浜マーケットに高性能な放火防止カメラ設置
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2008年2月26日取材 |
昨年4月の、放火とみられる火災から10ヶ月。浜マーケットでは「放火されない商店街」をめざしてさまざまな取り組みが行われています。
今回は、磯子消防署が浜マーケット内に10台の放火防止カメラを設置し、あわせて浜マーケットの自衛消防団による消防訓練が行われました。 |
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浜マーケット自衛消防団のジャンパーを着用し、消防訓練の開始を待つ団員。 |
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消防訓練スタート
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昨年の火災時の火元に近い場所で放火犯役の人がライターを点けると、放火防止カメラがすぐに炎を検知し、警報が鳴り響きます。 |
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MUGIYAのそばで出火したという想定。警報を聞いた神田シェフが「火事だ〜!」と叫びます。 |
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消防団員ではなくても、お店の方たちは皆、ヘルメットを着用。 |
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訓練終了後、磯子消防署・予防課の平井課長の講評を聞く消防団員。「動きも機敏で、前回の訓練よりさらに良くなっている」とのことでした。 |
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浜マーケットの自衛消防団は、商店主や家族、従業員など約20名で構成されており、月に1〜2回、訓練に励んでいます。昨年の火災の際も、磯子消防署と協力して必死の消火活動を行いました。 |
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これまでに、カメラと炎感知器が計18台設置されました
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浜マーケットでは、今回、磯子消防署により設置された「放火防止カメラ」のほかに、浜マーケットが自主的に設置した防犯ビデオ・カメラ4台と炎感知器4台が既に稼動中。計18台の機器で放火などによる火災を防ぎます。 |
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左は動画を撮影する防犯ビデオ・カメラ。右が今回設置された放火防止カメラ。 |
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防犯ビデオ・カメラの映像を監視するためのモニタは、浜マーケットの事務所に設置されています。 |
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放火防止カメラ
5m先のライターの炎を検知できるという高性能なセンサーを備えたカメラです。10m先でも7cmの炎に反応するそうです。炎を検知すると、音やフラッシュライトで放火犯を威嚇すると共に周囲の人に知らせます。また、同時に内蔵デジタル・カメラで火元の周辺を撮影します。
実際に浜マーケットでも、タバコを吸おうとライターを点けたらカメラがそれを検知して警報が鳴ったので、とてもビックリしたそうです。
この放火防止カメラは、横浜市が市内各地に設置を進めているもので、磯子区では浜マーケットが初となります
防犯ビデオ・カメラ、炎感知器
防犯ビデオ・カメラは、浜マーケットの通路全体を撮影できるよう4台設置されており、その映像は商店街事務所でモニタ・記録されています。炎感知器は炎を感知して音で警告する機械で、これも4台設置されています。
これらは、近くの電器店の協力で設置されました。 |
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磯子消防署で覚書の取り交し
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消防訓練終了後、歩いてすぐの磯子消防署に場所を移し、「放火防止カメラに係る覚書取り交し」が行われました。 |
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覚書に調印する浜マーケット小島理事長(左写真)と、磯子消防署の小松署長(写真右) |
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消防訓練終了後、歩いてすぐの磯子消防署に場所を移し、「放火防止カメラに係る覚書取り交し」が行われました。この覚書には、放火防止カメラについて、おおむね次のようなことが書かれているそうです。
○日常の管理は浜マーケットで行う
○事故や放火の際は、浜マーケットから磯子消防署に連絡する
○磯子消防署は機器のメンテナンスを行う |
小松署長は「二度と放火されない街づくり、環境作りを行い、その活動を浜マーケットから磯子区へ、そして横浜市へと広げていきたい」と話し、浜マーケットの小島理事長は防火カメラについて「とても心強いです」と感想を述べました。
関連サイト
○浜マーケット公式サイト
○磯子消防署公式サイト
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覚書の取り交し後に行われた記者会見。磯マガ・カメラの横や後ろにも多くの報道陣がいました。 |
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こぼれ話
昨年4月の火災が大きなニュースになったこともあり、今回の訓練と覚書取り交わしには、大勢の報道陣が取材に来ていました。テレビや新聞でご覧になった方も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、覚書取り交しが終わってから、右の写真のように記者会見も行われました。
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