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永井・磯子区長にロング・インタビュー
2005年11月取材
不勉強で恥ずかしいんですが、40年近く横浜市に住んでいてほんの1、2年前に初めて知りました。横浜市の区長さんというのは東京都23区の区長さんとは違って、選挙で選ばれるのではないんですね。

ただ、横浜市では、政令市では初の公募制で区長さんを決める制度を採用しています。市の職員の応募者の中から、市長などの面接を経て選ばれるんだそうです。つまり、「区長になりたい!」と立候補してきた人の中から選ぶわけですね。

で、磯子区の永井富雄区長は、この公募制で初めて選出された初の区長さんの1人です。磯子マガジンは磯子区や横浜市に限らず「区長さん」とお話しするのは初めてですから、前任の方やほかの区長さんと比較することはもちろんできません。ですが、それでもやはりご自分で望まれた区長さんだからこそだと僕は思います、磯子区を何とか良くしたい、住みやすい・働きやすい・学びやすい場所にしたい、そういう熱意を非常に感じることができました。

Part1 役所の中でも若手を中心に「変えていかなければならない」っていう雰囲気が・・・
Part2 区役所の役目は「不安を取り除くこと」
Part3 ひきこもりは怠けてるんだ、というのは全くの誤解・偏見なんです
Part4 1人で船に乗っているときに海に落っこった。だけど富岡育ちなので大丈夫
Part5 磯子駅のそばに書店がないのは
役所の中でも若手を中心に「変えていかなければならない」っていう雰囲気が・・・
さて、インタビューの開始前にご挨拶して、軽く近況報告を・・・などとおはなししているうちに、あれれ? いつの間にか、もう区役所のお仕事の話が始まっている。さすが区長。あわてる磯子マガジン。急いでインタビュー・テープの録音ボタンをプッシュ!
永井・磯子区長1
永井富雄(ながい・とみお)さん
生年:昭和21年(1946年)生まれ
出身:横浜市金沢区(旧磯子区)富岡
磯子区歴:結婚後、十数年間居住。現在は金沢区在住。
磯子区長歴:2004年(平成16年)4月1日〜
やっぱりですね、民間でできる役所の業務は基本的に委託化を考えるべきだと思います。業務の内容によって、コミュニティ・ビジネスとして地域の人にお願いするのに適したものもある。企業に委託できるものもある。あるいは、公務員のOBにもいろいろな資格や専門知識を持った人がいます。地方公務員や国家公務員のOB、医師、看護師、あるいは社会保険労務士とかね、そういう方々が地域にいらっしゃれば、力が発揮できるようになるかもしれませんね。

業務の中でも公権力が必要ないものや公平が求められないものなど、必ずしも行政が行う必要がないもの、それから質の高いサービスを効率的にコストを抑えて提供できる、そういう業務の民営化を進めるべきですね。たとえば案内とかミニ区役所。そういうところをやって頂こうと。

--- たとえば外国ではそういう取り組みが始まってるのでしょうか?
イギリスで1970年代に経済が破綻しましたね。公的部門の肥大化や効率性の低下によって役所の財政も破綻もした。そこで1980年代にサッチャー首相が出て、何をやったかというと、公的なものは郵便局なんかも含めて全部民営化した。すごく厳しく一気にやったんですね。その結果、財政赤字の縮減やコスト削減はできた。一部でモラルの低下やサービスの質の低下も見られたが、総体としては良い方向に向かった。そのときに役所の人にもチャンスを与えることにした。そういう風な「官」と「民」の競争入札のことを市場化テストって言うんですけどね。でも役所はやっぱりほとんど仕事を取れなかったんですよね。で、民間が落札して実際に業務を始めたら、窓口の相談時間がいきなり午後8時まで延びちゃった。費用はそれまでと同じでね。土曜、日曜もやりはじめた。そういうことができてしまう。

ですから、いま中田市長が求めてるのは「民でできることは民で」ということ。小泉総理の言っている「小さな政府」とおんなじ方向ですね。区役所の業務のうち何を民間でやってもらえるのか、それを模索していかなきゃいけない。ただ、これは他の区ではまだどこも手を出してないですけどね。いろんなところから相当な反発が予想されますから。仕事がなくなっちゃう人もでてくるから。

