JR磯子駅から徒歩数分の場所にある「横浜市社会教育コーナー」をご存じでしょうか。今回は同コーナーで開催される講座のお知らせです。
区役所のお隣、磯子3丁目団地の1階にある社会教育コーナーは、横浜市教育委員会が管轄する施設。
磯子区にあるのだから他の区にも同じような施設があるのかな、と思うんですが、実はこの社会教育コーナー、なんと横浜市で唯一、磯子区だけにある施設なんだそうです。磯子区民の皆さん、市にひとつしかない施設が近くにあってラッキーですね!
さて、そもそも「社会教育」とは?
調べたところ、社会教育の反対のものというのか、対義語というのか、それは「学校教育」になるようです。学校(の授業)での教育が学校教育。そして、学校(の授業)以外での教育はみんな「社会教育」になるようなのです。
参考:文部科学省公式サイトの「社会教育」についてのページ
社会教育は「生涯学習」という言葉とも近いようで、横浜市社会教育コーナーの公式サイトには、このような説明があります。
横浜市社会教育コーナーでは、市民の生涯学習・社会教育の推進のため、自主事業の企画・実施や情報提供、相談対応、場の提供を行っています。
また、生涯学習・社会教育関係職員の人材育成のため、研修の企画・実施、相談対応といった業務を行っています。 |
そんなことから、横浜市社会教育コーナーには、講座や会議ができる部屋、コーラスなど小音量の音楽が練習できる部屋、ダンスができる部屋、さらに屋外にはテニスコートもあります(スポーツも生涯学習の一種ということですね)。また、地域で活動しているグループやサークルのために、書類などを保管できるロッカーや、コピー機・簡易印刷機、プロジェクターやマイクなんかも用意されています。
さて、ここからが本題。「社会教育」を円滑に進めるノウハウを学んだ専門家が「社会教育士」です。これは、いわゆる「資格」ではなく、文科省が認定する「称号」だそうです。
で、本格的に社会教育士を目指す前に「社会教育士について、もうちょっと知っておきたい」という人のために行われるのが、今回、ご紹介する講座「社会教育士を学んでみよう!」です(全4回、うち第1回だけの受講も可能)。
社会教育士という称号をゲットするためには、対面講座、オンライン受講、通信教育などさまざまな方法があるそうで、詳しくは今回の講座で紹介があります。
また、社会教育士を取得するところまでは行かなくても、今回の講座を受けるだけで、地域活動のかなりの助けになりそうです。
この講座をオススメしたいのは、いわゆる地域活動に関わっている人や、興味がある人。たとえば「子育て支援」「自治会の活動」「子どもたちの学習支援」「障がい者支援」「スポーツ同好会」「郷土史研究会」などなど、地域で何かしている人、したいと思っている人。でも、どうもうまくいかないとか、活動が活発にならない、意見がまとまらない、人が集まらない、何から始めたらいいかわからない、そんな悩みを持っている人にピッタリの講座になるようです。
ファシリテーション(円滑な会議進行)能力、プレゼン能力、コーディネイト(人間関係の調整)能力を向上させる方法を学び、社会教育士に一歩近づきましょう!
関連サイト
○横浜市社会教育コーナー 公式サイト
○文部科学省 公式サイト内「社会教育士ってなに?」 |