滝頭市場の歌、根岸橋と浜マーケットの七夕

２００７年７月７日取材

７月７日、七夕です。磯子マガジンは、主に磯子区の北部をめぐってきました。

滝頭市場の皆様を囲んでご苦労さま会

まず残念なお知らせをしなければいけません。既にいくつかのメディアで報じられているように、４月に火災の被害を受けた滝頭市場は、やむなく再建をあきらめることが決定し、市場の方たちは、それぞれの新しい道を歩くことになりました。

７月７日の七夕の日、滝頭のケアプラザに滝頭市場の皆様をお招きし、ギタリストの篠崎洋子さんが作詞・作曲した「こころに生きる滝頭市場」の発表を含むミニコンサートが開かれました。

歌の途中で、悲しみに堪えきれなくなり、涙ぐんでしまった篠崎さん。それでも気丈にステージを続けられました。
コンサートの終盤には、火災の直前まで営業を続けていた５店舗の方たちがステージに立ち、代表して「うさぎや菓子店」の小松さんが、皆様に感謝の言葉を述べられました。

滝頭市場の終了は、本当に悲しく、悔しいことですが、皆様の新しい場でのご活躍をお祈りします。

滝頭市場では、地域の方への感謝を込めて、７月１０日（火）午前１０時から滝頭市場にて、ありがとうセールを開催します。滝頭市場とのお別れの日です。市場が大好きだった方も、一度も行く機会が無かった方も、ぜひ足をお運びください。

ありがとうセールの詳細は夢たま公式サイトに掲載されています。

こころに生きる滝頭市場　作詞・作曲：篠崎洋子

ありがとう　さようなら　岩瀬のふるさと　滝頭市場

激しい戦争　乗り越え　生きた　｜　滝頭市場　歴史の市場
昭和の激動を　伝えてた　｜　長い年月　お世話になりました
７月１０日で　お別れします　｜　みなさま　ありがとう　大きな愛を　感謝を込めて

５軒のお店屋さん　明るい　笑顔　｜　耳をすましてごらん　ホラ　聴こえるでしょう
あの日の　元気な声が　｜　お菓子のうさぎやさん　お肉の戸沢さん　お米の日の出食品
八百屋の蒔野さん　お花の小西さん　｜　ありがとう　ご苦労様　優しい心を　磯子の町に

４月２７日　午前　２時半　｜　火の手が上がり　燃える市場
火の海に飲まれて　消えた　｜　大切な想い出　生きる勇気をくれた
涙で見送る　市場跡

あれから　８２年　時代は移り　｜　人も町も変わっていく
あれから　８２年　年月は流れ　｜　未来に向かって変わっていく
ありがとう　さようなら　岩瀬のふるさと　滝頭市場
永久に　生き続ける　滝頭市場　こころの中で

根岸橋商店街と夢たまは合同の「七夕まつり」

根岸橋商店街では、商店街と「夢たま」合同の七夕まつりが開催されました。ゲームあり、模擬店ありの盛りだくさん。キッズ・スタッフという子どもたちのお手伝いも加わって、根岸橋商店街はとってもニギヤカでした。

輪投げゲーム！

かばんの品定め中。ちなみに購入を検討しているのは右端の女性です。左の方は販売スタッフ。

キッズ・スタッフが模擬店チケット販売のお手伝い

夢たまの時任さん

根岸橋商店街は大賑わい

夢たまの中でもイベント

ヨーヨー釣り

「おやじの会」のブース。ばんざーい！

夢たまは、横浜市が地域経済の活性化を目的に、滝頭地域で実施している「地域経済元気づくり事業」の支援拠点で、根岸橋商店街の中ほどにあり、日ごろから商店街や地域と一体になった各種のイベントや講座を実施しています。

この事業を受託しているのは磯子区をホームグラウンドに活動しているＮＰＯ法人「夢・コミュニティ・ネットワーク」。アロハがトレードマークの時任さんが代表をつとめ、主に磯子区のママさんたちが中心になって運営している、元気いっぱいの団体です。

◆夢たまのホームページ
◆ＮＰＯ法人「夢・コミュニティ・ネットワーク」のホームページ

浜マーケットの七夕には、岡中吹奏楽部と明太一が登場

さて、続いては浜マーケットへ。到着すると・・・

すごい人込みです

反対側に回っても、やっぱり人込み

なんとか見えてきました

おそろいの黒いＴシャツで楽器を演奏

後ろに回って撮影

これが最大サイズです

というわけで、凄い人込みの中で演奏していたのは、これまた大人数の岡村中学吹奏楽部。最近の吹奏楽部は、昔と違って（？）出で立ちからしてカッコイイですね。勇壮な演奏が浜マーケットに響き渡っていました。

岡中吹奏楽部の演奏が終了し、日が傾き始めた午後５時。登場したのは、先ほどとはうって変わってシンプルな編成のアコースティック・ユニット「明太一」。ギター２人、パーカッション１人の編成に、最後の２曲では浜マーケットの「シューズの旭屋」の中里さん、「磯子花壇」の江川さんもボーカルで加わっての、あったかいひと時でした。