磯子区出身の囲碁将棋、ひよしなかよしを見てきました!
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2012年5月20日取材 |
(半分だけ)磯子区出身のお笑いコンビ「囲碁将棋」と「ひよしなかよし」のお笑いライブを杉田劇場ホールで見てきました。
客席の、あるエリアには、たぶん「囲碁将棋ファンのエリア」なんだと思います、ふだんあまり杉田劇場では見たことのない若い女性が20人ほど座っていて、近頃のお笑い人気の高さがわかります。
磯子マガジンは、これまで寄席で落語を見たことはありますが、漫才単独のライブを生で体験するのは初めて。どういう順番でどれくらい何をするのか、全くわかっておらず、じっと開演前のステージを見つめます。
舞台の上には、スタンドマイクが1本あるだけ。背景セットはもちろん、看板すらなし。これ以上ないほどシンプルなステージです。開演時間となり、登場BGMが流れ、いったん照明が暗くなって、いよいよ誰かが登場するようです。 |
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囲碁将棋。左が文田大介(ふみた・だいすけ)さん、右が磯子区出身の根建太一(ねだて・たいち)さん |
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と、いきなりメインの囲碁将棋が登場。根建さんが磯子区出身ということで、地元の話題をたくさん盛り込みつつ、なんと約45分間にもわたる漫才で、客席を笑わせます。ちなみに、話に出てきた地元ばなしは・・・
○おいしいラーメン屋はどこか (壱六家、八の字屋など)
○磯子出身の有名人(美空ひばり、ミッキー吉野、神取忍、EXILE Hiro、森三中 村上、ゆずなど)
などなどでした。
つづいて、ゲストの「ひよしなかよし」が登場。 |
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ひよしなかよし。左が磯子区出身の“ねんねん”こと根建耕二(ねだて・こうじ)さん。囲碁将棋の根建太一さんの弟です。右が“モモ”こと石塚利彦さん。 |
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ひよしなかよしは、漫才→コント→漫才の順にネタを3本披露しました。コントでは耕二さんが横浜DeNAベイスターズの吉村選手のユニフォームを着て、野球場での観客のやり取りで笑わせます。
そして、最後に全員で登場。兄弟エピソードなどで盛り上げます。ちなみにこの4人、写真だけではわからないと思いますが、一番背の低い、グリーンのTシャツを着ている根建耕二さんが身長180cm。囲碁将棋の2人はともに185cmという、韓流スターも驚く(?)長身ぞろいでした。 |
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この日、いちばん盛り上がったのはこのシーンか? 兄弟エピソードとして、あるとき弟・耕二さんの「ガタイが急に良くなった、それ以来、勝てそうに無いのでケンカはしないようにしてきた」と話す兄・太一さんが、耕二さんの本当の強さを確かめるために体当たりをすることに・・・ |
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締めくくりは、この日のために用意された特別な企画。4人が事前にお題に答え、その中から根建兄が弟の、弟は兄の回答を当てる、というものでした。 |
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と、こんな感じで終演は午後9時少し前。約2時間、たっぷり楽しませてくれた囲碁将棋ライブでした。 |
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最後に、開演前に根建太一さん(お兄さん)に取材させてもらった内容を中心に、囲碁将棋&ひよしなかよしを紹介させて頂きます。
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開演前のステージ裏で、兄弟2ショット!
「似てないね」とよく言われるそうです。 |
根建太一さん、耕二さんはともに磯子区の岡村に生まれ育つ。兄・太一さん(左)は1981年3月生まれの31歳、弟・耕二さん(右)は1983年9月生まれで28歳です。ともに滝頭小学校卒で中学は兄・太一さんが東海大相模、弟・耕二さんが日大日吉。
太一さんは中学時代は野球部で、中1でレギュラーだったのに、中3で補欠と「伸び悩んだので」(本人談)、高校では相方・文田さんとともに囲碁将棋部に入部。それが現在のコンビ名の由来になっています。
ちなみに将棋の腕前は、文田さんは大会で優勝するなどそこそこでしたが、太一さんはサッパリで、一度も勝った事が無かったそうです。
お笑いの道に進んだのは文田さんの誘い。本来は兄弟では、弟・耕二さんのほうが大のお笑い好きで、太一さんはそうでもなかったので、先に太一さんがお笑い芸人になったことについて耕二さんは「まさか」と思ったけれど「兄ちゃんがイケるんだったら、俺でもイケる」とも思ったそうです。
「磯子は横浜の中心部から少し離れていて静かで住みやすい。初詣は今でも地元の岡村天満宮と決めています」と言う太一さんの思い出の店は、岡村のY字路の角にある総菜屋さん。「10個100円のポテトフライを良く買った。大好物でした」。ほかに、ゆずの『岡村ムラムラブギウギ』の歌詞にも出てくる小笠原文具店や、浜マーケットにあった“みやざき”というオモチャ屋さんもたびたび利用したそうです。お母さんは現在も浜マーケットでよく買い物をしているとのこと。
ところで、今回のライブは、吉本興行が展開する「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で神奈川県担当になった囲碁将棋が、さまざまなゲストと共演しながら県内全58箇所をめぐるお笑いライブ・ツアーの一環で、杉田劇場が6箇所目。つまり、まだ始まったばかりのツアーですが、感想を尋ねると集客に苦労していることを率直に話してくれました。たとえば全国58箇所なら各箇所がある程度の広さと人数を持っていますが、神奈川県だけで58箇所だとエリアが小さくなり過ぎてしまうそうで、既に「毎回ほぼ同じお客さんになってしまって(笑)。」とのこと。
でも、杉田劇場では地元ならではの根建兄弟の直接の知り合いはもちろん、囲碁将棋のことは初めて見るであろう、地域の商店街の人とか地元住民の人とか、磯子マガジンが知っている人が何人も訪れていました。
太一さんの今後の目標は、昨年決勝大会に進んだTHE MANZAIでは「優勝を狙うのはもちろん、それだけじゃなくて、世の中に刺激を与えたい」。また、横浜スタジアムでのライブや、tvkでのレギュラー番組という地元愛あふれる夢も持っているそうです。
取材の終わりに磯マガ読者へのメッセージをお願いすると、「地元・磯子区での公演は今日終わってしまいますが、これから県内のいろんな場所でライブをやるので、ぜひ来てほしいです。それから、THE
MANZAI、今年もいきます! もしふがいない成績を残したら、地元で会ったときに卵をぶつけてください」と力強く語ってくれました。これからも、頑張ってください!
関連サイト
○囲碁将棋 公式ブログ
○Wikipedia 囲碁将棋のページ
○ひよしなかよし 公式サイト
○根建耕二さん公式 ねんねんのブログ |
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