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空き巣や悪質商法から身を守る方法

2008年3月10日取材
洋光台第4小のコミュニティ・ハウスで防犯教室が開かれると聞き、取材してきました。

いきなり結論から言いますと、とてもタメになる内容でした。お近くでこの教室が開かれることがあれば、ぜひ足を運んでみることをオススメいたします。また、神奈川県が講師を無料で派遣してくれるそうなので、「自分の町内会でも教室を開きたい」という方は、本記事末尾のリンクから詳細をご覧ください。
防犯教室 防犯教室
それでは、防犯教室の様子をご紹介しましょう。

今回のテーマは「空き巣」と「悪質商法」から身を守る方法。神奈川県安全防災局の職員の方たちが、寸劇をまじえながら、わかりやすく防犯対策を解説していきます。
防犯教室 防犯教室
水質検査で「あ、色が変わりました! これはマズイですよ!」とおどされて高価な浄水器の契約書にサインしてしまうところを寸劇で再現。ちなみに塩素の検査薬で色が変わるのは当たり前、それが正常なんだそうです。
防犯教室 防犯教室
悪質業者の胸には「USO」=ウソの文字。本物もこんなにわかりやすいといいのですが、そうはいきません。
左は昔風の泥棒さん(?)。今は右のように普通の服装をしているそうです。
演じているのは、安全防災局の職員、つまり公務員の方たちですが、演技が上手で、話の内容もとてもわかりやすい。教室が終わってからお聞きしたところ、特に演劇をやっていたわけでもなく、それ用の勉強をしたわけでもない。先輩のを見よう見まねで覚えていったんだそうです。

さて、肝心の内容については、実際に防犯教室に参加して頂くのが一番とは思いますが、取材中のメモを元に、防犯ポイントをいくつかご紹介します。

★空き巣対策★
我々にはスキがあり、泥棒にはスキが無い。ほんの1箇所の鍵の掛け忘れを、泥棒は見逃さない。
泥棒が苦手なもの
人の目:泥棒が最も苦手とする。怪しい人を見かけたら、ニッコリ「こんにちは」と声をかけるのも効果大。それだけであきらめる。
:ライトが苦手。家の周りに、人が近づくと明かりがつくセンサーライトを設置するのも効果的
:ドアや窓の開閉で作動するアラーム、庭に敷く玉砂利(足音がする)、犬など、音で防犯対策。
時間:時間がかかることを嫌う。1ドアに2ロック、窓ガラスに強化フィルムなど、簡単には侵入できないよう対策を。
空き巣の立場で自宅をチェックする。死角が無いか等、自分の家の弱点を見つける。
ドアに防犯シールを貼るなどして、防犯意識が高い家であることをアピールする。
変なクルマが停まっていたら空き巣犯が下見をしている可能性あり。ジロジロ見ると良い。
防犯対策の無い窓ガラスは、ドライバー1本で音も無く割れる。ホームセンターなどで手軽に購入できる補助錠を付けると良い。 防犯教室
円内が補助錠。その上の白い機器は、窓が振動・開閉すると大きな音が鳴るアラーム。
ワイヤー入りの窓は防災には役立つが、防犯にはほとんど役立たない。強化フィルムを貼るのは良い。
空き巣は平日に多く、人目につきやすい土日は少なめ。時間帯では、家を留守にすることの多い昼間や夕方が要注意。(ただし、常時油断大敵)
 


★悪質商法対策★
大原則
一人で決めない(契約しない)
すぐに決めない(契約しない)
悪質業者はウソの話に本当の話を混ぜてくるので要注意。
困ったら消費者センターなどに相談する。
訪問販売 (浄水器の訪問販売=実験商法、悪質リフォームなど)
業者は家の中に上げない!
契約や工事をせかす業者は要注意。
床下などを勝手に検査し、あらかじめ用意してある偽の写真を見せて家が傷んでいるかのように見せかけることがある。そういう場合は、家の中にあるオタマなどを渡し、それを入れて写真を撮るよう言う。
地デジ・アンテナ、チューナーや火災警報器の販売・設置を法外な値段で押し付ける業者が増えている。相場を知ることが大事。
催眠商法 (集会所などに人を集め、最初は割安な商品を売り、最後に高額な商品を売り付ける)
参加しない。(参加してしまうと、途中で帰ろうとしてもクツを隠されて帰れなくなったりする)
さおだけ屋 (クルマで巡回。「ウン十年前と同じ価格です」などとアナウンス)
「もっといいサオがある」「値段はニイキュッパ(単位をハッキリ言わない)」などとの誘い文句。適当な長さに切ってしまい、高額なことにクレームを付けても「切ってしまったんだから買ってくれなきゃ困る」と言う。また、物干し台を高額で売りつけることも。
クルマでの巡回販売は訪問販売に当たらないのでクーリングオフできない。買わないのが一番。

中でも知らなかったのは、火災警報器の話。

横浜市では、2011年(平成23年)6月1日までに住宅用火災警報器を設置することが義務付けられているそうです(新築の場合は2006年より義務化済み)。これは本当の話なのですが、まだあまり知られていない。
そこを逆手にとって、「義務化されるんですよ、知りませんでした!?」とビックリさせておいて、「今なら格安で販売、設置します」と言いつつ、実際には相場からかけ離れた高額で売りつけるという悪質業者が増えてきているんだそうです。

ちなみに、ホームセンターなどに行けば警報器は5,000円前後で販売されていて(磯子マガジンもヤマダ電機に行って確かめましたが、そのとおりでした)、自分で簡単に取り付けることもできるそうです(工事免許なども不要)。また、電気屋さんに頼んでも、工事費込みで2〜3万円ほどで設置してもらえるとのこと。

ということで、悪質な業者にだまされないよう、充分に注意しましょう!

最後になりましたが、以下の写真は、今回の防犯教室を主催した「洋光台地区消費生活推進委員会」の方たち、そして開催に協力した地域の方たちです。役に立つ教室をどうもありがとうございました。
防犯教室 防犯教室
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関連リンク
神奈川県安全防災局
安全・安心まちづくり推進課
くらし安全指導員
平日・土日、昼・夜にかかわらず、無料で防犯教室(子ども向けもあり)などに講師を派遣してもらえます。
磯子マガジン防犯ニュース (協力:磯子警察署
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