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速報:横浜プリンス跡地 利用計画の概要

2007年8月6日取材
解体工事が進み、少しずつとはいえ、背が低くなっていく旧横浜プリンスホテルを見るのは寂しいものですが、跡地に建設が予定されているマンション等の複合施設が、磯子区の新しいシンボルとして、活気ある磯子のまちづくりに貢献してくれるのであれば、歓迎すべきことと思います。

8月5日(土)、跡地利用の事業者が主催する『旧横浜プリンスホテル跡地利用 計画概要説明会』が浜小学校アリーナ(体育館)で開催され、いよいよ「跡地にどんなものができるのか」が徐々に具体化され始めてきましたので、ご紹介します。多くの方が心配されている「通称:プリンス坂」やエレベータなどについても説明がありました。

なお、8月8日(水)にも、こんどは磯子公会堂で、午後7:00から同内容の説明会が予定されています。
旧プリンス跡地 計画概要説明会 質問する区民
浜小アリーナには、近隣住民60名あまりが集まりました。
質疑応答は約1時間。多くの質問が出ました。
説明会でとりあげられた計画案は、事業者としての考え方を示したものであり、行政との協議などにより変更される可能性があるそうです。

新しい建物の形が見えてきました

資料1 資料2
まず、当日配布された資料(近隣住民にも事前に配布済み)に、跡地利用のわかりやすい図と説明が掲載されていましたので、ご紹介します。4ページ中の2ページです。それぞれの画像をクリックすると、拡大表示できます。

マンションは全部で14棟、住戸数は約1,450戸という計画です。プリンスホテルがあった場所には、あの独特のゆるい曲面を持つ建物と良く似た感じのマンションK棟、H棟(地上15階建て)がイメージに描かれています。

なお、住戸数は、昨秋の説明会では1,800戸、その後1,600戸を経て、今回1,450戸という数字が出てきていますので、今後も増減があるかもしれません。

さて、以下は説明会の前半、約30分をかけて説明されたスライドの中から、多くの方が関心を持っていると思われる部分についてご紹介します。スライドは、クリックで拡大できます。

マンションの高さは、旧ホテルと同等

新しいマンションの高さは、旧プリンスホテルと同等の海抜約108mで計画されています。左のスライドには、マンションの立体的なイメージ写真もあり、完成時の雰囲気が伝わってきます。
説明会スライド 説明会スライド

プリンス坂は公道化を検討中

プリンス坂は現在私道ですが、公道化に向けて市などと協議を行っていくそうです。また、プリンス坂名物の桜並木には、新たにお花見広場を設置する計画もあるようです。
説明会スライド 説明会スライド
説明会スライド

貴賓館は現在の場所で

貴賓館は現在の場所を変えずに、維持・保存される計画です。
説明会スライド 説明会スライド

エレベーターも復活

かつてプリンス・ハイツとプリンス・ホテルを結んでいたエレベーターは既に撤去されましたが、道路を1本はさんだ南西側に、近隣住民も利用できる形での新たなエレベーターとブリッジの建設が計画・検討されています。ブリッジの先には、汐見台や磯子台方面に抜けられる歩行者通路の計画があります。
説明会スライド 説明会スライド

質疑応答

スライドによる計画概要の説明が終わってから、質疑応答が行われ、多くの参加者から事業者に対して質問や要望が出されました。「都市計画提案制度を利用する理由は?」「エレベーターの維持・管理は誰がするのか?」「渋滞対策はきちんと考えているか?」「保育園は計画があるが、幼稚園は?」「住戸数が多すぎるのではないか?」「災害時の避難場所の確保は大丈夫か?」などなど。

このような、近隣住民の貴重なきちんと活かされ、磯子区民が誇りを持てるような複合施設になることを、磯子マガジンも期待しています。

なお、今後も、公聴会や説明会などで、近隣住民が意見を出す機会が用意されているそうです。詳しくはコチラをご覧ください。

解体工事は予定通り進行中

宴会棟の解体説明会の終了後、プリンスホテル解体工事の進み具合について事業者に確認したところ、予定通りに進行しており、今年の10月には解体が完了する見込み、とのことでした。

また、「貴賓館が解体され始めているようだ」という街の噂を聞いたので、これも確認しました。貴賓館は解体されていません。上記説明会にもとりあげられたように、もとの場所のまま維持・保存する予定で、現在は解体工事で傷付かないよう、きちんと養生されているそうです。

右の写真は、プリンス坂の入口付近から見た「宴会棟」の解体工事中の写真です(2007.8.5撮影)。磯子マガジンが察するに、クルマなどで通り過ぎる一瞬、チラッと見えたときに、屋根の形などから、この宴会棟を貴賓館と勘違いしてしまった方がいるのではないでしょうか。

●参考リンク:昨年秋に開かれた、解体工事に関する説明会の取材記事
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