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柏市の人たちが、洋光台を視察

2011年2月10日取材
洋光台の「はまぎん こども宇宙科学館」の屋外駐車場。今日も保育園児・幼稚園児や小学生達がバスで大勢やって来て、先生に先導され、こども宇宙科学館に向かっていきます。いま、磯子区の中で、区外からの来訪客が一番多い施設かもしれません。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
そんな、いつもの平日、1台のバスの中から出てきたのは、他のバスの乗客とはちょっと年代が違う方たち。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
柏市の人たちが洋光台を視察
この方たちは、千葉県柏市のふるさと協議会「コミュニティ委員会」のメンバー。洋光台の街の視察に訪れたのです。

ふるさと協議会は柏市の自治会や民生委員など各種団体のメンバーで構成されていて、その中のコミュニティ委員会は、次代を担う世代の人たちが、情報を交換したり勉強をするための委員会、とのこ。

委員会が今回の視察研修の目的地に洋光台を選んだのは、柏市役所から提案された幾つかの候補地の中で、洋光台が、建物・施設などのハード面ではなく、組織や活動ノウハウなどソフト的なものが特徴的だったからだそうです。

さて、一行はまず、こども宇宙科学館を見学します。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
この日は、かなり多くの子ども達が訪れていて、館内はとても賑やかでした。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
地球の約6分の1しかない月の重力を体験する「月面ジャンプ」(左写真)と、23万ボルトのカミナリ放電を観察する放電ショウ(右写真)。
関連リンク
はまぎん こども宇宙科学館 公式サイト

続いて、こども宇宙科学館の会議室へ。洋光台連合自治町内会の三上会長を始め、洋光台でさまざまな地域活動を担っている人たちが、柏の人たちを出迎えます。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
会議室前方に、洋光台の地域活動を担っている人たちが顔を揃え、三上会長(右写真)が洋光台を紹介。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
耳を傾ける柏市のコミュニティ委員会の人たち。質疑応答のトップを切ったのは委員長の高橋さん。
ここが本日のメイン・イベントのようです。まず三上会長から、洋光台のまちづくりの組織や、総理大臣表彰を受けた防犯活動の内容などが紹介されました。続いて、柏市の人から質問、それに洋光台の人が答えるという形でミーティングは進んでいきます。

最初は遠慮がちだった柏市の人たちも、次第に「われもわれも」という感じで熱心に質問を投げかけ、予定の時間はかなりオーバーしました。

以下、ごく一部ですが、柏市の方からの質問と、洋光台の方からの回答をご紹介します。

町会、自治会の集まる連合自治町内会において、意思形成をするのは難しくないか?
前会長の宮嶋会長が、連合の集まりを、トップダウンの伝達ではなく議論の場にしてくれた。1人1票の平等な権利が与えられた。それらが大きいと思う。

街づくりを計画するのは難しくないか?
コンサルなどの専門家に入ってもらうのはもちろん、例えば私(三上会長)は設計の仕事をしているので、街づくりの計画に取り組みやすい。そういう、それぞれの分野の専門家がメンバーにいる。

自治会に入っていない住民への対応はどうしているか?
どこの地域にもある共通の難題だと思うが、洋光台では、新しく転居してきたお年寄りの、自治会への加入率が良くない。民生委員の方達がなんとか頑張ってつないでくれている状況だが、私(三上会長)は、URが家賃を下げてくれれば、若い人がどんどん入居して、お年寄りとの架け橋になってくれるのではないか、と思っている。

コミュニティ委員会の高橋委員長の話
「洋光台には柏と似たような課題があって、それを上手に解決されていますね。よく話し合って、合意形成を第一にしている。それと、洋光台にはタレント(各方面の専門家、才能を持つ人)がいっぱいいて、いろんなノウハウをお持ちだと感じました。今日の話を、柏のまちづくりの参考にさせてもらいたいと思います。」

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ミーティング終了後は、お隣の洋光台駅前公園で開かれていたプレイパークの見学へ。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
柏市の人たちが洋光台を視察
そして最後は防犯活動本部の視察です。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察

ここで、磯子区と柏市の比較表を作ってみました。もちろん、勝ち負けを決めるためではありませんし、区と市を比べることにそもそも無理がありそうですが、柏市がどんなところか、なんとなく知って頂けたら幸いです!
項目 磯子区 柏市
できたのは 1927年(昭和2年) 1954年(昭和29年)
面積 19.02km 114.90km
磯子区の約6倍
人口 163,191人 (2010年9月現在) 401,077人 (2011年2月現在)
磯子区の約2.5倍
世帯数 71,637世帯 (1世帯当たり2.28人) 160,290世帯 (1世帯当たり2.50人)
人口密度 8,580人/km
柏市の約2.5倍
3,491人/km
リンク 磯子区 公式サイト
Wikipediaの「磯子区」
柏市 公式サイト
Wikipediaの「柏市」

なお、柏市役所の最寄り駅は「柏駅」。JR常磐線、東武野田線が走っています。磯子区役所のある磯子駅から、2011年3月3日(木)の午前10時頃に出発するという条件で、駅探の乗り換え案内で検索したら・・・

○所要時間1時間32分 (10時1分磯子発→<京浜東北線>→上野→<常磐線>→11時33分柏着)
○料金1,210円
○乗換回数1回

なんと、乗り換えは1回で済むことがわかりました! 時間は結構かかりますが、行き方は意外に簡単です!

さて、視察はあっという間に終了のときを迎えました。
柏市の人たちが洋光台を視察 柏市の人たちが洋光台を視察
視察を終えた柏市の人たちを見送る洋光台の人たち。みなさん、お疲れ様でした!
実は今回、柏と洋光台の人たちに取材中、色々お話を伺っていたところ、柏市の人の中に親戚が磯子区に住んでいるという人がいたり、洋光台の人の中に柏市出身だという人がいたり、この少人数の中でも、両地区に意外なつながりがあることがわかりました。この視察をきっかけに、今後も柏市と磯子区・洋光台の交流が深まっていくといいですね!
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