コミネット・ヨコハマ誕生
|
2007年6月26日作成 |
今年の4月、磯子区に新しいNPO法人「地域コミュニティネットワーク・ヨコハマ」(以下、コミネット・ヨコハ」)が誕生しました。母体となったのは磯子区在住・在勤の市民有志で活動を続けてきた「磯子のまちづくりを考える会」。
事務所を中原に構え、今後は「地域コミュニティの育成」、「団塊の世代の支援」、「地域福祉・高齢者介護」、「子育て支援」、「商店街の活性化」など、さまざまな分野での事業を順次立ち上げていく予定なのだそうです。 |
|
団塊への世代へのメッセージ
|
コミネット・ヨコハマの第一歩目の活動が6月23日、屏風ヶ浦地域ケアプラザとの共催で行われた「団塊の世代へのメッセージ」。
定年を迎え、これから続々と地域に戻ってくる団塊の世代を対象とした、「基調講演」「ドキュメント・ビデオ上映」「シンポジウム」の3本立てのイベントです。 |
|
|
|
会場は、屏風ヶ浦駅前の交差点からすぐの屏風ヶ浦地域ケアプラザ |
|
|
梅田誠氏による基調講演「団塊の世代へのメッセージ」 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
横浜市立大学医学部を卒業し、横浜市立大学学長、横浜市立中央図書館館長などを歴任された、区内在住の梅田誠氏による基調講演は、団塊の世代ではない磯子マガジンにとっても、たいへんためになる内容でした。そのお話の内容を少しだけご紹介します。
○ |
知り合いが、70歳を過ぎてイタリア語の勉強を始めて、実際イタリアに行ったときにちゃんと通じた。70歳を過ぎても新しいことは始められる。 |
○ |
年をとると確かに覚えは悪くなる。でも、何度も何度も繰り返せば覚えられる。人間の脳はそのようにできている。最初は簡単なことから、だんだん複雑なものを・・・という順序だと、より覚えやすい。 |
○ |
人間は社会的な動物。一人でいるのは良くない。脳も衰える。人と人とのつながりを大切にすること。 |
○ |
病気で倒れて人の世話にならなきゃいけなくなると、気がふさいでしまう人がいる。「世話になったって、いいじゃないか」という開き直りが大事。 |
○ |
脳細胞は使わないと衰えていく。定年後の男性におすすめなのは、自分で料理を作ること。買い物、料理の手順、時間配分などなど、料理では頭を使うことが多い。 |
そして、第二部のビデオ上映は、普段は会社に勤めている人たちが、地域活動に参加する様子を追ったドキュメンタリー・フィルム「名刺のいらない仲間たち」。第三部では、磯子区内で実際にさまざまな地域活動に従事している方たちの声を聞くシンポジウムと、充実した内容で、あっという間の3時間でした。
コミネット・ヨコハマの活動に興味がある、私も参加してみたい、そんな方は下記までご連絡を!
●NPO法人「地域コミュニティネットワーク・ヨコハマ」事務局 電話045−762−1788 |
|
屏風ヶ浦地域ケアプラザ
|
屏風ヶ浦地域ケアプラザは、昨年(2006年)の11月にオープンした、磯子区では最も新しい地域ケアプラザです。いわゆる通所介護(デイサービス)のほか、福祉に関するさまざまな相談に応じてくれたり、地域活動のために会議室や多目的ホールを貸し出したり、といった事業を行っています。
イベント開催も活発で、コミネット・ヨコハマとの共催イベントは今回のものをキック・オフとして、今後もいろいろな形で計画されているそうです。
また、ロビーでは図書の貸し出しも行っていて、なかなか面白そうな本が並んでいました。お近くの方は、一度足を運んでみることをおすすめします。
屏風ヶ浦地域ケアプラザ |
所在地 |
横浜市磯子区森4−1−17 |
電話 |
(045)750−5411 |
アクセス |
・京急「屏風浦駅」より徒歩3分
・市バス64系統、70系統「屏風ヶ浦駅前」バス停より徒歩5分 |
|
|
設立記念パーティー
|
今回の講座に先がけ、6月10日にはコミネット・ヨコハマの設立記念パーティーが開かれました。会場は横浜スタジアムのお隣の「ホテル横浜ガーデン」。一部ですが、そのときの写真をご紹介します。 |
|
ちなみに、コミネット・ヨコハマの新井代表は、以前は横浜市の職員として、鶴見区の副区長などを歴任した方ですが、磯子区役所での勤務時代に、定年まであと1年を残して退職し、このNPO法人を設立しました。パーティーでは、その行動力に驚く発言が相次いだのが印象的でした。 |
|
磯子マガジン トップへ戻る |