野菜や水など、食品・飲料の放射能(放射線を出す力)を表す単位として、ニュースなどで「ベクレル」という言葉が使われ始めました。以下は、ベクレルをシーベルトに換算する計算式です。放射性物質の種類によって、計算式が変わります。
セシウム134を1kg経口摂取
ベクレル × 0.019 = マイクロ・シーベルト |
セシウム137を1kg経口摂取
ベクレル × 0.013 = マイクロ・シーベルト |
ヨウ素131を1kg経口摂取
ベクレル × 0.022 = マイクロ・シーベルト |
例えば・・・、
セシウム134が1万ベクレルの食品を500グラム食べた場合、1万×0.019×0.5で、95マイクロ・シーベルトになります。
ヨウ素131が1000ベクレルの水を2リットル(=2キログラム)飲んだ場合、1000×0.022×2で、44マイクロ・シーベルトになります。
これらを毎日、2年間、摂取し続けると、約100ミリ・シーベルトになります。
え!? 100ミリ・シーベルトというのは、健康に被害が出始める数字ですね。ということは、専門家や政府の言う「ただちに健康に悪影響を与える数値ではない」というのは、ある意味、正しい・・・つまり、長期的に摂取し続けるとマズイということでしょうか。
そうすると、磯子マガジンの理解では、「今後2年間ずっと、放射性物質の飛散が止まらず、万一、付着した食品が出荷し続けられ、それに気付かずそればかり食べ続けたら、まずい」となります。
参考サイト
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