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フランス産の本格チーズを食べてみました

2008年12月1日取材
「本格チーズ」という言葉があるのかわかりませんが、フランス産の、見るのも初めて、食べるのも初めての高級チーズの数々は、磯子マガジンにとってはまさに「本格チーズ」という言い方がピッタリ。そういうチーズをいろいろ食べてみよう、という講座が杉田のフランス料理店パレ・ド・バルブで開催されました。

講座のタイトルは「旬のチーズを楽しむ 〜チーズとワインのマリアージュ〜」。横浜伝統文化愛好会が主催するチーズ講座の最終回です。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
講師は村松綾子さん。CPA認定のチーズ・プロフェッショナルです。
テーブルの上には数種類のチーズとワイン。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
主催・横浜伝統文化愛好会の吉澤さん
いろいろなチーズを楽しそうに試食する参加者の方たち
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
講座のスタートは、「チーズとアンチエイジング」というテーマで、チーズの栄養面のお話。チーズの種類にもよりますが、カルシウムとビタミンA、E、B2を豊富に含むものが多いんだそうです。例えば、パルミジャーノ・レッジャーノには100g中に1300mgものカルシウムが含まれています(成人女性の一日の摂取目標量600mgの2倍以上)。

また、サプリメントのように機械的に摂取するのではなく、おいしく、楽しみながら食べられるのもチーズの魅力とのこと。

そんなお話の後、講師の松村さんが用意した様々なチーズの試食タイムです。日本では入手しづらいチーズがほとんどで、海外のチーズ・ショップのWebサイトで購入したものだそうです。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
「ちまき」みたいな包まれ方をしているバノン・ア・ラ・フィユは、シェーヴル・タイプのチーズです。
ラフィア(栗の葉)に包まれていて、開くとこんな感じ。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
こちらはモン・ドール。ウォッシュ・タイプです。
陶器に入ったサン・マルスラン。熟成するとトロトロになるので、スプーンですくいます。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
これだけはイタリア産。カネストラート・プリエーゼ。圧縮タイプなので、薄く削ぐようにします。
そして、チーズを使った料理も登場。普段の営業では厨房を山木シェフに任せている宮内オーナーですが、今回は自ら腕をふるったそうです。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
ハード・タイプのボーフォールが入ったキッシュ
シェーヴル・タイプのチーズをのせたジャガイモのオーブン焼き。アルペン・ザルツ(岩塩)で味付けされています。
旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ 旬のチーズを楽しむ@パレ・ド・バルブ
用意されたワインはシャルドネ。宮内オーナーがサーブします。
すべての試食が終わった後、参加者の方たちに人気投票をしてもらいました。その結果は・・・

圧倒的第1位:「サン・マルスラン」 (磯子マガジンの1票含む)
第2位は同数で:「モン・ドール」と「カネストラート・プリエーゼ」

サン・マルスランは、磯子マガジンのように本格チーズが初めての人でも食べやすい、クセのない味でした。ちなみに、講師の村松さんの好きなチーズは「ボー・フォール」、宮内オーナーは「モン・ドール」とのことです。

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最後になりましたが、村松さんのプロフィールをご紹介します。チーズの輸入商社に在籍していた村松さんは、チーズの魅力にとりつかれ、2年前にCPA認定のチーズ・プロフェッショナルという資格を取得。「チーズの歴史、バック・グラウンドが面白いんです。土地や風土はもちろん、宗教・戦争などの西洋史も関係してきます」。

今でも年に1〜2回はフランスに出かけていろいろなチーズを食べ歩いてくるそうで、普通は観光客が行かない、携帯電話の電波が届かないような場所にも行くとのこと。「これからもチーズの愉しさ、面白さ、良さを伝えていきたい」と話してくださいました。

村松さんにチーズ購入指南を受けたい方は、横浜そごう地下2階にあるワインショップ「ブリア・サヴァラン」のチーズコーナーへどうぞ。ほぼ毎週金曜日に、アドバイザーとしてお店にいらっしゃるそうです。

また、村松さんがよく利用しているという海外のチーズ・ショップのサイトがFromages.com。日本では入手しづらいチーズを購入できます(決済はクレジット・カード)。各ページ右上の日の丸マークをクリックすると、日本語表示になります。なお、ご注文は自己責任で。
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