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クラシックの生演奏とフランス料理を一度に楽しむ

2010年10月16日取材
杉田のフランス料理店パレ・ド・バルブで毎月第3火曜日に開催されているランチ・コンサートに、久しぶりに取材に行って来ました。

このコンサートは、プロの演奏家によるクラシックの生演奏を楽しんだ後、フランス料理のコースを頂いて、合計2,500円(!)という非常にリーズナブルな、地元ならではの素晴らしい定期イベントです。例えば「どこかのホールでクラシックのコンサートを見た後に、近くのレストランでフランス料理のコースを食べる」、そのときのチケット代と食事代の合計を想像すると、2,500円の破格さが実感されるのではないでしょうか。

毎月、コンサートのテーマを企画し、楽器の組合せや出演者を考えているのは、磯子区在住のチェロ奏者・たのうち惠美さん率いる演奏家集団「アンサンブル・たのシック」。趣向を凝らした内容で、クラシックをこれから聴いていきたいという人から、ベテラン・ファンまで楽しませています。

そして、「秋らしい音色を木管で!」というキーワードの10月のランチコンサートに出演したのは、オーボエの桃原健一さんと、ピアノの山本聡子さんです。それでは第I部、コンサートの模様をどうぞ。
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
オーボエの桃原健一さん
ピアノの山本聡子さん
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
本当に間近、すぐ目の前でプロの演奏を体験できる機会も、他ではなかなかありません。
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
堅苦しくないのが“たのシック”の特徴。楽しいトークや演奏プログラムの解説が曲間に挟まれます。
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
楽器の説明もありました。右の写真はリードを取り外してお客様に見せているところ。リードは、演奏者自身が削って作るそうですが、これが「納得できるものは簡単には作れない、10本に1本ぐらい」だそうです。
オーボエがメインとなる演奏を聴くのは磯子マガジンは初めてでしたが、とても優しい音色で心がやすまりました。

ただ、やさしい音色とは裏腹に、オーボエは、世界で一番演奏するのが難しい楽器だとギネスブックに認定されているんだそうです。桃原さんによると「息を全部使っちゃいけない楽器」とのこと。そして、一番古い木管楽器でもあるそうです。ちなみに、オーボエは、ピアノの黒鍵と同じ、黒檀という木材ででできています。

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さて、演奏終了後はランチの登場です。お料理の写真は、クリックで拡大します。空腹度アップが予想されるのでご注意ください!
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
前菜盛合せ。左奥から時計回りに「サーモンのマリネ、胡桃風味」「牛肉・栗・蓮のテリーヌ」「人参のブランマンジェ」「帆立ベースの魚介類のパテ」
メインディッシュの「黒豚のローストポーク、粒マスタード・ソース」と、自家製パン
ランチ・コンサート パレ・ド・バルブ
デザートは手前から「柚子とヨーグルトのシャーベット」「洋梨のタルト」「紅茶のムース」
ほかにも、前菜盛合せと一緒にフォカッチャが、デザートと一緒にコーヒーまたは紅茶が出てきます。大満足の優雅なランチです。

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最後に今後のランチ・コンサートのラインナップをお知らせします。ご予約はパレ・ド・バルブ=0120−298−173(フリーダイヤル)までお早めにどうぞ!
●11月16日(火) ランチコンサート30回記念! ・・・篠原正志(ギター)&たのうち惠美(チェロ)
●12月21日(火) 大好評、心温まるトランペットでクリスマス ・・・山本英助(トランペット)&山本良江(ピアノ)

各回40名限定。おひとり2,500円。午前11:30開演

おまけコーナー:ピアノの調律

ランチ・コンサート パレ・ド・バルブコンサートの開演前、パレ・ド・バルブのピアノの調律が行われていました。ピアノを弾く人には珍しくない光景なのだと思いますが、磯子マガジンは初めて見ます。

調律師の方が、ピアノを開き、鍵盤をいろいろに叩きながら職人技でテキパキと調律していく姿に感動し、思わず写真を撮影してしまいました。

調律は、機械(チューニング・メーター)を使ってやるものだと思っていたのですが、実際はそうではなく、ほとんど調律師の方の耳で行うんですね。綺麗なハーモニーを出すための調整は、機械ではできないんだそうです。人間の・・・というか、調律師の耳ってスゴイ!
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