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2006年6月取材 |
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★『せき耳鼻咽喉科』の関先生にインタビュー!★ |
せき耳鼻咽喉科は、新杉田駅から徒歩約10分、国道16号と環状3号線の交差点のそばにあるクリニックです。「ライフコート杉田」というシニア・マンションがあり、1階と2階に医院や薬局などが集まっているのですが、せき耳鼻咽喉科はその1階。目印は、院長の関先生にそっくりの(?)マスコットのブタちゃんです。
「うちは父も祖父も、その前の代からずっと区内の中原に住んでいたらしくて、今も親戚がたくさん住んでるんです」とおっしゃる優しい笑顔の関先生に、診療のことからお医者さんになられたキッカケまで、いろいろなお話しを伺いました。
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※このページの情報は取材時点でのものです。休診日や診療情報ほか、各種の情報は変更される可能性があります。最新の情報は直接医院にお問合せください。 |
医院情報 |
医院名 |
せき耳鼻咽喉科 |
診療科目 |
耳鼻咽喉科 |
指定医療機関 |
保険医療機関/生活保護法指定医療機関 |
住所 |
横浜市磯子区杉田5−7−7 ライフコート杉田103
地図はコチラ、写真つきの道順はコチラ |
電話 |
045−770−6335 (FAX:045−770−6334) |
アクセス |
JR根岸線、シーサイドライン「新杉田駅」より徒歩10分
京急「杉田駅」より徒歩12分
駐車場あり(ライフコート杉田の医院共同利用で31台) |
休診日 |
日曜、祝日 |
長期休診日 |
夏休み、年末年始など |
診療時間 |
時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日・祝 |
午前 |
9:00〜12:30 |
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休 診 |
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休 診 |
午後 |
14:30〜18:00 |
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休 |
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診療システム |
初診随時受付。ただし、カルテ作成等で多少の時間がかかります。 |
スタッフ |
医師1名、事務員7名 |
卒業大学 |
平成7年('95年)横浜市立大学医学部卒業 |
資格等 |
日本耳鼻咽喉科学会認定専門医 |
開院日 |
2006年4月17日 |
その他 |
外国語対応:英語
クレジットカード取扱:なし
夜間診療:なし、休日診療:なし、入院設備:なし、往診:なし |
ホームページ |
http://www.cocokarada.jp/hospital/detail/0979868/index.html |
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せき耳鼻咽喉科は、「ライフコート杉田」の
正面の階段を降りたところにあります。
外光が差し込む明るい待合室 |
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「鼻炎でお悩みの方にはレーザー治療が有効なケースが」 |
関 彰彦(せき・あきひこ)先生('68年生まれ)
現住所: 横須賀市
磯子区歴: お父様をはじめ、ご先祖代々、磯子区の中原出身だそうで、先生も親戚などをたずねて幼少の頃よりたびたび遊びに来ているとのこと。開業により今年から職場も磯子区に。
おすすめスポット: 八の字屋(磯子のラーメン屋)、漁師家(杉田の居酒屋、ランチの丼ものもおいしい)、満州軒(杉田のラーメン屋) |
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---最近多い病気にはどんなものがありますか?
アレルギー性鼻炎ですかね。お子さんでも多いです。現代病なんだろうと思います。
それと患者さんご自身では風邪だと思ってても、実際にはアレルギー性鼻炎だったっていうことはよくありますね。鼻水が出るとかノドが痛い、そういう症状がずっと続いてるっていう方ですね。普通、1ヶ月以上続く風邪はないですから。
---風邪をひいたと思ってる場合、耳鼻科に行かないから気づきにくそうですね?
はい。ただ最近では、風邪で耳鼻咽喉科に来てくださる患者さんも増えてるんですよ。風邪の診察・治療は耳鼻咽喉科でもできますし、風邪の症状である鼻水を吸引するとか、そういう処置的なことは、むしろ耳鼻咽喉科の方が得意分野です。ですから、「風邪かな、鼻がぐずぐずするな、ノドが痛いな」っていうときに、うちの医院に来て頂くのも全然構わないです。
---話は戻りますが、アレルギー性鼻炎の治療方法はどういった感じになるのでしょう?
投薬治療、ネブライザー治療、レーザー治療など、いろいろあります。患者さんの症状に合わせて最適なものを選択します。患者さん個々の症状や体質にもよるんですが、投薬だけでなかなか症状が改善しない場合には、レーザー治療が有効なケースがあります。カテゴリとしては手術に入るんですが、入院も不要ですし、日帰りでできます。
---花粉症にもいいんですか?
