水木昌平ディナーショーを支える人たち
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2008年12月13日取材 |
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磯子区出身の演歌歌手・水木昌平さんのディナーショーが、今年もプラム/ホテル・コスモ横浜で開催されました。
今回は、「水木昌平のディナーショーを支える人たち」をテーマに、水木さんを応援するさまざまな人たちにお話を伺いました。
なお、本当は会場にいらした全員の方をご紹介したいのですが、なかなかそれも難しく、紹介漏れしている方が多くいらっしゃることと思います。申し訳ありません。 |
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第一部
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さて、何はともあれ、ディナーショーのステージの模様をお伝えしましょう。 |
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一部のラストはオフコースの「さよなら」。その理由はこの記事の後半でわかります。 |
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第一部 曲目
[1]雨の十字路 [2]望郷譜 [3]汽笛 [4]通り雨 [5]愛のブルース [6]東京ラプソディー [7]そして神戸
[8]さよなら(小田和正バージョン) |
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ファン
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水木昌平ディナーショーを支える人たち、その最初に紹介しなければいけないのは、やはりなんと言ってもファンの方たち。会場を埋め尽くした人たちはもちろん、都合で会場には来られないたくさんのファンの人たちも含め、水木昌平ディナーショーは成り立っているのであります。 |
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会場には、地元・横浜のファンの方たちはもちろん、群馬、埼玉、茨城、そして遠くは北海道の釧路からも、大勢の人たちが駆けつけました。
後援会長の佐藤さん(左写真)は、開演前にステージに立ち、水木さんへのいっそうの声援を呼びかけました。
ショーの終了後に伺ったコメントはこちら。
「今日は素晴らしかった。客席も和気藹々としてましたね。ひとつの不満もなく、良かったです。最高じゃないですか。」
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続いては茨城県からお越しの市川さん。夫婦揃って水木さんの大ファンで、この日はお仕事を休んでクルマで横浜まで駆けつけたとのこと。
水木さんとの出会いは、福島県いわき市の「関の湯」というオーシャンビューが素晴らしい健康センター。館内を散策しているときに聞こえてきた水木さんの歌声に「この声、誰なの!?」と聞き惚れ、結局、全4回のショーをすべて鑑賞したとのこと。ステージから手を振ってくれる気さくなところや、初々しい所作を見て、さらに気に入ったそうです。
”在茨城・昌平大使”とでも呼びたくなるような奥様からは、こんなエピソードを教えて頂きました。
「良く行くお店で昌平君の歌ばかり歌っていたら、他のお客さんが気に入って歌うようになったんですよ。悔しいから最近は『こころの翼』(水木さんがステージでよく披露する、結城忍さん作詞の楽曲)を歌ってます。」
熱心なファンならではの選曲ですね。
ちなみに好きな歌は、ご主人が『女郎花』(『雨の十字路』のカップリング)、奥様はデビュー曲の『望郷譜』だそうです。
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恐らく今回のディナーショーに最も遠方から来場したのが、釧路の伏見さん。頂いた名刺には「水木昌平
後援会 釧路事務局」の文字が刻まれていました。
水木さんとは古くから家族ぐるみのお付き合いをされているそうで、この秋には近隣の飲食店に声をかけまくって、水木さんのキャンペーンを実現。いろいろな店にたくさんのお客様が訪れ、「かわいい!」「かわいい!」と大評判だったようです。
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こちらの方は、スーツ姿に似合わぬ、かわいらしい黄色のバッグを手にしています。「それなんですか?」と問いかけると、ニコニコしながら中身を見せてくださいました。
昌平ファンの必需品(!?)、ご覧のようなペン・ライトです。客席は暗いのでわかりませんでしたが、ボディ色もずいぶんカラフルなんですね。 |
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音楽のプロフェッショナル
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水木さんの話から察するに、「ときにあたたかく、でもほとんどの場合は厳しく」指導しているのが、音楽のプロフェッショナルである作曲家・作詞家の先生がたやレコード会社のプロデューサー、それに音楽専門誌の方たちです。 |
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磯子マガジンに劣らず水木さんを強力プッシュする『月刊カラオケONGAKU』の志賀副編集長(左)と朝比奈社長(中央)。あ、この写真は打ち上げでのもの。ショーの最中は取材でお忙しそうでした。 |
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終演後、お三方に話を伺いました。
作曲家・伊藤雪彦さん (『雨の十字路』『女郎花』を作曲)
「お客様が燃えてくださって、昌平君も幸せだね。これからもっともっと勉強して、お客様に恩返ししていかなきゃいけません。」
作詞家・結城忍さん (水木さんのシングル全曲を作詞)
「この一年でそれなりに成長しましたけど、まだまだ発展途上。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉のように、謙虚に精進することが大切です。」
徳間ジャパン 梶田プロデューサー (『雨の十字路』『女郎花』をプロデュース)
「かなり成長した歌が聞けてありがたかったです。でもまだ課題はあります。来年(2009年)の夏に予定している新曲に向けて、腕を磨き、レベルアップして欲しいです。歌への姿勢がいいので楽しみにしています。」
んー。やはり厳しい。でもそのお陰で、「水木さんの表現力・歌唱力は日増しにアップしている」というのがファンの間でのもっぱらの評判でした。 |
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共演者
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この日のゲスト出演は、三代沙也可さん。作曲家の伊藤雪彦さんに学ぶ、水木さんにとっては姉弟子に当たります。 |
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歌はもちろん、立ち居振る舞いすべて、一本一本の指先に至るまで心のこもった素晴らしいステージでした。 |
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三代さんと千葉一夫さんのデュエット曲『ふたり船』を水木さんとデュエット。 |
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客席の多くの皆さんも三代さんの歌に感動したようで、終演後にCD・テープがバンバン売れてました。 |
