横浜の囲碁界を背負って立つ若者達 〜ENEOS杯〜
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2010年1月31日取材 |
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磯子区文化協会をご存知でしょうか。合唱・声楽部、郷土芸能部、洋舞部、器楽部などなど、全部で18の部(学校の部活動みたいなもの)があって、地域の文化活動の普及・促進、地域文化の向上・発展を目的として活動しています。
そして毎年春になると、「いそご芸術文化祭」が開かれ、各部ごとに発表会などのイベントが開催されます。第19回目になる今年は、1月27日(水)に写真部の写真展示でスタートし、3月14日(日)の邦楽部の演奏会で幕を閉じます。詳しい内容や日程は区役所公式サイトのコチラのページ(pdfファイル)をご覧ください。
さて、そんなさまざまなイベントの中で、磯子マガジンが取材に向かったのは囲碁部の主催する「新春囲碁大会
ENEOS杯」。名前のとおり、新日本石油精製(株)根岸製油所が冠スポンサーになっており、今年で6回目を迎えます。 |
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大会スタート前に、前回優勝の日飛(日本飛行機株式会社)チームから、磯子区囲碁連盟の渕龍一会長に優勝カップの返還。 |
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12チーム60名が参加。それまでざわついていた会場も、対局開始の合図と共に碁石の音と軽いうなり声だけに。 |
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「新春囲碁大会 ENEOS杯」は1チーム5人の団体戦です。参加チームはさまざま。会社のチームだったり、町内会や地区センターの同好会だったり、屏風ヶ浦の碁会所の代表チームだったり、といった具合です。
この大会は、5人vs5人で対戦し、3人以上の勝者を出した方のチームが勝利となります。対戦チームを換えてこれを4回繰り返し、チームとしての勝ち数が一番多かったところが優勝です。(持ち時間35分、コミ6目半、持碁:白勝) |
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右の喜楽囲碁会チームは5人中4人が女性。今回は60人中、女性は9人が参加していました。 |
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と、ここまでの写真を見てお気づきでしょうか。人生の大ベテランの方々に混じって、ひときわ若い人たちが何人か参加しているのを。それが屏風ヶ浦の碁会所をホームグラウンドにしているという、こちらの20代四人衆! |
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対戦している写真を撮りたいとお願いしたところ、そのまま熱戦がスタート! |
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谷下さんは23歳。以前は将棋をしていたが大学に将棋部が無かったので囲碁を始めたとのこと。四段ぐらいの腕前だそうですが、今回は午前中に用事があったため大会には不参加。午後から他の3人の応援に駆けつけました。
前原さんは24歳。2006年の磯子区囲碁大会で取材して以来、本誌2度目の登場。今の段位は四段でこの日は4戦全勝!
近藤さんは25歳。高校の時に「将棋か囲碁をなぜか始めたいと思い」、先輩の藤生さんの教え方が上手だったので囲碁を選んだとのこと。段位は初段で、この日は4戦全勝!
その藤生さんには詳しいお話を伺えませんでしたが(次回よろしくお願いします)、戦績は3勝1敗。
というわけで、参加した3人合わせて11勝1敗。素晴らしい若者パワーです。将来の磯子区、そして横浜市の囲碁界を背負って立つ存在ですね!
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午前10時にスタートした大会は、約5時間後の午後3時ごろに終了。その間、昼食時以外はずっと頭を使いっぱなしで皆さんさぞお疲れかと思いきや、結構そうでもありません。まだ足りないとう雰囲気の方もチラホラ。
そんな中、みごと4戦全勝で優勝したのは・・・
杉田囲碁クラブの皆さんでした! おめでとうございます!
ちなみに、「やっぱりあそこか」という声も聞こえてきました。優勝候補だったようです。 |
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4位以下のチームに所属していて、個人で4勝した人、3勝した人には特別賞が贈られます。全勝の若者お二人も、もちろんこの賞をゲット! |
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それでは最後に、優勝した杉田囲碁クラブのメンバーをご紹介します。
お名前(年齢) |
段位 |
経験年数 |
ひとこと |
泉並 健一さん(62) |
八段 |
40年 |
優勝はできたけど、みなさん、お強いですよ。 |
市田 明さん(77) |
六段 |
55〜60年 |
チームのメンバーが頑張ってくれた。優勝できて良かった。 |
小豆沢 一夫さん(75) |
五段 |
30年 |
楽しかった! |
清水 義晴さん(65) |
二段 |
20年 |
自分は全敗でしたが、チームとしては初優勝できました。 |
宮崎 文雄さん(68) |
二段 |
20年 |
嬉しい! |
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