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「俺のフレンチ」から杉田に “帰ってきた” 中条シェフ

2018年6月作成
フランス料理パレ・ド・バルブの姉妹店で長年シェフ(料理長)を務めていた中条(ちゅうじょう)さん。

最近は、話題の人気店「俺のフレンチ」横浜店の厨房で腕を振るっていましたが、少し前に、パレ・ド・バルブに帰還しました。そこで、ウルトラマンのようにパレ・ド・バルブに“帰ってきた中条シェフ”にお話を伺いました。

ちなみに、 一時、オーナー兼シェフとしてお料理を作っていたひげの宮内さんは、中条シェフに厨房を任せ、いまは、お客様へのサービスに専念しています。
中条シェフに話を聞きました
中條シェフの写真
中条 義則(ちゅうじょう・よしのり)さん
52歳('65年生まれ)、富山県高岡市出身
バルブ・グループの東戸塚店「ビストロ・バルブ」で長くシェフを務めていた中条さん。その後、バルブ・グループをいちど辞め、2010年に港南台でご自分のお店「ビストロ・チュウ」を開きました。

--- 自分でお店を持ってみて、学んだことはありますか。
自分の甘さかな(笑)。

--- 大変でした?
うん、大変でした。自分の店は、なんでも全部、自分の責任ですからね。いい意味でも悪い意味でも、いろんな場面で選択しないといけない。いい経験になりました。

--- お店を閉めてからは。
2年間ぐらい、いろんなところで働きました。まず、「マホロバ・マインズ」っていう三浦半島のリゾートホテルの中にあるレストランで二週間ぐらい、短期で働いて。そのあと、小笠原諸島に行く船に一回乗って。

--- 船の中のレストラン?
そう。おがさわら丸っていう貨客船の中のレストラン。小笠原諸島まで航海一回分だけでしたけど。
ほかにも、桜木町のレストランに入ったり。おもしろかったのはスーパーのお総菜屋さんですね。

--- お惣菜屋さん?
そうそう。唐揚げとか、コロッケとか、天ぷらとか作ってました。

--- あ、普通のお惣菜ですね。
そうそうそう。普通のお惣菜。

--- フランス料理風にアレンジしたりは?
しない、しない(笑)。レストランみたいなこれまでの職場とは全然違う畑だから、新鮮でしたよ。人生勉強にもなったし、おもしろかった。

--- そんなさまざまな経験を経て、いちどバルブ・グループに戻ってきましたよね。
バルブ・ブランシュ(馬車道)ですね。でも、戻って10ヶ月くらいで閉店になりました。

--- ブランシュが閉店になって、またバルブ・グループを抜けることになって。
今度は、横浜高島屋8階の「ル グラン」というホテルニューグランド系列のレストランに勤めました。

--- その後が、最近話題の「俺のフレンチ横浜」ですね。
俺のフレンチには、ちょうど2年いました。

--- 今まで経験したほかのフランス料理のお店とは違うんですか。
料理の中身や、やることは一緒なんですが、回転の多いお店ですから忙しかったですね。効率よく、でも味を落とさずに、料理を作るやり方を改めて学び直した感じです。
厨房を何人かでやるのも久しぶりでしたしね。人数が多かったから、企業でよく言う「ホウ・レン・ソウ」(報告・連絡・相談)の大切さを思い出しました。お店は年中無休で、スタッフはかわりばんこに休むので、いろんな引継ぎもありますから。

中條シェフの写真--- 新メニューを考案したり?
僕とか、ある程度経験のある人間は、自分の料理を3ヶ月に1回は作ってましたね。シェフはいるけど料理はみんなで順番に考えて。それぞれ自分の料理として、一日10人前限定とかでお出ししてました。

--- いま振り返って「俺のフレンチ」はどういう職場でしたか。
同僚もいい仲間が多くて、楽しく仕事できましたね。さっき言ったように勉強にもなりました。それとね、僕もいろんなレストランで働いてきましたけど、「俺のフレンチ」はアルバイトの子がすごくよくやってると思いますよ。頑張ってる子が多かったですね。

--- バルブに戻ってきたのは?
このあと将来どうしようか、なんて考えているときに、宮内オーナーからたまたま電話があって。いちどブランシュに戻ってきた時もそうなんだけど、そういうときにタイミングよくオーナーから電話があるんですよ(笑)。バルブは僕のホーム・グラウンドみたいなものですから、そこにまた戻って頑張ってみようと。

--- 今の心境を教えてください。
またイチからやるだけかな。毎日の繰り返しを大事に。辛抱強く。今まで積み重ねてきたものをやっていくしかないですよね。地道に。外に何回も出て、いろいろ経験したこと、いろんな人との関わりを活かしたいですね。

--- 戻ってきて、バルブのお客さんの反応はどうでしたか。
ありがたいことにたくさんのお客様が僕のことを覚えてくださってて。「あ、戻ってきたんだ」って笑顔で声をかけて頂いて。それはとても嬉しいです。ありがたいですね。


関連リンク
 ○パレ・ド・バルブ 公式サイト
 ○磯子マガジン記事:2006年の中条シェフ・インタビュー

中条シェフの最新メニュー
ということで、再び、パレ・ド・バルブに戻ってきた中条シェフ。
「俺のフレンチ」で磨きなおした腕から生まれる、とっておきのフランス料理を、パレ・ド・バルブで召し上がれ〜!


イサキのポワレ、あさり風味のグリーン・アスパラのソース
(コースのお魚料理)



するめイカとポレンタのトマト煮、スモークチーズ添え
(ディナー・タイムのアラカルト税込1,200円)


最後に、中条シェフはただいま婚活中。応募はいつでも受付中(笑)。好みのタイプは「気の合う人」だそうです。

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