屏風ヶ浦病院でプロのミュージシャンによるコンサート
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2010年1月15日取材 |
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京急の屏風浦駅のすぐそばにある屏風ヶ浦病院で、入院している人たちを励まそうという主旨で、ハマのブルース・マン中村裕介さんらによる「ニューイヤー・コンサート」が開催されました。 |
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会場は患者食堂。約30分ずつ2回のステージに、入院している患者さんを中心に数十人がプロの演奏を楽しみました。 |
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このコンサートは、酒菜処・夕凪(現在は閉店)の店主だった江川正巳さんのお母さんが屏風ヶ浦病院に入院したことがキッカケでした。お母さんのことはもちろん、同じ病院に入院している人たちも元気づけたいと、知り合いの中村裕介さんらに声をかけ、ボランティア出演が実現したのです。
屏風ヶ浦病院で、プロのミュージシャンが今回のような形でコンサートを開くのは初めて、また逆に、中村裕介さんが病院を慰問して演奏することも初めてだったそうです。 |
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最後の曲では中村裕介さんの奥様がダンサーとして登場。 |
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<<演奏曲リスト>>
1.横浜市歌
2.ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース
3.イージー・ライダー
4.やさしい未来 (ボーカル=福山竜一)
5.横浜市歌ブルース・バージョン
6.ハマっ子じゃん
中村裕介さんの話
今日はご高齢の方が多かったんだけど、屏風浦に砂浜があったこととか、昔の横浜のことをわかってらっしゃる方ばっかりだったので話がすごくスムーズで。重病の方もいたし、大きな声を上げたりとかは無いんだけど、心で応えてくれてる感じがして感動しました。
今日、見てくださった人たちっていうのは、昔の横浜を・・・、空襲受けたりして大変だった時代の横浜を支えてくれて、当時の「未来の子どもたち」だった俺たちを育ててくれた世代ですよね。
いま大変な時代になってるからこそ、そういう年代の人たちに学ぶべきだっていうことをね、僕は、自分のステージだったり、たまに講演することもあるんだけど、そういう場で言ってるんですよ。向こう三軒両隣の感覚とか、助け合う人間関係とかね。上の世代の人たちへの感謝はもちろん、横浜に誇りを持とう、「そういうDNAを持ってんだ、俺たちは!」っていう。そこをもう一回学び直せば、自分の子どもたちにもいいアドバイスができるかもしれないし。
今は個人主義の悪い面ばっかり、エゴイズムが暴走してる社会になっちゃってる。本来の個人主義っていうのは相手が成り立って初めて自分が成り立つ、自分が成り立つから相手も成り立つ、そういうものだから。江戸時代からなのか、もっと前からなのか、昔から続く「向こう三軒両隣」っていう大切な教えをもう一回思い起こす必要があるんじゃないかな。
今日は大先輩方の前でやったことで、ちょっと運命的なものを感じました。入院している方たちには「元気になってください」としか言いようが無いけど・・・、逆にこっちが元気を・・・やっぱりもらっちゃったかっていう感じですね。
中村裕介さんは・・・
横浜をホームグラウンドに全国各地で演奏活動を続けるブルース・マン。実はCM「ダイナミック、ダイクマ〜!」を歌っているのは中村裕介さんですが、最近では横浜市歌を独自のメロディーでブルースにアレンジした「横浜市歌ブルース・バージョン」が有名です。今日のコンサートでは、ブルース・バージョンはもちろん、オリジナル・メロディーの「横浜市歌」も披露されました。
関連リンク
○中村裕介ROXVOX 公式サイト
○横濱夢語り 公式サイト (中村裕介さんがブレーンとして参加し、たびたび出演もしているプロジェクト)
○よういちプリン!ブログ (川勝陽一さん公式ブログ) ※川勝陽一さんの公式プロフィールはコチラ
○福山竜一 公式サイト
○屏風ヶ浦病院 公式サイト |
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