手作りケーキの店 ラ・スリーズ【杉田・根岸】 |
2005年12月取材 |
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★杉田の梅にこだわるケーキ屋さん★ |
知ってますか? 磯子区の木は「梅」です。なぜかというと、かつて杉田に素晴らしい梅林があって(その本数なんと3万5千以上)、昔から全国的にとっても有名だったからです。
そして、梅を使った手作りケーキにこだわっているのが、磯子区内に2つのお店を構える「ラ・スリーズ」の社長の横田さん(48)。左の写真は京急・杉田駅からほど近い杉田店(文具のあいざわのお隣)。もうひとつの店舗はJR根岸線・根岸駅そばの東急ストア内にあります。
さて、横田社長は、かつては根岸や山手、杉田などに数箇所の店舗を持つフランス料理店のオーナー・シェフだったそうです。そしてフランス料理というものはメインの食事だけではなく、デザートまで総合的に手がけるもの。そのうち、デザートの方がメインになってきて、’93年頃、一気にケーキ屋さんに転身されたのだとか。
その後、梅のケーキ作りを始めたのが2、3年前。とあるきっかけで梅を使ったケーキを作ってみたところ、「あまりにも難しいんで、こりゃー挑戦のしがいがあるな、と。それではまっちゃったんです」(横田社長談)。
もちろん、「ラ・スリーズ」で使っているのは正真正銘、本物の杉田梅。荒らされたりすると困るので詳しい場所は言えないそうですが、今でも杉田梅は作られているのです。
それでは、杉田梅を使った代表的な商品を横田社長に解説して頂きましょう。
雪裏の梅花(せつりのばいか)
お菓子に合うお酒をいろいろ試した結果、ポルトガルの焼きワインである「ポルト酒」にたどり着きました。そのポルト酒に梅をつけこんでジャムを作り、おいもを入れて焼き上げたのが雪裏の梅花です。とても濃厚な味に仕上げてあります。ただしアルコールは全部飛ばしてあるので、お子さんでも大丈夫ですよ。
雪裏の梅花という名前は「杉田梅研究会」代表の小玉忠長さんにつけて頂きました。
※磯マガ注:おいもは、宮崎で農家を営むご実家から直送された甘藷を使用しているそうです。 |
ちなみに、横田社長も「杉田梅研究会」の一員。週1回に近いペースで開かれる勉強会で、杉田梅の歴史・文化から梅を使った料理まで、さまざまな角度から総合的に杉田梅の研究をしているそうです。小玉代表はしばしばラ・スリーズを訪れ、お気に入りの「ラ・ショコラ」を買っていかれるのだとか。なんと梅の甘露煮と一緒に、朝ごはん(!)として食されるのだそうですよ。
それでは最後に横田社長からメッセージです。
「地元の杉田梅を使用したバリエーション豊かなケーキを作っています。ウチのケーキをきっかけに、地元・磯子区の方々に磯子の歴史や文化等にも触れて頂けたらと思います。うちの商品は、無添加・素材にこだわった健康志向の逸品でもあります。ぜひ一度ご賞味ください。」
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※このページの情報は取材時点のものです。その後、変更される可能性があります。最新の情報は直接お店にお問合せください。 |
お店データ |
店名 |
ラ・スリーズ |
ジャンル |
ケーキ屋 |
読者サービス |
「磯子マガジン見ました」の一言で、杉田店・根岸店とも
焼き菓子が10%オフ! |
住所・電話 |
杉田店 |
根岸店 |
横浜市磯子区杉田1−21−8
電話:045−775−1405 |
横浜市磯子区東町17-30
東急ストア内
電話:045−752−6177 |
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アクセス |
○京急 杉田駅より徒歩約2分
○JR根岸線・シーサイドライン
新杉田駅より徒歩約6分
地図はコチラ |
○JR根岸線・
根岸駅より徒歩約1分
地図はコチラ |
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営業時間 |
午前9:00〜午後8:00 |
午前10:00〜午後11:00 |
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定休日 |
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人気メニュー |
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チャップリン かぼちゃプリン |
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フロマアプリ 杉田梅のチーズケーキ |
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ラ・ショコラ とっても濃厚な、オレンジとチョコのムース入り |
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雪裏の梅花(せつりのばいか) 風流な名前の梅ポテト |
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手作りクッキー |
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開店日 |
1993年頃 |
その他 |
ポイント・サービスやってます。500円で1ポイント。
30ポイントで500円のサービス券を進呈。
駐車場 : なし
クレジットカード取扱 : なし |
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横田社長。
クリスマスということでサンタ人形も飾られた
店内の様子。
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これが杉田梅を使ったチーズケーキです。梅の味がきいてます。
写真のように、「杉田梅」と書かれた金色の丸いシールの貼ってあるケーキには、梅が使われているんだそうです。 |
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こちらはクリスマス限定のマロン・サンタ。器がカワイイ。 |
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★ラ・スリーズ店名の由来★
フランス料理店の時代から続く店名「ラ・スリーズ」はフランス語で「さくらんぼう」という意味なんだそうです。当時、フランス語がお店の名前に使われることはまだ少なかったため、言葉の意味よりも覚えやすい語感を大事にして命名したとのこと。今となっては「さくらんぼう」という店名で「梅」のケーキを扱うという、ちょっとユニークな組合せになっています。ということで、このページの一番上にあるお店の写真を良く見ると・・・ あっ!
「ズ」の濁点が「さくらんぼう」になってます! |