こんのひとみさんのライブ・レポート |
2005年8月取材 |
去る8月27日(土)、NHKみんなのうた『パパとあなたの影ぼうし』の作者として知られるシンガー・ソングライター、そしてエッセイストでもある<こんのひとみ>さんの出前ライブが磯子公会堂で行われました。 |
素晴らしいライブでした |
ライブが行われてからこのレポートを作るまでに少しあいだが空いてしまったのは、素晴らしかったライブを表現する方法が見つからなかったからです。今もまだ見つかりません。
行われたのは、1台のピアノ演奏をバックに、語りと歌で進行するシンプルなステージでした。
僕はドラマや映画を見て、感動したり悲しんだりしていても、滅多なことでは涙が出ません。ひどいヤツです。ところが、こんのさんのライブでは不覚にも目が潤んでしまいました。こんのさんの歌声・話し声に、とても力があり、温かみがあり、そしてウソが無かったからではないかと思っています。
なんだか脈絡のないレポートで申し訳ありません。ただ言えるのは、ライブが本当に素晴らしかったということ。お子さんをお持ちのお母さん・お父さん、お孫さんがかわいくて仕方ないおばあちゃん・おじいちゃん、今度どこかでこんのさんのライブがあるときは必見です。ぜひ足を運んでみてください。
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子どもたちが自分で身を守れるように |
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ライブの準備に忙しかったスタッフの方たちに無理を言って集まって頂き、記念撮影。まだほかにも多くのスタッフの方がいらっしゃいました。写らなかった方、ごめんなさい。 |
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今回のライブを主催されたのは「CAPかながわ」という特定非営利活動法人。代表の草野さんに今回ライブを主催された経緯をお聞きしました。
「1998年の1月から正式にCAPかながわとして活動を始めました。今年の4月に法人格をとりましたので、今まで支えてくださった皆様への感謝の気持ちをこめて今日のライブを企画いたしました。」
CAPとはChild Assault Preventionの略で子どもへの暴力を防止するという意味。もともと1970年代にアメリカで開発されたもので、子どもたち自身が自分の身を守る術を学ぶ、その手助けをするためのプログラムなんだそうです。
CAPかながわは横浜市を中心に、CAPを広める活動を1998年から継続しています。
具体的には、市内の学校を訪れ、「いじめのロールプレイ」「誘拐のロールプレイ」といった寸劇を実際に子どもに演じてもらったり、子どもたちの権利・人権についてわかりやすく説明したり、そういったプログラムを通じて、危険な状況から自分の身を守る具体的な方法を子どもに身につけてもらうワークショップを開催。また、子どもたちをサポートする大人(保護者や教職員)のふるまいも非常に重要ということで、大人向けワークショップも必ずセットで実施されているそうです。
「磯子区の場合、区が事業として取り組んでくださっているおかげで、区内すべての小学校でワークショップを実施できています。同様の区は横浜市では他に3区しかありません。」(草野代表・談)
活動に際しては、いろいろなご苦労もおありかと思いますが、とても素晴らしい活動だと思います。これからも、子どもたちが安心して生活できるよう、いっそうのご活躍を期待しています。
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