杉田の人たちと千葉県の小江戸・佐原へバス・ツアー
|
2009年11月12日取材 |
|
10月に京急杉田駅の駅ビル・プララ杉田で行われた感謝セール。その福引の1等賞品は「日帰り秋の味覚満喫バスツアー」でした。
そして11月12日、当選した幸運な40名の皆さんと、付き添いのプララのお店の方たち数名+磯子マガジンを乗せたバスが、杉田から千葉県に向けて出発したのでした! |
|
|
|
産業道路のらびすた前にあるバス停に、路線バス(61系統)は朝夕しか停まりません。そんな時間だから見れた光景です。 |
|
|
その手前に停まっていたのが今回のツアーのためのバス。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
バスガイドさんのいるバスに乗るのは、20年ほど前「はとバス」に乗って以来の磯子マガジン。 |
|
|
|
|
|
|
|
海沿いの高速道路を一路、千葉県へ! みなとみらいを通り過ぎ・・・ |
|
|
ディズニーランドを通り過ぎ・・・(この建物はディズニーランドの関連ホテルだそうです) |
|
|
バス・ツアーの目的地は千葉県の佐原(さわら)と銚子。
佐原は江戸時代の町並みが今に残る場所。千葉県出身であるパレ・ド・バルブの山木シェフによると「実は僕、まだ行ったことないんですけど、すごくイイって聞いてるんで一度、行ってみたいんですよ!」とのことで、非常に期待が高まります。
一方の銚子は、地図でいうと千葉県の右上の角のところにある町。苦しい経営を「ぬれ煎餅」で補填するという努力が話題のローカル線・銚子電鉄が走っている地です。 |
|
最初の観光スポットは、江戸時代に創業された酒造の蔵を見学
|
さて、杉田の人たちを乗せたバスは、高速道路をスイスイ走り、最初の目的地である千葉県香取市(かとりし)の佐原に到着。出発から2時間弱です。佐原は、磯子区から見ると成田空港の向こう側にあるのに、この早さで到着するとはちょっとビックリです。 |
|
最初の見学地は東薫酒造。今から184年前に創業した老舗です。
1825年といえば文政八年。江戸時代。時の将軍は第11代の徳川家斉(いえなり)。
この将軍は、なんだかものすごくたくさんの子どもを作ったそうで、その養育費が膨らんで幕府財政が破綻へ向かったというんですから、いま聞くと笑い話ですが、当時の民衆にとってはたまったもんじゃないですね。一方で、将軍在位50年というのは最長記録だそうです。
そして、調べてみたらこの年は、史上最強力士との呼び声が高く、YMOの名曲『ライディーン』の由来にもなった、あの雷電(らいでん)爲右エ門が没した年だそうです。
世界に目を向けると、ヨハン・シュトラウス2世が生まれたのが1825年。4年前の1821年にはナポレオンが死去、2年後の1827年にはベートーベンが死去しています。
あ、東薫酒造の歴史の長さを実感して頂こうといろいろ調べていたら、どんどん脱線してしまいました。とにかく、それぐらい昔から今日まで営業を続けている老舗ということです。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
見学終了後は無料で利き酒。ここが最初の見学スポットなのに、お土産コーナーでは既にいろいろ買い込んでいる方がチラホラ。 |
|
|
|
タイムスリップしたかのような町並み
|
酒造の見学後は、いよいよ自由行動で小江戸・佐原の町を思い思いに散策タイムです。
小江戸(こえど)というのは文字通り、小さい江戸。Wikipediaによると、「江戸のように栄えた町」「江戸時代を感じさせる町」のことだそうです。 >>Wikipediaの解説ページ
「小江戸」はコチラ
佐原にも、江戸時代・明治時代・大正時代に建てられた建物がたくさん残っていて、実際に訪れると、まるでタイムスリップした気分でした。
そして小江戸はどうも関東に多いようなのですが、中でも佐原の町のトピックと言えば・・・
○関東三大山車祭りのひとつ、「佐原の大祭」が毎年7月・10月に開催される。
○日本地図を最初に作った伊能忠敬が、測量を始める前に商いをしていた町。
○「小江戸サミット」を始めた3つの町のうちのひとつ。
というようなことが挙げられます。
それでは佐原の町をご覧ください! |
|
|
|
まるで映画のセットのよう。でも道路には普通にクルマが走り、建物がお土産家さんだったり、本屋さんだったり、飲食店だったりと、普通に使われているのです。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
水がジャージャー流れる通称「ジャージャー橋」の上にいるのは、プララ1階&らびすた2階のフラワーショップ「花だより」の佐藤社長と奥様。 |
|
|
|
|
|
|
|
と、遠くらお囃子が聞こえてきます。ほどなくして山車(だし)が見えてきました。 |
|
|
この日は偶然にも「天皇陛下即位二十年奉祝」の式典が開催される日だったのです。大祭ではない日に山車が見られるなんて、バスツアーの当選者の方たちは、とことん運がいい! |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
この山車は田宿町内会のもの。式典には8つの町内の山車が勢ぞろいするんだそうです。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
伊能家に婿養子に入った忠敬は、ここで商売(酒造など)をしていたそうです。 |
|
|
|
|
|
|
|
50歳で家業を長男に譲ってから測量の勉強を始め、日本地図を作るために最初の測量の旅に出たのがなんと55歳のとき。50歳を過ぎてからでも凄いことができるんですね。 |
|
|
伊能忠敬について詳しくは、こちらの案内板をご覧ください。(クリックで拡大) |
|
|
ところで、伊能忠敬から測量技術を学んだ間宮林蔵も有名ですよね。そして間宮林蔵の祖先は杉田出身。今でも間宮家の墓が杉田の妙法寺にあります。
というわけで、実は佐原と杉田の間には、測量が結ぶ縁があるということなのです。
と、佐原と杉田の意外な関係がわかったところで、バスツアー・レポート第一弾は終了です。そうです、バスツアーはまだまだ続きます。第二弾をお楽しみに〜! |
|
磯子マガジン トップへ戻る |