杉田で、6分間で5件のひったくり。身を守るには?
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2013年5月2日取材 |
4月28日(日)午後7:50頃から6分間に5件のひったくり(未遂含む)が連続して発生したことは、ニュースや新聞で大きく報道されたので、ご存知の方も多いと思います。被害にあったのは20代〜50代の女性ばかり。犯人はオートバイで後ろからひったくりました。
まずは現場の写真をご覧ください。こういう道、こういう場所でひったくりが起きました。特にこの近辺にお住まいの方には、よく知っているあの道でひったくりがあったということがおわかりになると思います。 |
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杉田第二踏切の先にあるファミリー・マートから坪呑の方に抜けるこの道で、3件のひったくりがありました。 |
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ひったくり注意を喚起するのぼり旗(矢印)が立っているあたりで、実際にひったくりがあったそうです。 |
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その先のひったくり現場2箇所にも同じのぼり旗や立て看板があります。 |
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残り2件が起きたのはこの道。プララ杉田横の踏切から浜中学へ向かう坂道です。 |
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この道にもひったくり現場にのぼり旗が立てられました。ここと・・・ |
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5月2日、杉田の某住民の方から、今日の午後、某商店の方がひったくり犯を捕まえたという話を聞きましたが、詳細は不明です。連続ひったくりと同一犯なのか・・・、近々、新聞やテレビで発表があるかもしれません。ただ、仮に今回の犯人が捕まっても、すぐにひったくりが根絶することは無いでしょうから、防犯対策は重要ですね。 |
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さて、6分間に5件の連続ひったくりで話題になってしまった杉田地区ですが、身近な場所で起きた事件だからこそ、「他人事ではない、明日はわが身」なのがよくわかります。
じゃあ、具体的にどうしたらいいのでしょう。磯子警察署の生活安全課で、ひったくりから身を守る方法を教えてもらいました。
まず大事なのは、自分も被害に遭う可能性があることを自覚すること。他人事だと思っていると防げません。
そして、ひったくりが多いのは・・・
○時間帯は夕方と夜。薄暗い場所が多い。(犯人が顔が見られにくいから)
○ガードレールのない道、歩道と車道が分かれていない道。(まさに上の写真の道など!)
ですので、仕方なく、そういう状況の道を通るときには、特に注意が必要です。今回の現場について言えば、あの道は、連休の真ん中の日とはいえ、夜8時前なら人通りやクルマの往来が皆無という道路ではないはず。それでも、ひったくりの可能性があるということは頭に入れておいた方が良さそうです。
狙われるのは一人歩きの女性が多いのですが、まれに男性やカップルが被害に合うこともあります。また、今回の5件中の1件は、女性二人連れだったそうです。
杉田住民には気がかりな情報もあります。
最近は、なんと区内のひったくりの約8割が杉田地区で発生しているんだそうです。
有効な防犯対策は・・・
・バイクの音がしたら、立ち止まる。振り返る。(ひったくり犯は、目撃されるのを嫌がる)
・バッグは車道と反対側にもつ。
・イヤホンをしたまま歩かない。
(実際には音楽を聴いていなくても、犯人はイヤホンを目印にねらいをつけるようです)
・歩きながら、スマホやケータイでメール、ネットなどをしない。
(歩きながらのイヤホン、スマホ、ケータイは、女性の場合、痴漢に遭う可能性も高くなるそうです)
・自転車の前カゴには防犯ネットをかぶせる。
どこかで聞いたことのある対策ばかりだと思いますが、でも、この対策は簡単にできるのにどれも本当に有効で、これをしておけば、ひったくりにあうことはほとんど無いそうです。
それでもひったくりが無くなっていないということは、ついついその対策をおろそかにしているということですね。被害にあいたくなければ、面倒でも頑張るしか無さそうです。
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ところで、今回の連続ひったくり発生現場にほど近い京急杉田駅の周辺で、5月2日(木)の午後5時から磯子警察署と杉田地区の4自治会・町内会による防犯キャンペーンが行われました。 |
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グリーンのベストを着ているのが自治会・町内会の方たち。防犯のチラシとティッシュを道行く人に配布しました。 |
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磯子警察署の方の話によると、このようなキャンペーンで、お揃いのユニフォーム姿で街角に立つだけでも、地域の防犯意識の向上に役立つとの事です。ちなみに、今回のキャンペーンに参加したのは次の自治会・町内会の方々でした。お疲れ様でした!
・杉田西部町内会 ・杉田北部自治会 ・杉田東部町内会 ・杉田南部自治会
関連リンク
○磯子警察署 |
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