--- それでもあえて、民営化は進める必要があると。
このあいだの衆議院議員の選挙結果から見ても、「27万人の郵政公社の職員が国家公務員でなければいけないのか」っていう問いかけに、「NO」って国民の多くの人が思ったわけで。やはり公務員に対する批判って言うのは当然のごとくある、もう避けて通れない時代が来たと思いますよね。

それとね、役所にはさまざまな組織がありますが、それらがすべて本当に必要なのか。人っていうのはある意味で真面目ですから、先に組織ありきだと、その組織に合わせてしまって本当は必要の無い仕事まで創り出してしまいます。ですから、組織が固定的・硬直化しないように、また、人も組織にしばられないでお互いが行き来できるように。時代の趨勢に敏感に対応できる組織づくりが大切だと思いますね。

--- 区役所のサービス向上に関する取り組みについて教えてください。
実はいま、区役所の電話応対や窓口応対の良し悪しを外部の方に調査してもらってるんです。一方で大学の先生や企業の人事担当の方、そういう方たちから見て役所のサービスはどうなんだというのを手厳しくチェックして頂こうという試みもやっています。そういう調査の結果はもちろん公開し、厳しいところはドンドン言っていただく。役所の職員全員で聞かなきゃいけない義務があるんですよ。中間結果も出てきてるんですが、非常に悪いところもあります。「1ランク」といって不快感を催す電話応対もあるという結果もでています。そういうところには何らかの対応をしなくてはなりませんね。

役所の中でも若手を中心に「今のままではまずいよ」っていう雰囲気が最近、非常に盛り上がってきています。若い職員が窓口応対マニュアルを作ったりして。ただそれは、こんな基本的なことまで書かなきゃいけないのか、ってそういう内容です。「私語はやめましょう」とか「仕事中にお菓子を食べるのはやめましょう」とかね。恥ずかしくて見せられない。役所の中ではこんなの区民の方に見せたら批判されちゃうよっていう声もあったんですが、作った人に言わせると「そんなこと言ってたらダメなんです。実際にそのレベルなんです。だからこそ書かなきゃいけない」っていうことなんですね。

それと、いま磯子区では毎月2回、土曜日に窓口を開いています。ほかの区も徐々にやるようになってきて、今では6つの区で実施してます。でも、月2回ではまだまだだという声があります。毎週土曜日やるべきだと。これはサービス業としては当たり前といわれてしまいそうですけどね。我々はサービス業なんですよ。それに抵抗感を持つ職員も多いんですが。

--- 職員の方はどういうことを心がければいいと思われますか。
区役所などにいらしたお客さまが目的を達成するまでは絶対に帰らせないようにということ。一番難しいんですけどね。でも、いらした以上は目的を100%達せられなかったにしても、少なくても「あぁ、もう無駄足だった」と言われない、思われないように。あとから電話をおかけしてフォローするのでもいいから、キチッとそういうことをやっていこうよって言ってるんですね。
区役所の役目は「不安を取り除くこと」
永井区長2--- ところで、文化・スポーツ関係の事業は予算を抑える方向のようですね。
文化やスポーツには一定の公的資金を投入しないと継承・発展は望めないと言われていますが、無差別に予算が流れている部分が見受けられますからね。それはやっぱり問題あるだろうと、磯子区ではそういう部分はほとんど予算をつけなくしました。

もちろんそれは勝手に決めてるんじゃないですよ。こういうアンケートをとったんです。数字は例ですけどね。「ある文化事業のイベントを開催しました。準備に職員2人で4日かかりました、人件費は1人当たり1時間3,500円、出演者への出演料は80万円、会場費は5万円でした。その他の費用を含めて合計120万円かかりました。お客さんは300人来ました。お客さん1人あたり4,000円のコストですね。会費を1,000円頂いたけど、差し引き3,000円の赤字です。これを区の予算、即ち税金でまかないます。この事業必要ですか?」ってこういう聞き方したんです。いろんな事業についてね。3,500人の方を対象に。回答を集計したら、やっぱりそういう文化・スポーツ関係の事業は全部優先順位が低い。

