今年は神奈川銀行で。1/27まで等身大肖像画アート展

２０１２年１月２３日取材

磯子区に本拠地を置いて活動しているNPO法人「地域コミュニティネットワーク・ヨコハマ」が数年前から継続して開催している「等身大肖像画アート展」が、神奈川銀行の区内２つの支店で１月２３日（月）から始まりました。　（※１月２７日（金）まで。連日午前９時～午後３時）

等身大肖像画アート展は、障碍（しょうがい）を持った人たちが、大きな和紙に墨で描いた肖像画の作品展です。一般市民に、障碍者の人たちの活動への理解を深めてもらうことを目的に、磯子区内にとどまらず、みなとみらいのインター・コンチネンタル・ホテルや、そごう横浜店などでも定期的に続けられています。

磯子区内では、昨年の同時期に横浜銀行の３支店で開催されましたが、今年は神奈川銀行の根岸支店と岡村支店が会場になり、同NPOと神奈川銀行との共催という形になったそうです。

作品を描いたのは、いそご地域活動ホーム「いぶき」と、新宿区立福祉作業所にそれぞれ通う、障碍を持った人たちです。

磯子区内でも、根岸地区や岡村地区でこのアート展が開催されるのは、今回が初めてです。地元の福祉施設であるいぶきや、遠く新宿の作業所に通っている人たちの活動を、多くの人が知るキッカケになれば、さらに活動の輪が広がっていくのではないでしょうか。

●根岸支店

神奈川銀行の根岸支店

この道の先、右手に根岸駅があります。駅から徒歩５分です。

通りに面したウィンドウにも作品が飾られていました。

こちらが店内の様子。どこに飾られているのでしょう。

あ、ありました！壁にかけられています。

肖像画をあしらった商品も展示中。障碍者自立支援のために作られています。

左からNPOの新井理事長、根岸支店の山下支店長代理、人材開発室の伊藤室長

新井理事長の話
「神奈川銀行さんには、以前から当NPOの法人会員としていろいろ協力して頂いていますが、今回はこういう新たな形、共催という形でアート展を開催することができ、たいへんありがたく思っています。」

伊藤室長の話
「昨年は横浜銀行さんで開催されたとのことで、同じ金融機関としてぜひご協力させて頂きたいとお話させて頂いて、今回の展覧会が実現しました。これをキッカケに、近隣の多くの区民の方に、障碍者の方の自立を支援する活動への理解を深めて頂けたら、と考えております。」

山下支店長代理の話
「当店では、町内の方の絵画や写真を展示させて頂く事は多いのですが、今回のような展示は初めてです。拝見して、とても心がなごむ作品だなと思いました。」

●岡村支店

岡村支店。左に行って左折すると笹堀の交差点に出ます。

こちらは入口脇に２点と・・・

奥に３点、展示されていました。

岡村支店の柏崎支店長

柏崎支店長の話
「これまでに見たことのない絵で、衝撃的というか非常に印象的でした。全体をなんとなくというのではなく、部分をフィーチャーしているというんでしょうか。なかなかこういう絵は描けないですよね。」

関連リンク
○NPO法人地域コミュニティネットワーク・ヨコハマ公式サイト
○神奈川銀行公式サイト
○いそご地域活動ホームいぶき公式サイト
○新宿区立福祉作業所公式サイト

磯子マガジントップへ戻る