輝け!NPO法人「ゆっくりいそご」設立記念大会
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2007年3月3日取材 |
昨年12月、NPO法人「ゆっくりいそご」が設立されました。ゆっくりいそごは、「地域社会に根ざした、障害のある方々の社会参加と自己実現を可能にする」ことを目的として、精神障害者地域作業所「スペース杉田」を運営し、障害者が地域で安心していきいきと生活できるよう、支援する団体です。
そんなゆっくりいそごの設立記念大会が、3月3日(土)、杉田劇場にて開催されました。 |
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第1部 音楽・演奏/第2部 アラカルト
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大会は、ゆっくりいそごの前田絢子理事長の挨拶で幕が開き、盛りだくさんの3部構成。「第1部
音楽・演奏」と第2部「アラカルト」は、スペース杉田やその他の関連作業所に通っている利用者の方たちのオン・ステージです。
「音楽・演奏」ではギター弾き語り、サックスのソロ演奏などのほか、パレ・ド・バルブの宮内オーナー率いる地元バンド「ひげおやじとスペース・バンド」をバックに素敵な唄を披露(磯子マガジンも拙いパーカッションで参加させて頂きました)。最後には客席から歓声が飛び、手拍子が沸き起こり、かなりの盛り上がりになりました。
「アラカルト」は、コントやポエム、スピーチ、タップダンスなどなど。そしてトリを飾ったのがスペース杉田の自主制作映画『スギタの帝王2』の予告編!
これがお世辞抜きで相当にかっこいい。本篇の完成が楽しみです。
それにしても、数日前から出演者ほぼ全員でリハーサルを重ね、皆さんと一緒に緊張の本番を迎えた私も、終わったときにはホッとするやら、感激するやら。どうもありがとうございました。
またロビーでは、スペース杉田ほか関係作業所で皆さんが製作した食品や日用雑貨、書籍などが売られており、こちらも人気でした。 |
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開場前にスタッフ・ミーティング |
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ゆっくりいそご 前田絢子理事長の開会挨拶 |
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唄あり、ギターあり、サックスあり、パフォーマンスあり、で、みんなカッコイイ! |
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ロビーでは手作りの商品の販売だけでなく、絵画の展示なども。 |
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第3部 講演 『精神障害者が地域で生きること』
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最後の第3部では、川村敏明先生(北海道浦河赤十字病院 浦河べてる)による講演『精神障害者が地域で生きること』が行われました。お話しの内容をここで簡単に要約することはできませんが、精神障害者の支援のありよう、あるいは医療のありようといったものに対する一般的なイメージが覆される、とても印象的な講演でした。
川村先生のインタビューやユニークな活動は、Googleなどで「川村敏明」と検索すると、多数見つかります。ぜひご一読をオススメします。 |
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川村敏明先生による講演 『精神障害者が地域で生きること』 |
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3部すべてが無事に終わり、 あっという間の3時間でした。これからますますパワーアップした活動を行い、地域に根ざしたコミュニティー作りを目指していきたい、そんな意気込みが伝わる素晴らしいイベントでした。皆様、本当にお疲れ様でした。今後の「ゆっくりいそご」の活躍に期待しています! |
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