雪の東漸寺で消防訓練 |
2006年1月25日取材 |
先週の土曜日に降った雪がまだ残っている杉田の東漸寺で、1月25日(水)の午前中に消防訓練が行われ、消防隊と地元の消防団(第7分団)が参加しました。 |
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本堂で火災発生! 文化財を運び出す |
法隆寺金堂壁画が焼損した1月26日(1949年)は「文化財保護デー」です(今年が第52回)。貴重な文化財が火災によって失われることのないよう、この日を中心として全国的に防火運動が展開されます。
その一環として行われたのが今回の消防訓練。東漸寺の本堂で火災が発生したとの想定で訓練が始まりました。 |
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普通の訓練と違うのは、なんといっても文化財の保護ですね。119番通報の後、写真のように文化財を運び出します。続いて消防隊・消防団が到着し、放水開始!
あっという間に火事は消し止められました(訓練ですが)。 |
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さて、無事訓練も終了し・・・なんとちょうどそのとき、洋光台5丁目で本物の火災発生との一報が入りました。消防隊の方たちは素早く態勢を整え、現場に急行です。後で確認したところ、幸いなことに火災は大事に至らず、ボヤ程度ですんだそうです。ホッとしました。
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区内の各消防団では団員を募集中! 自分のまちは自分たちの手で守りましょう。募集要項はコチラをご覧ください。磯子区の消防団の活動についてはコチラ。また、参加申込みやお問合せは磯子消防署までどうぞ。 |
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東漸寺について |
最後になりましたが、東漸寺について紹介させてください。まず、今回の訓練の対象となった指定文化財ですが、東漸寺には以下の貴重な文化財があります。
○国の指定文化財・・・梵鐘
○県の指定文化財・・・釈迦堂と木造薬師如来坐像
○市の指定文化財・・・木造伽藍神倚像と木造達磨大師坐像
お寺が建てられたのは鎌倉時代。ものすごく歴史があります。そして、本堂を中心とした景色が素晴らしい。らびすたのそば、国道16号の脇道を入ってホントにすぐ、徒歩1分ぐらいの場所なんですが、とてもそうは思えない、広々として落ち着いた雰囲気のお寺です。 |
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