--- 要望が強かったのはどんな分野ですか?
防犯・防災ですね。それから高齢になったときの病気・不安。やっぱり役所がやるべき仕事は、区民が自らではでき得ない部分。弱者救済ですね。そこにきちっと光を当てていかなきゃいけない。

ですから区役所の仕事としてね、まず一番大事だと私が思っているのは「不安を取り除くこと」です。もうそれに尽きるんですね。不安のある人・心配のある人、そういう人たちのケアをするのは絶対に行政の役割だと思います。防災・防犯もそう、病気もそう、それから子育てもそうですね。そのために役所は最大の努力をしなきゃいけない。

ただ、そういったものについて何から何まで全部を行政が担当するわけではないです。例えば防犯活動なら、見回りパトロールなどで地域住民の方たちの協力や警察のバックアップが必要な場合があります。そういう役割分担はもちろんあります。だけどやっぱり、そのようなパートナーシップのしくみづくりも含め、基礎的なところの責任は行政にあるのでそこには力を入れていきたいと思います。

--- 具体的に、重点を置いてお考えの分野はありますか?
介護予防はやはりしっかりとやらなきゃいけない。当たり前のことですけども、介護を受けないように予防することが大事だと思います。介護が必要になる前にきちっと予防していこうと。しかし、それでも残念ながら介護が必要になった人にはきちっと手厚くケアしていく。そういうことが大切だと思うんですね。
ひきこもりは怠けてるんだ、というのは全くの誤解・偏見なんです
永井区長3--- 最近はニートの問題もありますが、区としてはどのようにお考えでしょう。
ニート対策は区役所のやるべき仕事だと私は強く感じています。ただ、他の区役所はまだどこも手を出してないですね。なぜかというとニートの原因を分析できてないからだと思います。

ひきこもりは怠けてるんだという方もいらっしゃいますが、それは全くの誤解・偏見なんです。金沢区の「文庫こころのクリニック」の関口先生にお話しを伺ったんですが、「彼らほど日々悩み苦しんでる人たちはいない、本当につらいんです」と。「部屋を暗くして、自分の存在そのものを否定しなきゃいけない。冷房も入れられない、カーテンも開けられない。そういうとてもつらい苦しみを味わってるのが彼らの実態です。だから救済しなきゃいけない」って先生はおっしゃるんですね。

そういうことで、ニートが全て怠け者っていうわけでは決してない。失敗することはありますよ。人生においては、受験だとか就職、転職だとかでチャレンジしなきゃならない、勝負しなきゃならないタイミングがあるわけですよね。そこで結果的に失敗してしまって、自信をなくしたことがひきこもりにつながることが少なくないんです。その不安、心配たるやコトバにたとえようがない。それと、ニートのお子さんを持つ親御さんについてもね、日々不安だと思います。この先どうなるかわからないですからね。子どもの言動に一喜一憂してる。これはやっぱりどうにかしなきゃいけないですね。

で、そういう引きこもっている人には、親御さんに背中を押してもらって、まず一回集まりましょうということを考えています。関口先生は「ひとりで引きこもらないで、みんなで引きこもりましょう」という言い方をされてますけど、そうすると何となく開けてくる。とにかくみんなで引きこもるうちに少し体を動かそう、朝起きよう。農協の方たちにも協力して頂いて、担い手のいない農家の畑作業を手伝って感謝される。自分たちも太陽浴びて元気になる。あるいは人手の足りない中小企業でお手伝いをして喜んでもらう。そういうところから始めていくことも考えています。

--- 磯子マガジンとして色々取材をしていると、磯子区は住みやすいという声を聞く一方で、商売的にはもっとまちに活気が欲しいという話をよく聞くのですが。
それはね、区役所の地域振興課の仕事は町内会のお世話だけじゃなくて、まちの活性化と産業振興をしなきゃいけない、その責任が絶対ありますね。

