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災害ボランティアセンターの運営に関する協定

2011年8月16日取材
大きな地震などの大規模な災害が磯子区で発生すると、他都市からのボランティアを受け入れるための窓口として、磯子区では「磯子区災害ボランティアセンター」というものが設置されるそうです。

そのセンターの運営は、「磯子区災害ボランティアネットワーク」(代表:山本和廣さん)が担当する、と定めた協定の調印式が、磯子区役所内の区長室で行われました。
災害ボランティアセンターに関する協定の調印 災害ボランティアセンターに関する協定の調印
協定は、磯子区社会福祉協議会、磯子区災害ボランティアネットワーク、磯子区役所の三者間で結ばれました。
協定書にサインする、左から磯子区社会福祉協議会の三浦会長、磯子区の坂本区長、磯子区災害ボランティアネットワークの山本代表
災害ボランティアセンターに関する協定の調印 災害ボランティアセンターに関する協定の調印
災害ボランティアセンターに関する協定の調印 災害ボランティアセンターに関する協定の調印
災害ボランティアセンターは、大地震など大きな災害が発生したときに、磯子センター(磯子3−1−41)の体育館に設置されます。隣の高い建物がセンター本館。
磯子センターは、磯子地域ケアプラザのお隣にあります。奥には、近いほうから産業道路、JR根岸線、首都高。電車からも見えます。根岸から磯子に向かって右手、磯子駅に着く少し前です。
協定の正式な名将は、「磯子区災害ボランティアセンター設置・運営に関する協定」。調印日(8月16日)から1年間が期限ですが、以降、原則として毎年自動更新されるそうです。

協定の内容を記した協定書を少し噛み砕いて抜粋すると・・・

大きな災害が発生したら、磯子区は、磯子区社会福祉協議会と協議のうえ、磯子センター体育館に災害ボランティアセンターを設置する。磯子センターが被災していて使えないときは、別の場所に設置する。
災害ボランティアセンターは、磯子区災害ボランティアネットワークが運営する。
災害ボランティアセンターでは、他都市から来た一般ボランティアの受付を行い、地域防災拠点ほか、必要な場所にボランティアを派遣する。
磯子区社会福祉協議会、磯子区災害ボランティアネットワーク、磯子区役所の三者は、災害ボランティアセンターが効率よく運営できるよう、相互によく協力する。
運営経費は、原則として磯子区が負担する。

というようなことが書かれています(全11条)。

この協定は、以前から話はあったそうですが、3月の東日本大震災を受けてその必要性が改めて見直され、今回、調印する運びになったとのこと。確かに、東日本大震災では、ボランティアの人手はたくさんあっても、それを受け入れる側の準備が整わず、思うように支援が機能しない、という話を耳にすることが少なくありませんでした。

磯子区でイザというときが来た場合には、今回の協定を基に、スムーズなボランティア受け入れが実現することを祈りたいです。

なお、調印式の席上、災害ボランティアセンターの設置に関する一番の現状の課題として、「災害ボランティアネットワークのメンバー(会員)の募集・増強」が挙げられていました。会員は、災害発生時に、災害ボランティアセンターで、一般ボランティアの受付をしたり、どこに行って欲しいか派遣先を決めて伝えたり、といった業務を行います。

ただ考えてみれば、大きな災害が発生しているということは、会員自身も被災している可能性が十分にあるので、すべての会員がそろって災害ボランティアセンターに駆けつけられるわけではない筈です。ですから、会員の数は、多ければ多いほど良さそうです。

東日本大震災で「私も復興のために何かしたい」と思っている方は多いと思います。その気持ちを、将来の自分たち自身の被災の可能性にも向けてみて、「磯子区の災害ボランティアネットワークに入会する」というのも、ひとつの考え方ではないでしょうか。

関連リンク
災害ボランティアネットワークへの入会方法(磯子区災害ボランティアネットワーク公式サイト内)
※上記ページの作成時点では「磯子図書館」が災害ボランティアセンターの設置場所となっていたようですが、協定では「磯子センター」が設置場所に定められました。
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