テラノホールで雛祭り音楽会

２０１２年２月１２日取材

今日が３月４日ですからちょうど３週間前の話になりますが、２月１２日（日）、宝積寺のテラノホール（上町）で、区内在住のギタリスト篠崎洋子さんのコンサートが開催されました。

篠崎さんは毎年この時期に雛祭りコンサートを開催しており（テラノホールでは今年で２回目）、音楽の演奏とともに、会場には自身が所有するたくさんの貴重な雛人形が展示されます。

また、昨年３月の東日本大震災の発生以来、気仙沼や南三陸の支援活動を続けている篠崎さんにとって、今年の雛祭りコンサートは被災地の復興応援コンサートにもなりました。気仙沼で訪ねた鹿折（ししおり）小学校では、偶然にも校長先生の親戚が宝積寺のすぐそばに住んでいるという、気仙沼と磯子の意外なつながりがわかったそうです。

白い建物がテラノホール。右に宝積寺本堂の屋根が見えます。

テラノホールは、小規模ながら抜群の音響で知る人ぞ知る存在。それもそのはず、サントリーホールと同じ人が設計したとのこと。

ドレスに着物、そして・・・

馬頭琴の演奏ではモンゴルの衣装に。

ステージ上に、貴重なお雛様がずらり

テラノホールのロビーや通路には、宝積寺所有のお雛様が多数、飾られていました。

ホールの階下である１階に置かれた、被災地への応援メッセージ寄せ書き。

今回のコンサートは三部構成で行われました。第一部では、被災地を訪ねたときの物語を自作曲を交えながら紹介。第二部で『津軽海峡冬景色』（石川さゆり）や『悲しい酒』（美空ひばり）など、名曲の数々を。第三部では国語の教科書で有名な『スーホの白い馬』をベースにした馬頭琴とギターと歌による物語でした。

なお、今ごろ篠崎洋子さんは、再び被災地を訪れている筈です。コンサートで配布されたプログラムに訪問予定が掲載されていたので抜粋して紹介します。
・３月３日（土）気仙沼市立鹿折小学校　「ひな祭りの集い」展示とコンサート
・３月４日（日）南三陸町入谷ひがし幼児園内　ハートの国の青い鳥「希望の碑」序幕式典
・３月５日（月）気仙沼市立鹿折小学校　希望の丘「杉田梅」仮植樹式、杉田梅記念碑を寄贈

関連リンク
○宝積寺公式サイト（サイト内に、テラノホールのページもあります）

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