10回目の「いそごふるさと寄席」は円楽襲名披露

２０１１年２月５日取材

杉田劇場に三遊亭円楽さん、好楽さん、王楽さんらを迎え、「いそごふるさと寄席」が今年も賑やかに開催されました。記念すべき十回目の目玉は、なんといっても「楽太郎改メ六代目三遊亭円楽襲名披露」です！

行楽さんの弟子の三遊亭たい好さん。好楽さんと円楽さんが都内で笑点を収録中で、まだ杉田劇場に到着していない、ということで、たい好さんが急遽出演決定。予定外の「開口一番」となりました。

続いて登場したのは、本当は「開口一番」のはずだった三遊亭好吉さん。行楽さんの弟子で、まだお若いですが、ずっと年上のたい好さんの兄弟子にあたるそうです。

三遊亭好の助さん。行楽さんの弟子で現在二ツ目。お父さんは、以前、東芝の夏まつりに出演したこともあるナポレオンズのボナ植木さん（手品をする方）。

今日、ひとりめの真打登場！三遊亭好楽さんのご子息にして、“（故）五代目円楽最後の弟子”、三遊亭王楽さん。ブログにこの日の模様を早速アップされてます。

あっという間に前半が終了して仲入りです。好楽さん、円楽さんも無事、会場に到着した模様。

ロビーにて。好楽さんのお嬢さんが経営する店「ひなの郷」（豊島区）の和菓子や王楽さんグッズなどが販売されていました。

そして、後半は六代目円楽の襲名披露口上でスタート。

最初のうちは、司会の大役を任された好の助さんが少し固い表情でしたが・・・

ベテランおふたりの口上がオモシロすぎて（？）、全員が楽しそうな表情に。

最後は三本締めで。

そして、いよいよ好楽さん、円楽さんの登場です！

いそごふるさと寄席になくてはならない三遊亭好楽さんの演目は「紙屑屋」。

トリは、楽太郎改め、六代目・三遊亭円楽さん。マクラでは、ふるさといそご寄席が横浜銀行２階の会議室で行われていたときに出演した思い出が語られました。演目は、あれはなんと言うのでしょう、新作落語とは違うと思うんですが、マクラを長めにやっているというのか、短いエピソードがたくさん。長嶋監督の話、歌丸さんの話、森元首相の話などなど。そして、最後に「ウクレレ・サンド」というネタ。おもしろかったです！

終演後のロビーでは、私服に着替えた好楽さん（中央）も販売のお手伝い。

ロビーには本日の演目が張り出されました。

いそごふるさと寄席実行委員会の皆さん、お疲れ様でした！

「いそごふるさと寄席」のヒミツ

さてさて、いそごふるさと寄席は、杉田劇場・・・というか、らびすた新杉田ができる前から開催されています。その頃は、同所にあった横浜銀行２階の会議室が使われていたそうです。当時から毎回豪華な噺家さんたちが杉田を訪れていたわけですが、なぜそんなに凄いメンバーに出演してもらえるかというと、・・・

開演前に、実行委員会代表として挨拶した佐藤（祐治）さんが・・・

らびすた新杉田２階（写真）と、プララ杉田１階で花屋さん「フローリスト花だより」を営む佐藤さんが・・・

・・・佐藤さんが、かつて数年間、三遊亭好楽さんのマネージャーを務めていたというのが大きいそうです。今回も舞台上から好楽さんがこんなエピソーを披露しました。「本当は円楽襲名披露公演は、去年で終わりなんだけど、祐ちゃん（佐藤さんの愛称）から“どうしても”って言われてやることになりました。これが最後の襲名披露公演です！」

そんな、「にぎわい座まで行かなくても近所で観られて、しかもプレミアム感たっぷりの」ふるさと寄席。今年は発売直後にチケットが売り切れたそうです。行きそびれた方は、来年をお楽しみに！チケットはお早めに！

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