それと、まちの活性化や産業の振興については、私は従業員対策から始めるべきじゃないかなと思ってます。中小企業が良質な人材を確保できないという声を聞いてますので、その対策として区役所の庁舎の中に就労あっ旋のハローワーク機能のブランチのようなものを置きたいと思ってるんですよ。区役所の3階にそういうコーナーを作ろうとしてます。一部は今年度中に始めたいと思っています。

ただ、就労あっ旋は区が直接はできませんから、資格のある民間企業の人に週1回くらい来てもらって、直接就労あっ旋してもらう。対象は中小企業ですね。それと、区単位なんてことは言ってられないので、金沢区も含んだ広域的な、臨海部の例えば中小の工場だとかね。そういうところに地方から、あるいは県内から優秀な人が来ていただけるように。その関係のホームページも充実させたいですね。

一方でニート、あるいは生活保護を受けていて仕事を探していない人、そういう人の背中を後押しして仕事に何とか就いてもらう、これをやろうと思ってます。
1人で船に乗っているときに海に落っこった。だけど富岡育ちなので大丈夫
区長ら
9月に行われた洋光台地区防災訓練での休憩中のヒトコマ。磯子警察署長(左)、磯子消防署長(中)と。
--- 長く横浜市で勤めてこられて、磯子区の特徴はどのような点にあると感じられますか。
他人に対して優しいですね、町内会長さんたちも地域の人も。磯子区は他の区に比べて行政に対しての要求が少ないんですね。例えば、何かアンケートとりますよね。そうすると5割返ってくるんですよ。これは驚くほど高い回答率です。そんなところからも、正直で丁寧な人が多いんだなと感じます。総じて優しくてぬくもりを感じる人たちが多いですね。

それと、私が区長になって1年たったとき、141人の区民の方にアンケートをとったんですよ。どういう結果が出るか非常に私は怖かった。だけど「ダメ」っていう回答は0でした。「わからない」っていう方が4人。残りの137人の方からはすべて良い評価をして頂きました。そこからもわかるように、総じて役所のやろうとしていることに対しては、非常に理解していただいて感謝しております。

街並みがきれいで道路も広いし色々な観光地もあって近代的な地域や都市部の地域では、まず権利を主張するっていう人も中にはいるんですけど。磯子区にはそういう感じの方は少ないですね。

住民の年齢が高い地域の方が住みやすいですよね。そんな気がしてます。磯子区は高齢化が進んでますけれどもその分、人生の機微をわきまえた人が多い。そういうことからしても居心地がいいのかもしれませんね。

--- 各種の行事などで土・日でもお休みの日は少ないとは思いますが。
そうですね。でも、土日に仕事をするのも面白いですよ。いろんな地域の行事に参加するのも楽しいですし。ぜんぜん苦痛じゃないです。

で、仕事の無い休みの日はねぇ、いやー、本当に何もやってないですね。前は中古の船に乗って海に出るのが趣味だったんですが、今は売ってしまって持っていませんし。船は維持管理が大変なんですね、ひとりでやってると。週に1度は乗りに行って貝殻を落としたりしなきゃいけないんです(笑)。

--- ご自身で操縦されてたんですか。
そうです。ひとりだと危険と隣り合わせなんですよ。海に落っこちたこともあるし(笑)。

--- 大丈夫だったんですか?
ええ。私は富岡で育ってますから泳ぎは得意なんです。船もね、私を置いてそのまま走っていかないように、私が海に落ちたときには、その場で停まるようになってましたしね。

--- 船は釣りをされてたんですか?
いや、釣りはそんなに得意ではないですから。海へ出ているとなんか一番いいなと思ったんですね。陸とはまったく違う世界がありますからね。何もしてなくてもね、沖合いでぽぁーっとしているだけでいい。世界が開けますよね。もともとは子どもの視力がかなり悪くなってたので、それを矯正する目的で船を買ったんです。船に乗ると遠くを見ますからね。でも子どもが一緒に乗ってたのは最初の2、3回だけでした(笑)。

--- ご自宅でパソコンは使いませんか?
子どもとかカミさんがやってて教えてもらおうとするんだけど、全然教えてくれなくて。私のパソコンは子どものお古ですね。家で仕事の文書を作らなきゃならないときがあるんで、そういうときに使ってます。文字を打つだけ。そういうことは結構多いので、考えたら家でもよくパソコンを使ってますね。インターネットにはつながってないパソコンです。

