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横プリ貴賓館、1日だけの一般公開に長蛇の列

2011年5月15日取材
旧横浜プリンス跡地は現在、マンションの開発計画が進められています。これまでは解体フェースでしたが、6・7月頃からは、いよいよマンションの着工になるようです。

そして、マンションが完成するときにリニューアルされる予定の貴賓館が、今回、“リニューアル前の最後の姿”として、1日限定で一般に無料公開されました。

取材に行って驚いたのは、とにかくたくさんの人が見学に訪れていたこと。行列の最後尾では、「入館まで2時間から2時間半待ちです」と係の人がアナウンスしていました。ディズニーランドのアトラクション並みの人気です。しかも、「どこからいらしたんですか?」と訪ねると、「茨城から」「東京から」「平塚から」等、磯子区の外から来ていた人が約半数。磯子が1日だけ観光地になったかのようでした。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
プリンス坂は、道路幅を広げるために、片側の桜が別の場所に移植され、待機中。
ふだんは工事車両しか入れないゲートが、今日は開放されています。(写真右へ行くと磯子台、左はプリンス坂)
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
ゲートを入り、少し進んでいくと、貴賓館に着くより先に、入館を待つ長い列が見えてきました。開館の10時までまだ30分近くあります。
貴賓館に到着。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
綺麗に保たれています。(クリックで壁紙サイズに拡大)
解体が決まっている蔵も、今はまだ木陰で往時の姿のまま。解体後は、部材が公園で使われる予定だそうです。ベンチや柵になるんでしょうか。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
列はどんどん長くなります。開館5分前に、どれくらい列が伸びたか見に行ってみました。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
もう今にも敷地からあふれてプリンス坂に出てしまいそうな長さになってました。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
午前10時、予定通り開館。ただし、入場制限あり。100人ずつ入ります。
入場制限されていてもなお、館内はスムーズには進まない様子。館内の写真は、以前の説明会で撮影したこちらの記事でご覧ください。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
近隣の児童と父兄が参加して、桜の枝木を使ったワークショップ。サポートは西武建設の社員。
これは、完成見本です。ほかに、樹名板も工作のテーマになっていました。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
自治会を通じて案内があったそうで、森東小や浜小などの児童が参加していたほか、飛び入りで参加した家族も。ちなみに、使用した桜の木は、プリンス坂の桜のうち、移植ができない状態のものを使っているそうです。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
貴賓館をどのようにリニューアルするかの説明(クリックで拡大)。大半はテナント(レストランの予定)のスペースになるようです。
神奈川新聞社の協力による「横浜・磯子の歴史写真展」。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開 旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
というわけで、貴賓館から出てきました。眼前には磯子湾。ホテルが無くなったので、眺望はいいです。
クリックで壁紙サイズに拡大します。IHIで建造中(それとも修繕中?)の大型船が見えます。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
東京ガス、東京電力、J-POWERなどの工場地帯。奥にはJX日鉱日石エネルギー(旧・新日本石油)も見えます。
旧横浜プリンス貴賓館を一日だけ一般公開
11時頃にはさらに入館待ちの人が増え、列が道の反対側に分岐していました。
結局、磯マガが取材を終えた午前11時頃までに来場者が1,500人になったという報を聞きました。その後、午後4時の閉館までで合計5,000人に達したそうです。

最後に、今回の貴賓館一般公開の事前告知記事にも掲載したプレスリリースからの抜粋を、再掲しておきます。
東京建物株式会社(取締役社長:畑中誠)、東京急行電鉄株式会社(取締役社長:野本弘文)、オリックス不動産株式会社(代表取締役社長:山谷佳之)、日本土地建物販売株式会社(代表取締役社長:松盛太)、伊藤忠都市開発株式会社(代表取締役社長:辻村茂)では、2006年に閉館した横浜プリンスホテル(横浜市磯子区)の跡地開発を進めています。このほど、地域に根ざした開発を目指し、また同地区が有する歴史的な背景を近隣住民の方々とともに次世代に伝えていくために、横浜市「認定歴史的建造物」である「旧東伏見邦英伯爵別邸」(*プリンスホテル所有時は「貴賓館」と称される:以下、貴賓館)をリニューアルし、開発プロジェクトの象徴として位置づけていくこととなりました。

つきましては、本格的な造成工事の開始を前に来る5月15日(日)、貴賓館を1日限定で一般公開することになりました。(中略)横浜プリンスホテルが閉館した2006年以来、貴賓館が一般公開されるのは約5年振りであり、リニューアル前の外観や内装、そして貴賓館からの眺望をご覧いただける最後の機会となります。

なお、当日は貴賓館内の特設コーナーで「横浜・磯子の歴史写真展」を実施するほか、近隣の親子を対象としたワークショップ(事前予約制)も同時開催します。ワークショップでは跡地近隣の通称「プリンス坂」の桜の移植を行なった際に伐採された枝木による「樹名板づくり」などを行ないます。
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