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大人の遠足でJAMSTECの横浜研究所に行ってきました!

2018年10月9日取材
磯子マガジンでは何度も紹介している夢コミネット(NPO法人 夢・コミュニティ・ネットワーク)の活動。今回も、地球シミュレータで有名な海洋研究開発機構(JAMSTEC)の横浜研究所を「大人の遠足」として訪れる楽しそうなイベントがあると聞き、同行取材させて頂きました。

ちなみに、大人の遠足というのは、夢コミネット主催・全8回の健康講座「仲間づくりプロジェクト」の3回目の講座です。

さて、2002年に開設された横浜研究所は、所在地は金沢区なのですが、磯子区との区境にあります。最寄り駅も磯子区の新杉田駅。徒歩13分ほどです。あとでご紹介しますが、敷地の中に大きな建屋があり、その中にスーパー・コンピュータ「地球シミュレータ」があって、自分たちの研究に利用するだけじゃなくて、大学や企業にも貸し出しています。

そもそも、海洋研究開発機構というのは、文部科学省所管の国立研究開発法人。今から45年以上前の1971年に認可法人「海洋科学技術センター」として設立。2004年には独立行政法人「海洋研究開発機構」となり、同名のまま2015年に国立研究開発法人となりました。

どんなことを研究しているかと言うと、例えば地球規模での気候変化や、地震の仕組み、というあたりが磯子マガジンにはわかりやすかったのですが、その他にもさまざまなことを研究している。そのために船(しんかいちきゅう)で海の底深くまでいろいろ調べたり、スパコン「地球シミュレータ」で大変な計算をガシガシ進めている。と、ざっくり言うとそういう感じのようです。

お知らせ
○10月21日(日)、フジテレビの「平成教育委員会」で海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」と、有人潜水船「しんかい6500」が紹介されるそうです。
○10月27日(土)は、海洋研究開発機構 横浜研究所の、年に一度の「施設一般公開」が行われる日です。普段は見られないところまで見学できます。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」 海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
まずは、JAMSTECと横浜研究所の紹介ビデオを鑑賞
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
ご覧のように、横浜研究所の所在地は金沢区ですが、磯子区に接しています。
小川のせせらぎと遊歩道を挟んで、左手前が磯子区、右奥が金沢区です。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
地球儀のようなものは、直径3mの半球スクリーン。雲の流れや、気温の変化など、いろいろな動画が映ります。案内の女性が、手元のタブレットらしきものを操作すると、スクリーンに映る地球がぐるんぐるん回っていました。気持ち良さそう。磯子マガジンも操作してみたい。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
地球深部探索船「ちきゅう」の紹介ビデオ上映。実は暗い中で写真を撮ることに気を取られて、ビデオはよく見られなかったのですが、公式サイトによると、この船を使い、海底深くにドリルを下ろして、そこからグリグリと海底に穴を開けて、なんとマントルにまで到達してしまおう、マントルをちょこっと採ってこよう、という計画があるそうです。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
横浜研究所の最大の見どころ、NEC製のスーパー・コンピュータ「地球シミュレータ」の見学前に、どんなコンピュータなのか模型で説明してもらいます。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
地球シミュレータはコンピュータ技術の発展とともに代を重ね、現在が3代目だそうです。その模型が奥から初代(1/100模型)、2代目(1/50模型)、3代目(1/50模型)。どんどんコンパクトになっています。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
さっき模型で見たものの実物です。大きい! 右下の人と比べると、大きさがわかりますよね。
この建屋の中にスーパー・コンピュータ「地球シミュレーター」が設置されています。
そもそも、スーパー・コンピュータを置く場所として最適だったので、ここに横浜研究所ができたのだそうです。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
奥の方に見えるたくさんの箱が、地球シミュレーター。3代目ともなるとサイズがかなりコンパクトになって、手前の部分はその余ったスペースです。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
地球シミュレータを使った研究の成果がビデオで見られます。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」 海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
見学の最後は水圧実験。おやつカップ麺に、深海(水深約200m)と同じ水圧をかけるとどうなるか、という実験です。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
小さくなってしまったカップ麺に、思わず笑みがこぼれる参加者の皆さん
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
左が何もしていないもの。右は水圧をかけてから取り出したもの。取り出しても、元の大きさには戻りません。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
見学は楽しく終了。最後に記念撮影をお願いしました。
見学終了後、参加者の方の感想を聞きました。
「はじめてのものばっかりで楽しかった!」
「神秘的で、自分の悩みが小さく感じられました」
「孫を連れてきたいし、大人でもおもしろい。また来たいです」

磯子マガジンとしては、「地球シミュレータ」の貸出システムが非常に太っ腹な感じなのが、驚きでした。研究成果を公表する場合は無償(研究テーマが公募で採用されれば)。主に企業などが結果を公表せずに利用する場合でも、1ノード(1CPU)1時間89円だそうです。いったい何ノードぐらい使うのが普通なのかはわかりませんが、1時間89円って安い! 使ってみたい! と思ってしまいました。100ノード使っても8,900円ですから。

ちなみに、Wikipediaによりますと、地球シミュレータ第3世代(2015年)の性能は1.3P(ペタ)FLOPS=1,300,000G(ギガ)FLOPS(たぶん全ノードを使った場合)。
これに対して、パソコン用のハイグレードCPUであるCore i7(Broadwell)がターボ時で560G(ギガ)FLOPS。地球シミュレータは、パソコンの2,300倍以上の性能です。(合ってるかな?)


というわけで、磯子区からとても近いJAMSTEC横浜研究所。今回の見学は参加者10名以上の「団体見学ツアー」(要予約)でしたが、個人でも平日に予約なしで見学できます(見られる場所は団体見学ツアーとは一部異なります)。おすすめです!

関連リンク
国立研究開発法人 海洋研究開発機構 公式サイト
 同サイト内、横浜研究所関係の注目ページはこちら>見学のご案内フロアガイドグッズ紹介
○大人の遠足を主催したNPO法人 夢・コミュニティ・ネットワーク公式サイト

おまけ

おまけです。まずは、見学コースの途中の壁に貼られていた、太陽と惑星のサイズ比較模型。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
太陽でかい。太陽に比べると、木星も土星もだいぶ小さいです。そして、見えないぐらいの小さい青い点が地球です。なお、星と星との距離は、この模型よりもっとずっと離れています。太陽の大きさを1mにしたら、地球までの距離は約100mです。
そして、入口ロビー付近にあるショップには、JAMSTECグッズがいろいろ売られています。どれも、デザインがすごくいいんです。Tシャツもカッコいい。磯子マガジンが購入したのはコチラ!
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
誰方がデザインしたのか、遊び心あふれるThe JAMstecなマグカップ!
さらに、内側にも探査船「ちきゅう」のイラストが描かれていて、
飲み物を注ぐと、ちょうど海に浮かんでいるように見えます。
海洋研究開発機構JAMSTEC 夢コミの健康講座「大人の遠足」
その他のグッズはJAMSTECの公式サイト内のコチラのページで写真が見られます。ネット販売などはしていませんが、横浜研究所に行けば買えます(モノによって品切れだったり、逆にここに載ってる以外のモノが売ってたりします)。
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