トップ イベント
カレンダー
お出かけ
アドバイザー
根岸
タウンマップ
磯子
タウンマップ
杉田
タウンマップ
洋光台
タウンマップ
地元で働く!
求人情報

第2回いそご蝋燭能 幽玄の世界を堪能

2008年12月13日取材
横浜開港150周年プレイベントの1つとして、12月13日(土)に「第2回 いそご蝋燭能」(ろうそくのう)が開催されました。昨年に引き続き櫻間右陣(さくらま・うじん)さんの金春流(こんぱるりゅう)による能の世界が、磯子公会堂に広がりました。

能の魅力を十分に味わえる蝋燭能

今回は仕舞、狂言、能と、それぞれの面白さが味わえる番組になっており、また海が近い磯子区にふさわしく、海にまつわる演目が揃いました。
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
磯子区連合町内会長会の宮嶋会長
櫻間右陣さんより挨拶と演目の解説
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
仕舞:枕慈童(まくらじどう)
帝の弥栄のために長寿を祈る慈童の舞
仕舞:清経 曲(きよつね クセ)
自分の最期がどうであったかを見せるために、嘆き悲しむ妻の枕元に現れた平清経の霊
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
仕舞:船弁慶 切(ふなべんけい キリ)
平知盛の霊が源義経を海に沈めようとするが、弁慶の前に敗れる
狂言:棒しばり
人気曲のひとつで、喜劇で滑稽な様子が分かりやすく、会場から幾度も笑いが起きました
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
召使2人が酒をこっそり盗んで飲んでしまうため、飲めないように彼らを縛り、外出した大名。
しかし、2人は知恵を絞って酒を酌んで飲み、酔って歌舞に興じてしまう。帰ってきて酒盛りしているのを見た大名は・・・。
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
火入れ式の後、本日の番組のメイン、能:羽衣。今回は天女の舞が際立つ「替ノ型」による演出です。

白竜という猟師が浜辺で美しい布を見つける。家宝にしようと持ち帰ろうとすると、1人の女が白竜を呼び止め、それは天女の羽衣であり、私のものであるから返して欲しいと懇願する。
第2回いそご蝋燭能
しかし白竜は、天女の衣ならば国宝にしようと思い立ち、返そうとしない。
それがないと天上へ帰れないと嘆き悲しむ天女。
第2回いそご蝋燭能 第2回いそご蝋燭能
ならば返す代わりに天女の舞楽を舞って欲しいと言う白竜。
天女は羽衣を羽織り、天上界の有様を舞ってみせる。
速報:第3回いそご蝋燭能は2009年夏!
次回のいそご蝋燭能は2009年夏に開催されることが決定したそうです。詳細が決まり次第、本誌にてお伝えいたします。

参考リンク
櫻間會ホームページ
社団法人能楽協会 公式サイト
the能ドットコム (羽衣の解説ページはコチラ
金春流 (Wikipedia)

スタッフの頑張りがあるからこそ!

舞台上で生火を使うことは、日本では消防法によりかなり難しいのですが、劇場側のご協力とご理解により、そして「いそご蝋燭能実行委員会」の山口 昭代表をはじめ、多くの方々の協力、ボランティアの頑張りがあって実現しています。磯子で本格的な蝋燭能が見られるのも皆さんのおかげです!ということで磯子マガジン、今回は開演前のスタッフさんも追ってみました。
第2回いそご蝋燭能 スタッフ 第2回いそご蝋燭能 スタッフ
磯子公会堂前の集会室にスタッフ集合!
「いそご蝋燭能実行委員会」の山口 昭代表
第2回いそご蝋燭能 スタッフ 第2回いそご蝋燭能 スタッフ
本番前のミーティングにも熱が入ります
ミーティング後 公会堂内で念入りに確認
第2回いそご蝋燭能 スタッフ 第2回いそご蝋燭能 スタッフ
各自持ち場につき、もうすぐお客様をお迎えします
磯子マガジン トップへ戻る
copyright (c) 2009 Isogo Magazine all rights reserved.