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三代さんにも終演後にお話を伺いました。
「今夜はすごく楽しかったです。呼んで頂いて、歌の時間もたっぷり頂いて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
私も昌平君も伊藤雪彦先生に師事していますので、レッスンで一緒になることも多いんですよ。私自身、まだまだ勉強することがたくさんありますが、少し先輩ですので、これまで学んできたことを昌平君にうまく伝えて、彼が遠回りしないようにお手伝いできたらいいなと思っています。来年は二人で一緒に大きくはばたきましょう。」
ところで、打上げが終わった後、磯子マガジンは水木さんと一緒に磯子に帰ってきたのですが、その途中、三代さんから水木さんの携帯に「お疲れ様」の連絡が入りました。弟(おとうと)弟子を思いやる優しい三代さんなのです。
三代沙也可さん曲目
[1]京しぐれ [2]赤い風車〜哀愁海岸〜幸せもやい酒 [3]ふたり船(with
水木昌平) [4]駅裏酒場
[5]木曽路の女 〜浪曲バージョン〜 [6]貴船川
関連リンク
○三代沙也可公式サイト
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軽妙でスムーズな進行役をつとめたのは司会の町田陽介さん。 |
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司会業というのは、ただ面白おかしければいいというわけではなく、失礼があってはいけないし、下品になってもいけない、目立ちすぎてもいけない。すごく難しいお仕事だと思います。それを難なくこなす町田さん。さすがです。
そして、歌のイントロにかぶせるナレーションを、カンペも見ずにそらんじるところも凄い。でも、そんなことを言ったら「プロなんだから当たり前」と怒られてしまいそうです。
と思いつつも尋ねてみたところ「記憶力の勝負ですね。あんまり前に覚えても忘れてしまうので、本番の1、2日前に覚えるんですよ」と優しく答えてくださいました。
関連リンク
○町田陽介公式サイト
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もうひとり、意外な方もステージに上がりました。歌手・小田和正さんのお兄さんの小田兵馬さんです。 |
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マイウェイを披露。特に高音部など、弟・和正さんを彷彿とさせる伸びやかな声でした。 |
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小田兵馬さんは、水木さんの後援会長の佐藤さんと幼なじみとのことで、その縁で水木さんともお付き合いがあるそうです。磯子マガジンがご挨拶したところ、佐藤さんとの昔話を楽しそうに話してくださいました。
関連リンク
○小田和正公式サイト |
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スタッフ
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ディナーショーを影で支えるマネージャー、音響スタッフ、そしてホテルの方たちも忘れることができません。 |
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水木さんのマネージャー・佐々木さん。元サックス奏者で、今は後進の育成につとめています。 |
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音響は(株)竹内電設のお二人。たくさんのツマミを自在に操るプロの手さばきです。 |
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昼過ぎに開場入りして準備していたそうです。
お疲れ様でした。 |
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プラム/ホテル・コスモ横浜 バンケット・サービス・マネージャーの名取聡郎さん |
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バンケットマネージャーの名取さんには、お仕事中のお忙しいところ、無理を言ってお話を伺いました。
「今日はサービスの人間が22名、キッチンの方がディナーショー専任ではないですが20名ぐらいでしょうか。総勢で約40名体制です。12月はやはりディナーショーが多いですね。当ホテルの主催では、ジャズのディナーショーも開催しています。
当ホテルは創立25年になりますけれども、最近リニューアルいたしました。当ホテルは規模が大きくはないんですが、オーナーが海外のホテルを視察してきまして、同じような規模でも素晴らしいホテルがあるとうことで、その雰囲気を参考に、ダーク系の、シックで落ち着いた内装に改装しました。」
ホテル・マンらしい丁寧な受け答えに感心している間も、名取さんは、あちらに呼ばれ、こちらに呼ばれと大忙し。お客様に気持ちよく過ごして頂くため、テキパキと業務をこなしていくのでした。 |
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第二部
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いろいろな方にお話を伺っているうち、第二部がスタートしました。 |
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水木さんの歌に彩を添える新川葵花さんの舞踊。水木さんのショーには欠かせない存在です。 |
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第ニ部 曲目
[1]女郎花 [2]それは恋 [3]風雪ながれ旅 [4]雨の十字路 [アンコール]まつり |
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終演、そして打ち上げ
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終演後、大勢のファンの方たちとロビーで交流。行列がなかなか途絶えません。 |
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大学時代の同級生の伊藤さん(中央)と、その奥様(左)。同級生の方、雰囲気がなんだか水木さんに似てました。 |
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某保険会社のセールス・レディーの女性。つい最近までその会社のCMに登場していたそうです。 |
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「最高でした! 来年も来ます!」と熱く語る市川さんご夫妻に囲まれて |
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というわけで、大盛況のうちに終了した「水木昌平ディナーショー2008」。
記事中にあったように、来夏には新曲の発売も予定されているそうですし、『雨の十字路』の売上枚数が大台を突破したら(もうすぐだそうです)、カップリングの『女郎花』の水木昌平バージョンが通信カラオケに登場する(現在はヨハナ聡バージョンのみ)というご褒美も用意されているとのこと。
来年、ますますの飛躍が期待される水木昌平さんです。
参考リンク
○水木昌平 公式サイト
○水木昌平 公式ブログ |
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