はい。花粉症の場合はシーズンに入る1ヶ月前くらいにレーザーで処置するのがいいですね。あ、これがレーザー装置です。(と、左写真の装置を紹介してくださる関先生。ここで磯子マガジンは、自分が子供の頃の耳鼻咽喉科と違って、診察室に、ずいぶんさまざまな機械があることに気が付きました)
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これがレーザー治療を行う装置です。クリックするとレーザー治療の説明が表示されます。 |
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---見たことのない機械がたくさんあります。
そうですか(笑)。今はいろいろ便利になりました。たとえば、喉頭ファイバーっていうノドを詳しく観察できる検査機器。さらに従来の喉頭ファイバーではなかなかわからなかった部分までくっきりわかる電子スコープという機械もあります。患部をモニターに映すことができ、患者さんにも画像を見て頂きながら説明できます。写真に撮ることも可能です。細くて軟らかいカメラ(ファイバー)を鼻から入れるので、胃カメラなどのような苦しさも無いんですよ。鼻に綿棒を入れるくらい、むずむずするくらいの感じですね。「ノドの調子が悪い」「異物感がある」といった症状の原因を調べるときに、この喉頭ファイバーが効果を発揮します。
それから、重心動揺計という、めまいの原因を調べる機器も備えています。当院では、めまいの検査として「聴力検査」と、平衡機能を調べるための「重心動揺検査」を施行しています。これらの検査をすることで、めまいの原因が脳にあるのか内耳にあるのかが調べられるんです。
喉頭ファイバーでの検査も、重心動揺検査も、特別な事前の準備は不要で、診察に来て頂いた当日すぐにできるんです。
---機械の発展はすごいですね。僕なんかだと、耳鼻咽喉科の先生って、丸い鏡に穴が開いた機器を頭に付けているイメージなんですが。
あぁ、あれは額帯鏡(がくたいきょう)っていうんですけど、実は鏡の部分が凹面になっているんです。そこに光を反射させて、耳の中などを照らして見る仕組みになってます。あれを使うには、光軸(こうじく)の合わせ方が難しくて、使いこなすにはちょっとしたコツがいるんです。もちろん、耳鼻咽喉科の医師なら修行時代にちゃんと訓練をするので、誰でも使えるんですが。でも最近ではヘッドライトを使う先生が多くなってきましたね。私も今はその機械を使ってます。
◆こんな症状、ぜひご相談ください |
鼻 |
症状 |
アレルギー性鼻炎(花粉症など)、副鼻腔炎(ちくのう症)、鼻出血、においの異常、いびきの相談など |
検査・治療 |
血液検査、鼻汁検査、レーザー治療、X-P検査、ネブライザー、鼻茸切除術、電気凝固治療、静注検査など |
耳 |
症状 |
耳あか、外耳炎、中耳炎、難聴、耳鳴り、めまいなど |
検査・治療 |
聴力検査(ティンパノグラム)、鼓膜切開、鼓膜チューブ挿入、鼓膜マッサージ、X-P検査、補聴器相談、
眼振検査、平衡機能検査など |
のど |
症状 |
かぜ、インフルエンザ、扁桃腺炎、嗄声(しゃがれ声)、咽喉頭異物、口内炎、舌炎(味覚異常)など |
検査・治療 |
血液検査、鼻汁検査、喉頭ファイバー、ネブライザー、電気味覚検査など |
その他 |
症状 |
顔面神経麻痺、耳下腺炎など |
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「お子さんの恐怖心をやわらげる、ちょっとしたコツがあるんです」 |
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ネブライザーという吸入装置の前にもぬいるぐみが並んでいました。これもお子さんを気づかう先生の心配りですね。 |
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---ところで、耳鼻咽喉科という科について、先生はどのように感じていらっしゃいますか?
耳鼻咽喉科ではご存知の通り喉(ノド)も扱うんですけど、喉っていうのは食の入口でもあり、呼吸の入口でもありますよね。そういう大切な場所を扱う科なので、とてもやりがいがあります。それと耳は音を聴く、鼻はにおいをかぐ、どちらも人間にとって大切な感覚器ですから、これらに対する治療にもやりがいを感じています。
---診察のときに心がけていることは?
早く正確な診断とそれに対する適切で十分な治療、それから患者さんへのわかりやすく丁寧な説明ですね。そのために、私がこれまでに得た医師としての経験・知識をフルに動員します。前に勤めていた南共済病院が、耳鼻咽喉科の評判が良くて、外来の患者さんの数がたいへん多い病院だったんですね。そこで多くの患者さんの診察をしてきたということが僕にとっては大きな自信になりました。
---検査や治療を怖がるお子さんも多いんじゃないですか?
お子さんの恐怖心をやわらげる、ちょっとしたコツがあるんですね。話し方や目線もそうですし、治療の際の仕草ひとつとっても。言葉で説明するのは難しいんですが。で、そういう方法で最初の恐怖心を取り除いてあげて、実際に検査や治療を経験したお子さんは、もう慣れてしまうんでしょうね、以降、怖がることはほとんどなくなります。また、お子さんの検査・治療では痛みのないものを選択しています。
---待合室や診察室も、明るくて清潔で、いいですね。
ありがとうございます。やはり、診察だけではなくて、医院全体の雰囲気ですとか、受付のスタッフの対応ですとかトータルで考えて、患者さんが来やすい医院、リラックスして治療を受けられる空間になるよう心がけています。
---マスコット・キャラクターがかわいいブタさんですね?
はい。父の知り合いにファッション・デザイナーの方がいらっしゃるんですが、その方に特別にデザインして頂いたんです(磯マガ注:その方とは、NOB Design RoomのNOB先生)。すごく気に入ってます。僕の顔を写真にとって、輪郭をそのまま使ったそうなんです(笑)。耳鼻咽喉科のキャラクターは、鼻か耳に特徴のある動物の中でも象やウサギが多いんですね。ブタを使ってる医院は日本全国でもあんまり無いんじゃないでしょうか。「かわいい」って患者さんにも職員にも好評ですし、自慢のマークです。いつかこのキャラクターのぬいぐるみなんかも作ってみたいです(笑)。 |
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「中原には親戚がたくさん住んでます」 |