さわの里小の「いのちの授業」
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2007年7月9日取材 |
上中里の横浜市立「さわの里」小学校。上中里小と氷取沢小が統合され、今年の4月に開校したのが、さわの里小です。場所はもとの上中里小。
7月9日、その「さわの里小」で、赤ちゃんと子どもたちが触れ合ういのちの授業が行われました。 |
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赤ちゃんとの触れ合いを通じて、子どもたちがいのちの大切さを知る
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今回の授業は「さわの里小」の6年生が対象。磯子区の児童委員が中心となり、小学校と磯子区の協力のもと、赤ちゃんとの触れ合いを通じて、子どもたちにいのちの大切さを知ってもらいたいとの趣旨で実施されました。
授業のスタートは、お腹の中にいる赤ちゃんの大きさを知ること。3・4・5・6ヶ月のときの赤ちゃん(胎児)の人形、それに、生まれたての赤ちゃんの人形を子どもたちが抱いてみます。磯子マガジンも、後で生まれたての赤ちゃん人形を抱かせてもらいましたが、意外なほど重くて、びっくりしました。
続いて、妊娠10ヶ月の女性が登場し、もうすぐ生まれてくるお腹の赤ちゃんの心音を、聴診器のような機械を使い、スピーカーを通じて子どもたちに聞かせてくれます。比較のために聞いた6年生の子の心音より、赤ちゃんの鼓動は相当に早い。助産師さん(赤いエプロンの女性)によると、これは赤ちゃんが生まれるための準備で、忙しくいろんな活動をしているからなんだそうです。 |
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この後は、子どもを生むことを生涯経験できない男性のために、妊娠時の体の重さを擬似体験できるジャケットを、担任の先生が着用してみます。これは傍で見ていてもかなり大変そうに見えました。いちど座ったり、横になったりすると、起き上がるのも一苦労で、「この状態が何ヶ月も続くなんて、妊婦さんは大変ですね」と先生も驚いていました。
そして、いよいよ本物の赤ちゃんとママたちの登場です。 |
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生まれてからほぼ1年以内の小さな赤ちゃんとママたちがおよそ10組(すいません、カワイイ赤ちゃんに目を奪われ、きちんと人数を数えるのを忘れてしまいました)。児童委員の募集に快く応じてくださった、地元のママと赤ちゃんたちです。
子どもたちも、赤ちゃんを見て、表情がパッと明るくなります。中には泣き出す赤ちゃんもいましたが、主任児童委員の真崎さんによると、生まれて半年ぐらいの赤ちゃんは人見知りをする時期なんだそうです。確かにあと少しで1歳になる、ちょっと大きな赤ちゃんは、大人しく抱かれている子が多かったように思います。
触れ合いタイムが終わると、時間はちょうどお昼時。6年生代表と、赤ちゃんたちと、ママたちと、先生と、児童委員に区長・副区長も加わり、給食を食べながらの懇談会が行われました。 |
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というわけで、いのちの授業は終了です。
今回のふれあい授業は、磯子区の児童委員としては最初の試み。今後も、区内の小・中学校に活動を広げていく予定です。前出の真崎さんは、「赤ちゃんと実際に触れ合っているときの子どもたちの表情は、とても生き生きしています。それを見て、触れ合うことの大切さを実感しました」と嬉しそうに話してくださいました。
関連リンク
◆さわの里小学校ホームページ |
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夏バテに気をつけましょう!
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たいへん余談になりますが、右の写真は給食室のそばの廊下に貼ってあったポスター。
「暑いからといって、アイスクリームばかり食べていませんか?」
思わずドキッとしてしまいました。
砂糖をとりすぎると・・・「むし歯になりやすい」「ふとりやすい」「疲れやすい」「体がだるくなる」
・・・、ん、何個か身に覚えがあります。まずい!
皆さんも夏バテにはご注意を!? |
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