さようなら、磯子・木曜コンサート
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2006年3月23日取材 |
地元の音楽家・音楽好きの有志による実行委員会と、磯子区役所が一体になって1998年から続けてきた「磯子・木曜コンサート」が2006年3月23日(木)、その幕を閉じました。
これまでクラシックを中心に、地元の演奏家、プロのアーティストなどを招聘し、さまざまなコンサートが毎月1回、木曜の夜に行われてきたのです。回を重ねて最終回は実に「第184回目」でした。出演したのは木曜コンサートにゆかりの深い4組のミュージシャンの方たち。会場もほぼ満員の盛況でした。 |
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司会はおなじみ洋光台・シムラ楽器の
志村会長による名調子。 |
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松坂屋ストア2階の中華料理店で開催された時期も・・・ |
スタート当初は旧区役所の隣にあった50席程度の会場で、休憩時間にお茶菓子つきで行われていたり、現磯子公会堂に立て替えている2〜3年の間は、磯子駅前の松坂屋マイストア2階・中華料理の龍泉(ロンシャン。今はありません)で開催されたりもしたそうです。 |
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磯子・木曜コンサートの発案者でもある
篠崎洋子さんによるギター演奏と歌 |
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木曜コンサート実行委員にしてマリンバ奏者の
市瀬孝子さんがリーダーのマリンバ・トリオ |
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木曜コンサートのフィナーレを盛り上げた
ハーモニカ・バンド『ノーブランズ』 |
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いつかどこかでまた会いましょう |
残念ながら終了してしまった木曜コンサートですが、いつか新しい形で皆さんと再会できる日があるのではないかと、磯子マガジンは期待しています。最後に、実行委員の方たち全員と、区役所でこの2年間木曜コンサートを担当されていた清水さんにコメントを頂いたので、紹介いたします。(順不同)
●石居庸介先生(バンドネオン、アコーディオン奏者)
木曜コンサートには平成元年から出演してきましたので、もう最初から関わってきたと言ってもいいぐらいです。今日で終了することは、たいへん残念です。
●篠崎洋子さん(ギタリスト、写真家。木曜コンサート発案者)
昭和63年から今日まで毎月やってて。スタッフも磯子の街も私もいろんなことがありました。それを「さようなら木曜コンサート」という曲を通じて、私の心の中で問いかけ、皆さんの思い出になって欲しいと思って、一生に一回しか歌わない曲を作詞・作曲しました(磯マガ注:この曲はコンサートで披露されました)。
●市瀬孝子さん(マリンバ奏者)
地域の方が気楽に音楽を聴きに来て頂いて、音楽を好きになってくださって、また音楽家が育っていったらいいなと思ってお手伝いしてきました。そろそろ若い人を育てる立場になってきたところだったので、私自身それをまだ十分にできていない段階で木曜コンサートが終わってしまうのは残念です。宝くじが当たったら音楽協会を作りますからね(笑)。
●志村英世さん
残念ですね。200回までやりたかった。でも一方で、ここまでやりたいことをやれた、やりきったという満足感もありますね。
●奥野隆俊さん
今日、終わってしまって、本当に残念ですね。私たちもできるだけ続けて200回まではいきたいと思ってたんだけども。木曜コンサートは磯子区の方はもちろん、他の区からもけっこう来て頂いて、楽しんでくださってたんで。でも今日は、最後に華を飾れてすごく盛大になってよかった。本当に今まで楽しかったです。
●奥野幸子さん
永年続いてきた区民の楽しみの木曜コンサートがこれで終わるっていうことは、残念ですね。私たちスタッフとしても残念ですし、できることなら続けていきたかったんですけどね。また、何らかの新しい形でできたらいいなと思っています。
●三上喜美子さん
寂しい。寂しいし、残念ていう感じですね。受付を担当してきたのでね、いつも来てくださる会員の方との交流が楽しみのひとつだったんですね。それがなくなるっていうのは寂しいですね。
●赤池保さん
もともと私は木曜コンサートのファンだったんですよ。3年前から実行委員に加わって手伝ってきたんです。こういうコンサートが好きなので、できれば別の新しい形でも再開できたらいいなと思っています。
●清水さん(磯子区役所・地域振興課)
昭和63年から続いていて、しかも区民の方からのご意見があって始まったのが木曜コンサートです。ここまで実行委員の皆さんが頑張って努力してくださったからこそ、続いてきたんだと思います。今日の最終回はとっても残念なんですが、これですべてが終わりっていうわけではなくて、「地元の音楽家の発表の場を創り、また若い音楽家を育てて行こう」という木曜コンサートの趣旨を、新しい形で受け継いでくださる実行委員、運営委員が立ち上がることを期待しています。 |
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別れを惜しんで、出演者の方たちと握手・挨拶を
交わすお客様たち。 |
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