拝見しましたが、その雰囲気は現在の磯子区の、浜マーケット、滝頭、岡村あたりにたくさん残っている気がしました。全編見たい!
文化庁メディア芸術祭 国立新美術館 2010/2/14まで
監督の中田秀人(なかた・ひでと)さん

というわけで、「第13回 文化庁メディア芸術祭」は2月14日(土)まで、六本木の国立新美術館で開催されています。お問合せは下記までどうぞ。
CG-ARTS協会内「文化庁メディア芸術祭事務局」
http://plaza.bunka.go.jp/
会期中:フリーダイヤル0120-454536
会期後:03-3535-3501

関連リンク
文化庁メディア芸術プラザ 公式サイト
国立新美術館 公式サイト
国立新美術館 Wikipediaの解説ページ
磯子マガジン トップへ戻る
copyright (c) 2010 Isogo Magazine all rights reserved.