--- パソコンの使いかたは家族に聞くものではないらしいですね。
パソコンに関しては家族は冷たい!(笑) 子どもはまったく相手にしてくれないし。カミさんに聞いても「私だって、本を読んだりいろいろ努力して使えるようになったのよ。楽して教えてもらおうなんて冗談じゃない」なんて言われてます。

--- 学校で部活動は何か?
学生の頃はアルバイトばっかりしてたし、高校のときだけですね、部活動やってたのはね。Y校(横浜商業)ですけどね。剣道やってました。二段です。金沢区長はすごいんですよ、五段だったか六段だったか。

--- 特技はありますか?
ないですね。負けず嫌いっていうことくらいですね(笑)。だから、横浜市の18区が競争関係にあるっていうのはすごくいいことだと思います。横並びより競争した方が住民サービスは向上すると思います。

--- 競争になってるっていうのは中田市長になってからですか。
そうです。もちろん、そうです。
磯子駅のそばに書店がないのは
区長ら
10月の自治会町内会・感謝会にて。左は中田市長、中央は磯子区連会の宮嶋会長
--- 区長、お若く見えますけれども。
苦労してないからですよ(笑)。苦労を苦労と思わないのかな。でも本当は心配性だしね。家族のこととかそういうことについてはすごく気がちっちゃいし。

--- おすすめの映画とか本、音楽なんてありますか?
個人的なことはあんまりねぇ・・・(笑)。別に、なーんにも自慢にならない。ただのホーントに目立たないあれですから。そういうの言うことさえもはばかりますね。うん。

--- それでは座右の銘、大切にしているコトバを教えてください。
「至誠天通」っていうのはいいですね。誠をつくせば天に通ずるっていう言葉ね。あと「箸よく盤水を回す」。微力な一組の箸でも根気強くお盆の水をかき回してるとね、いつかは必ずそれが回り始める、広まっていくっていう意味なんですけど。そういう形でね、磯子区だけでも根気良くやっていれば、いつかは他の区役所や市役所にだんだん広まっていくだろうなって。市長の言ってることにつながるんですけどね。

市長からは、職員とよく話し合えっていう風によく言われますね。私も話し合いは大切だと思います。それとね、話し合いをした上で、直すべきものはスピードをもって直さなければ意味がないと思ってます。10年かけて直すなんていうのは全く直さないのと同じ。だから、常にスピード感を持って実行する。変えなきゃならないのが今だと思えば、今やらなきゃいけない。

--- 市長とお仕事でお話しされる機会も多いと思いますが。
ゴマをするわけじゃないけど、中田市長によって横浜市は救われたと思いますよ。「地区センターは有料化です、お金をとりなさい。思い切ったコスト削減とともに思い切った受益者負担を徹底しなさい」と。勇気を持って、やるべきこと、正義を貫いてる。ならば我々も頑張らなきゃならないという気がしますね。

中田市長は迫力がありますよ、若いのに。精神を鍛えてますね。常に緊張し続けてるんじゃないですか。それが周辺にも広がってますね。周りの職員と話すときも、笑顔で話しかければ職員ももっと喜ぶのにと思うときもたまにあるんだけど(笑)、絶対そんな顔は見せませんね。

--- 最後に唐突ですが、磯子駅周辺に書店がないことについてひとこと。
昔からないんですよ。寂しい限りです。あれば皆さん本を買うと思います。新杉田の駅前にも今3軒も書店があって、お客さんも結構入ってますよね。磯子だって作ればお客さん入ると思うんですけどねー。なんでなのかな。困っちゃうんですよ、正直なところ(笑)。ねぇ。

--- 今日は長時間ありがとうございました。
普通なら最後は「区民にメッセージを・・・」っていうところ、磯子マガジンは本屋について聞いてしまいました。そんな質問にもイヤな顔ひとつせず答えてくださった永井区長。お忙しい中、本当にありがとうございました。
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